2009 10,24 23:57 |
|
中期も充実してたなあ。
今回は、広重の「東海道五十三次」と北斎の「富嶽三十六景」がハイライトって感じだったな。彼らの大胆な構図には、毎度驚かされるのと惚れ惚れしちゃう。そして、やっぱり実物と写真では、全然違うのだよねえ。色が鮮やか。 歌麿の手鏡を効果的に使った美人画から明治の浮世絵まで、まあバラエティに富んでいたよ。 個人的には、北斎の「駿州江尻」、有名な「神奈川沖浪浦」、そして「隠田の水車」に凍りついた。絵の前からなかなか離れられなかった。風と水という止まってはくれないものを彫刻のように絵に封じ込める、なんともはや圧巻だった。 あと、大江千里の百人一首の歌「月見れば 千々に物こそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど」を浮世絵にしたものも素晴らしかった。駕篭かきが、ふと空の月を振り向いて見ているのだけど、なんとも日常に中に風流があった時代だったのだあ。 Googleで大江千里と検索すると、歌人でなく、歌手ばかり出てくる。Googleは、風流じゃないなあ。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |