2009 10,21 23:16 |
|
このところ忙しくて平日のアフター5は絶望的な状態だったのだけど、今日は、幕張事業所で夕方会議があり、それに乗じて会社を定時に退社する。まあ、場所が場所だけに長引くとそれはそれでリスクを抱えてはいたのだけど。
で一路、日暮里へ。 松幸 「小町」
談幸師匠の落語を聴くのは、本当に至福の時だ。今夜も満喫。楽しかった!なんか右肩を前の方に傾ける仕草が師匠とそっくりでニヤニヤしちゃった。やっぱり似てくるんだね。 談幸 「代書屋」 まあ、これはさほど珍しい噺ではないけど、面白かったなあ。本当に二人別人がいるみたいだった。代書屋が一回だけをボケを返すところが大笑い。 談幸 「安兵衛狐」 これは以前に取り上げたものの中からのリバイバル。確かに、前も談幸師匠で聴いたことがある。でも愛づらか百撰じゃなくて、笹塚ファクトリーでだった。 この噺、まだ談幸師匠以外では、聴いたことがない。ただ、似た噺を上方で「天神山」として聴いた。上方では、狐との間に子供が生まれてしまい、もっとしんみり切ない終わり方だった。江戸のサゲは、ちょっと馬鹿にしすぎだよな。(笑) 偏屈、頑固の変わり者二人が、実はとってもいい人だったりするのが、この噺の奥深く人間を見ている良いところだな。 談幸 「遠山政談」 圓生師匠の口演の速記から起こしたと仰っていた。これは、初めて聴く噺。嬉しい。 しかし、噺は、とんでもなく残酷で、それをさらりと可笑しいものにしてしまう落語はすごい。残酷だけど、これも人間の成せる業、男と女どちらの感情も頷ける。 落語版「エレファント・マン」だな、こりゃ。 談幸師匠オリジナルの展開とサゲが用意されていた。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |