2006 03,23 23:14 |
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小柳ルミ子の「わたしの城下町」は、初めて自分のお小遣いで買ったレコード。僕が、幼稚園生の頃だった。それでも、買ったのは、出た年じゃないんだけどね。多分、タイトルだけで買ったのだと思う。
最近、この曲を聴きなおして、やっぱり名曲だなあと思うのは、旋律もさることながら、歌詞が圧倒的に素晴らしい。 格子戸をくぐりぬけ 見上げる夕焼けの空に だれが歌うのか子守唄 わたしの城下町 作詩:安井かずみ こ の出だしの2行なのだが、詩的な情景、夕焼けの赤い色、聞こえてくる子守唄、体言止と・・・、俳句のようにたくさんイメージを広げ、また美しい日本語表現 に溢れている。歌謡曲で最も美しい詩の一つと言っていい。この2行だけで、和服の女性のうなじ、古都の街の情景、音、匂い、風、いろんなイメージが浮かん でくる。これは、歌詞でなく、歌詩だ。この美しい詩に、メロディーが付き、小柳ルミ子の歌が付き、本当に素晴らしい楽曲になっている。 名曲だなあ。 |
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