2009 06,13 20:40 |
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夜は、富里寄席の席亭ご夫婦とご一緒に観覧。
こみち 「狸の札」 昼夜高座があったこみちさん、この後の公開稽古と今日は、大活躍! 三之助 「初天神」 来年真打昇進決定のお知らせに、今やどこに行っても拍手喝さい。「初天神」、時間の関係上ちょっと早送り気味だったけど、相変わらず子供は憎たらしいようで可愛く、翻弄される親父もこれまた魅力的だ。 小里ん 「提灯屋」 夜の部の小三治十八番に挑むは、「提灯屋」。今、小三治師匠は、やらなくなっている噺らしい。小里ん師匠は、素人時代に小三治師匠に直に稽古をつけてもらっているというなんとも羨ましい方だ。ここにも小三治魂が受け継がれている。 特別企画「小三治公開稽古」 昼の部以上に舞台の出演者に緊張感が・・・。もうピリピリ(笑) 公開稽古の相手は、くじ引きで、こみちさんが当選。小三治師匠を前ににして「狸の札」。こんなすごいシチュエーションにめげずにがんばったこみちさんに拍手。 こみちさんも可愛かったけど、小三治師匠の時折見せるしぐさも可愛い。厳しい中に弟子への愛を感じた。そしてまた、指摘する内容が適確。またそれで変わっていくこみちさんもすごい。燕路師匠も突然登場で、これまたびっくり。 続いて、はん治師匠も公開稽古。正直、こみちさんより度胸ないなあ、噺はぐたぐただった。でも、「三枝師匠の噺を自分の言葉、気持ちとして再構成 して取り組んだ」に小三治師匠が「素晴らしい、それが一番大切なんだ」には、感動すら覚えた。覚えたことをただやるだけではない落語の奥深さ、それを忘れている噺家は多い。 三三 「釜泥」 師匠の持ち時間を気遣ってか、短くさらりと。そんな短い時間でも可笑しくて、楽しくて惹きこまれる。 そのじ 寄席囃子 昔は、舞台に上がるとぽぉと頬赤らめていたそのさんだが、最近はなんか風格もあり、話芸も達者になったなあ。(喜多八師匠の会で鍛えられた?) 本日出演者の出囃子をメドレーで、それも原曲に歌が付いているものは、歌を入れて。もう素晴らしい、聞き惚れた。飛び入りの燕路師匠の出囃子も入れて来る即興も憎い。 後で聞いたのが、そのさんの三味線に合わせて太鼓を叩いていたのは、三之助さんだ。「次に何が出るか分からない出囃子に合わせて太鼓を叩けるの は、三之助さんだけ」とそのさんから直々のご指名だったそうで、舞台の表と裏でジャズのセッションみたいなことが行われたいたのだそうで、三之助さん曰く 「裏方もなかなかの緊張感でやっている」とのこと。いろんなところにドラマがあるね。 小三治 「小言念仏」 「公開稽古があんなに面白くなるとは思わなかった」とあまりに時間を費やしてしまったため、短めのこの話に。それでも場内大爆笑。今日のお客さんは、昼夜とも大大満足で帰っただろうなあ。 分かっているけど、改めて小三治師匠の素晴らしさと、小三治一門のパワーを感じた会だった。 |
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