2009 08,23 22:47 |
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さよなら歌舞伎座公演で、このところ豪華な演目が目白押しだ。
歌舞伎座の雰囲気も風情も好きなので、取り壊されるのは残念だなあ。 きっと明治座みたいにつまらん近代ビルの劇場になってしまうんだろうなあ。 お国と五平 谷崎の戯曲。一幕一場面ながら台詞だけでぐいぐいと惹き込む。 こういうの好きだなあ。3人どれもがあまりに人間的で好き。 武士なのに死ぬのが嫌、表向きの貞節、大義名分に隠れた下心、人間の弱さと臆病さと執拗さと身勝手さをこれでもかと突きつける。 すごい作品だなあ。でも、なんで歌舞伎? 怪談乳房の榎 結局のところ歌舞伎は、喜劇であり、人情話をやっても、怪談をやっても、やっぱり可笑しいものになってしまうね。でも、それだからいいんだろうね。 勘三郎の三役早変わりは、本当に見事でこれぞ歌舞伎の醍醐味という感じだった。セットも豪華で、クライマックスの滝の場面もすごかったなあ。古い劇場といいながら、結構歌舞伎座ってすごいセット組めるよね。 単純にエンターテイメントとして大いに楽しめた。 今の歌舞伎座が取り壊される前に一度、桟敷席で観たいなあ。花道に近い方の桟敷で。 |
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