2006 03,12 22:28 |
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大好きなジョニー・キャッシュの伝記映画。とっても楽しみにしていた。少年時代のエピソードのシーンが美しい。また、ジューン・カーターとのからみもとってもドラマチック、おまけに有名な刑務所でのライブシーンは、たった1曲なれど、ものすごくエモーショナルで最高!
と、 一つ一つのシーンは、印象的で素晴らしいのだけど、全体的には、冗長で中だるみの感は、否めない。ジョニーの音楽性より、ジョニーとジューンのラブ・ロマ ンスに焦点があたっている恋愛ドラマ。ファンとしては、あの曲がどうして生まれたのか、その辺をもっと描いてくれたらと思った。 また、ボブ・ディラン本人とのからみとかも全く登場せず、ちょっと寂しかった。(ジェリー・ルイスとかロイ・オービソンとかプレスリーは出てくるけど・・・) ア カデミー賞を取ったウィザスプーンは、可愛いくも切ない想いを抱えた女性を上手に演じている。まあ映画の出来は、さておき、全編流れるジョニー・キャッ シュの音楽が素晴らしい。昔の曲は、ちゃんと詩が韻を踏んでいて、それでかつ強烈なメッセージを持っている。メロディーもさることながら、圧倒的に詩が美 しいのだ。 ちょっとだるい展開の映画だが、音楽と純粋な愛の素晴らしさが胸にジーンんとくる。 しかし、キャッシュの活躍したピークは、50年代と60年代。今日の観客層も年齢がとても高かったなあ。まあ、それは、さておき、ジョニー・キャッシュは、どの程度日本で人気があったのかなあ? 僕は、曲の素晴らしさもさることながら、あの渋い声にメロメロになる。 ホアキン・フェニックスは、この役を演じながら、兄リバーのことをどんな想いでいたのかと考えると、ちょっと切なくなる。 栗3つ。(期待しすぎちゃった。オープニングがあまりに素晴らしいので・・・。) 新宿テアトルタイムズスクエアにて。 |
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