2010 06,17 12:50 |
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今日は、会社が創立記念日でお休みだったので、千葉市で開催されている「伊藤若冲 アナザーワールド」へ出かける。
目玉は、2年前に北陸のとある旧家で発見された「象と鯨図屏風」だ。当初、滋賀県のMIHO MUSEUMでの展示ということだったが、静岡での展示を経てついに関東へやってきた。でも東京でなく、千葉市美術館での開催だ。 千葉市美術館は、区役所の上層部にあり、美術館というよりギャラリーと言った風情。平日なので空いていて、ゆっくり見られた。 過去の若冲展と比べると鮮やかな色彩と豪華で高価な画材のオンパレードというのは影を潜め、水墨画中心の一見地味な展示ではある。 されど、得意の鶏の一連の作品は、これが墨の濃淡だけで描いたは俄かには信じがたいグラデーション、まるで踊り跳ねるような躍動感は、氷上のフギュア・スケートの舞姫のダンスのような美しさだ。眺めていると音楽が聴こえてくるかのような錯覚をおぼえる。 あらためて若冲の素晴らしさを認識させる展覧会だ。展示は、前期・後期に分かれていて、いくつか展示替えがしてあり、また滋賀のみの展示、静岡のみの展示などもあったようだ。 併設の「江戸みやげ 所蔵浮世絵名品選」も見応えあったな。 |
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