2008 10,19 19:58 |
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笑った、笑った、もう最高に可笑しかった。
これぞ演劇。綿密に練られたプロットと展開にもう夢中だ。ピーター・シェーファーの戯曲は、まさに究極のエンターテイメント。 幕が開くと、暗い舞台。ぼんやりと家の居間で人がいるのが分かる。暗いのに俳優は、自由に動きまくり、普通に会話している。そして、停電。とたん に舞台は明るくなるが、俳優はまるで盲人になったようにどうしてよいか分からなくなる。そう、この舞台は、真っ暗闇の世界で起こる喜劇が観客からは、明る い照明のもと丸見えというなんとも舞台ならではの設定なのだ。 暗闇の世界と明るい世界が、俳優と観客とで逆転している。真っ暗闇という設定をいかした人間のやり取りが最高に面白い。次々にからんでくる人物、それがまたひとくせもふたくせもあり、抱腹絶倒の展開になる。 最高だったのは、ハロルド役の栗原英雄だ。芸達者やのう。濱田めぐみは、ミュージカルとはまた違った魅力で、本当にこの人も何でもこなす人だ。 何度でも観たいくらい、最高に楽しいエンターテイメントだ。 こういう素晴らしいものを観ると本当に気分が良くなるなあ。 |
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