2009 12,02 23:10 |
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この間、たまごの会で西馬込の實相寺に行った時、「文楽ワークショップ」のチラシが置いてあり、一緒に落語を観たにっしさんと「これ、行きたいねえ」と話 していた。文楽は、以前からずっと観たかったのだけど、チケットが手に入らないんだよねえ。また、初心者には、こういう会の方がとっつきやすいかなあとい うこともあり、出かけてみた。
もう7回目だそうで、開場前から行列。でも、最前列に陣取り、二人でかぶりついて観ちゃった。 人形遣い:桐竹勘十郎 太夫:竹本津駒大夫 三味線:鶴澤燕三 前半は、上記三者の楽しいお話。人形浄瑠璃界のいろんな話が聞けて面白かった。また、三人とも笑わす、笑わす。話がすごく上手だった。 中盤は、素浄瑠璃。義太夫と三味線だけで、「仮名手本忠臣蔵」の大序を。津駒大夫、風貌は、大阪の気のいいおっちゃんって感じだったけど、始まっ た途端に豹変。かっこいい、惚れたああああ。何でこんな声出るの?なんでこんな節覚えられるの、なんで三味線この節に合わせられるの? もうすごくてびっ くりした。 飛び散る汗、脳味噌の血管が切れるんじゃないと思うほどの表情の変化に圧倒された。義太夫は、節が付くので聞きなれないとなかなか耳に入ってこない部分もあるんだけど、やっぱり日本語のリズム、言葉はいいなあと実感した。 休憩を挟んで、後半は、人形の説明から。浄瑠璃の人形って、首と手しか無いんだねえ。女の人形の足は、人間の拳だった。三人で息を合わせて一つの 人形を動かすのがすごい。また、人形の目線が重要で、それに手の動きを合わせると、まるで生きていて、感情を持っているように見えるから不思議だ。 そして、忠臣蔵の八段目道行の場面を・・・。小波だけだったのだけど、宙を泳ぐような、歩くような不思議な人形の舞にうっとり。足役の人、自分の足で拍子をとったり、くぐって向こう側に行ったり、ものすごく足を踏ん張ってすごい姿勢したり、すごい大変だなあと思った。 終演後、にっしさんと「文楽もっと観たいねえ、もっとたくさん人形出るの観たいねえ、義太夫はやっぱりすごいねえ、深い音の三味線もいいねえ」と魅力にとりつかれてしまったよ。 しかし、どうやったら文楽のチケット取れるんだろう。本場大阪の文楽劇場に行くと取りやすいって聞くんだけど、大阪まで観に行っちゃおうかなあ? 新橋に移動して、遅めの飯。こんな時間に食べちゃ体に良くないよなあ。 そして、次の野望についても話しあう。古典芸能への想いは、尽きず・・・。 日本の文化、素晴らしい。 |
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