2005 12,25 22:47 |
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クリスマスだからというわけでは無いのだが、「くるみ割り人形」を観に行った。レニングラード国立バレエは、今年の1月に「白鳥の湖」を観たのだが、毎年年末年始に日本に来ているから、すごい人気なんだな。チャイコフスキーのバレエは、やっぱりロシアのバレエ団でということなのだろう。 <一幕> 幕が開くともう一つ透明の幕にクリスマスの夜の家が描かれていて、光を当てるとその幕の向こうから出演者が浮かんで見える演出は、見事だった。くるみ割り人形役のデニス・トルマチョフは、本当に人形のようで、パントマイムと回転には、目を見張った。 耳によく馴染んだ曲とファンタジーの世界に、引き込まれるが、圧巻なのは、一幕最後の「雪の森」のシーン。流石コール・ド・バレエの異名を持つレニングラード国立バレエの真骨頂で、うっとりする美しさだ。 <ニ幕> 二幕は、様々な国の踊りのパートで、それぞれに見せ場がある。マイナーな調べのアラビアの踊りは、ベールを上手く使って優雅だった。 二幕のクライマックスは、あまりに有名な「花のワルツ」、ピンクを基調にした様々な濃淡の衣装を着た男女の踊り手が舞う。 バレエは、配置と舞の妙だ。特にレニングラード国立バレエは、古典的な様式美が本当に素晴らしい。 ロビーには、いくつかの衣装が展示されていた。 そう言えば、僕の後の席のカップルの会話が笑った。 男「あれ、このバレエ、台詞が無いね」 女「バレエは、台詞無いわよ」 男「あ、そうなの。珍しいね」 女「あんた、バレエ観るの初めてでしょ? なに私のこと誘ってんのよ」 レニングラード国立バレエ 「くるみ割り人形」 東京国際フォーラム ホールA マーシャ: タチアナ・ミリツェワ 王子: アンドレイ・マスロボエフ |
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