2008 10,01 17:31 |
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読み直してみた。昔から嫌いだったのだけど、やっぱり好きになれんなあ、この本。
だいたいにおいて、こやつの上から目線の一方的な思想は好かんのだ。何様のつもりなんだろう。 当時のいろんな風物詩が分かるのは興味深いし、落語のようにサゲがある小話は、なかなか面白いのだけど・・・。 とにかくそれほど関心しないこやつの思想には、なんかつまらん人間だなあと思う。 「方丈記」の鴨長明は、確かに、ちょっと負け犬の遠吠え的な色合いもあるのだけど、彼の自己を見つめる姿勢と文章表現の美しさは、やっぱり素晴らしい。 鴨長明の文章は美しいが、兼好法師は文章が下手だ。 扱う題材は、短い「方丈記」に比べると多岐に渡るが、別段心に残るものはないなあ。「枕草子」の視点の方が遥かに楽しい。 過大評価されすぎの書物だと思う。 |
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