2009 06,07 16:48 |
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朝日新聞の報道写真家として活躍したカメラマンの展示「プレス・カメラマン・ストーリー」。 今のようにデジカメで何枚も撮れる環境でないなか、本当に驚くべき一瞬を切り取っている。第二次大戦、ベトナム戦争など戦場の写真は非常に貴重だ。戦前の 写真は、「掲載不可」の検閲の判、妙に明るく健康的な兵士の姿ばかりとらえた写真には、当時の当局管理下の影響が見て取れる。
そんな中、自身の家族にレンズを向けた影山光洋の「芋っ子ヨッチャンの一生」は、死んでしまった息子の笑顔があまりに素敵でかえって見ていて胸が 締め付けられる思いがした。大束元のボクサーやレスラーなどの孤独な表情をとらえたその一瞬の写真は、たった一枚の写真が雄弁に物語る力を示す実例だ。 いやはや本当に写真の持つの力に圧倒された。 |
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