2009 07,05 23:10 |
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作りが70年代のアメリカ映画そのもので懐かしくもあり、また最近の作品と比較してかえって新鮮でもあった。昔は、アメリカ映画もこれくらいのクオリティーの映画は、ごろごろしていたのにとどうしても懐古風にとらえてしまう。
プロレスってテレビでも生でも観たことないんだけど、ああ、これはスポーツというよりショーなんだなあって思った。過酷なショーだ。観客の期待に見合うよう演出しているのだが、その演出に耐え得るだけの体に鍛えているところがスポーツなのだろう。 ドラマは、昔の映画で既に使いふるされたものだが、かつての栄光から見放された年老いたスターの哀愁は、ひしひしと伝わる。往年のスターのサイン会とスーパーでのシーンは、とても切ない。 ドキュメンタリーのように主人公の後姿ばかり追う前半の演出が秀逸。後半、ちょっと展開がだれるが、ラストは、70年代の映画を彷彿させる余韻がたまらない。 栗4つ。TOHOシネマズシャンテシネ1にて。 個人的に、今年前半のベスト・ムービーだ。
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