2006 02,05 20:13 |
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東京駅のステーション・ギャラリーで開催されている「前川國男建築展」へ行ってきた。VIEWカードを提示すると100円引きになる。展覧会パンフレットは、200円引き。
建 築家の展覧会は、その建築を持ってくることができないわけで、模型や写真、設計図が主になるのだけど、そこからイメージできる建物の姿がまた面白いのだ。 で、気に入った作品は、実際に見に行けばいい。ただ、既に取り壊されてしまったもの、コンペに参加したけど実現しなかったものもたくさんある。そういうの は、写真と模型、設計図で、実際の姿を想像するのだ。それが、実は、面白かったりする。 コルビュジエの師事したこもある前川の建築は、西洋的なキュビズムの中に和の雰囲気があって面白い。広がりあるロビーも彼ならでは。東京文化会館も東京都美術館も、なるほど、彼だと分かる広がりだ。 一番興味深かったのは、戦後間もない頃立てられた新宿の紀伊国屋書店。現行の建築も前川の作なのだが、その一世代前の木造三階建築の美しさといったらない。紀ノ国屋書店の他の支店や東京相互銀行の多くの支店も彼の作品だったのだ。 晴海の高層アパートも前川作だったんだねえ。今や、結構なくなってしまったものが多く、本当に残念だ。 写真は、前川邸。今は、小金井の東京たてもの園に移築されている。 |
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