2006 02,05 20:59 |
|
日本橋の三井記念美術館へ「日本橋絵巻」を見に行った。絵巻、好きなんだよね。当時の風俗を見るのがとても楽しい。どんな服を着て、どんなものを持って、 どんな仕事をして、それがとても細かく描かれていて、どんな会話をしていたのかを想像しながら見ていると、なんだか昔の方が豊かな生活だったんじゃないか なあと思えてくる。
今回の展覧会のハイライトは、『熈代勝覧』(ドイツ・ベルリン東洋美術館蔵)。 1671人もの江戸の人々を描いた全長12メートルの一大絵巻物で、当時のお店の様子から江戸の人たちの生活がとても細かく描かれている。雑踏から声が聞 こえてきそうだ。特に、日本橋の魚河岸の賑わいときたら、今の築地以上だな。 日本橋から富士山と江戸城を仰ぐその景観は、美しく、ここがこの美術館がある同じ場所とは、とても思えない。100年とか200年前とそう変わらない街角って、ヨーロッパにはたくさんあると思うのだけど、東京では、10年前と同じ場所を探すのも大変だ。 美しく活気があった江戸への旅、それが可能になる素晴らしい展覧会だ。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |