2006 02,23 19:16 |
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学生の頃、杉並区の上荻という所に住んでいて、ちょうど四面道と呼ばれている青梅街道と環八が交差するものすごく交通量が多いところだった。その交差点の角の家に住んでたんだけど、夜、寝ると毎晩
「ピー、ピー、ピー、左に曲がります。ピー、ピー、ピー、左に曲がります。」 と、交差点で止まっているトラックから聞こえてくる。トラックは、何故か夜たくさん通る。もう、一晩中、 「ピー、ピー、ピー、左に曲がります。ピー、ピー、ピー、左に曲がります。」 だった。窓は、排気ガスで真っ黒だし、今思うとすごいところに住んでいたなあ。 た だちょっと歩いた清水というところは、結構閑静な住宅街で、井伏鱒二の家があった。平屋の小さな家だが、作家らしい渋い佇まいだった。当時は、まだ井伏さ んは、ご存命だったなあ。井伏の家があるということは、太宰治もこのあたりを歩いたのかなあと思うと、なかなか感慨深いものがあったね。 |
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