2006 03,04 23:40 |
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ナチに立ち向かった学生活動団体「白バラ」の紅一点ゾフィーの悲しくも強く生きた真実の物語の映画化。1990年代に新たな資料が見つかり、それを元に脚本が書かれた。
この映画は、ほとんどが密室劇だ。時折、窓からさす陽の光がかえって外の世界を強烈に訴える。 ゾ フィー役のユリア・イェンチとゲシュタポ役のアレクサンダー・ヘルトが演技の火花を散らす取調べの応酬が前半のクライマックス。後半は、裁判所のシーンが 胸を打つ。この映画は、密室での台詞の応酬が全てだ。白バラの行動と同様に、言葉の持つ力をこれでもかと見せつける。言葉を感じ、映像だけど言葉で訴える そんな映画だ。 映画は、ゾフィーの逮捕から処刑までの五日間を描いているが、その前のいきさつももうちょっとあれば、完璧だったのにと思った。 それにしてもこんな風に死に向いあうことが、僕にできるだろうか。またしても、今の自分は、なんて志が無いんだろうと、自己嫌悪に陥った。 言葉の力を感じさせる、そんな映画だ。必見!栗4つ。 シャンテシネ2にて。 |
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