2005 10,30 16:48 |
|
今日は、とっても良い天気。気温も上がって、半袖の人もいた。早起きして、法隆寺へ行く。長い松並木の参道がいいねえ。法隆寺を訪れるの、10年ぶりくらいかしらん。
青い空に法隆寺の伽藍、もうそれだけで心が落ち着く。日本人で良かったと思う至福の瞬間だ。 こういう広い空間たまらない。贅沢だ。そして、景観を邪魔する近代建築がない。古来ずっと同じ景色を見ているんだねえ。 こちらは、訪れる人も少ない西室の三経院。こちらも国宝建築だ。 飛 鳥時代の五重塔です。高さ31.5メートルで、国内最古の五重塔。確かに、興福寺や東寺の塔と比べると小ぶりな感じがするが、黒い木と白い漆喰のコ ントラストが絶妙だ。1階の四つの側面は、開扉してあり覗ける。それぞれ仏教にまつわる物語が塑像群で表されている。見入ってしまい、惹き込まれるね。 回廊。真ん中が膨らんでいるエンタシスの柱は、遠くから見ると真っ直ぐに見えるという人間の目の錯覚を利用したものだね。これは、ギリシア建築の手法が、シルクロードを渡ってこの日本にやってきたと、高校生の時に習ったね。 大講堂は、平安時代の建築。創建当時のものは、925年に落雷で焼失したのだとか。これもシルエットが素敵。 金堂も飛鳥時代の国宝建築だが、内部は、昭和24年の火事で焼失した。以前、NHKがCGで復元してたねえ。仏像フェチの僕は、やはり飛鳥・白鳳の仏像が一番好き。奈良、斑鳩の仏像は、たまらない。 十年ぶりに来て見たら、宝物館が、大宝蔵院として新築されていた。綺麗な美術館のよう。ここには、有名な玉虫厨子がある。玉虫の羽の色は、数百年経って随分色あせていたが、それでも素晴らしい作品。 東院にある夢殿。これも国宝。もう、ほとんど国宝。春と秋に開扉している。今日も開いた。ラッキー。それにしても、美しい建物だ。夢殿っていう名称もいいね。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |