2006 05,04 15:53 |
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「プロデューサーズ」もそうだけど、ヒット・ミュージカルの映画化は必ずしも成功しない。結局、オリジナルの舞台を越えられないからだ。
今回の作品も、舞台を映像化しているだけで映画化ではない。映画的なレトリックは、何一つなく、わざわざ映画化する意味が良く分らない。 それでも、「プロデューサーズ」より楽しめるのは、楽曲の素晴らしさだ。全ての曲が美しく、力強く、そして強烈なメッセージを持っている。ただ、心躍るダンス・シーンも少なくちょっと残念。 「ウ エスト・サイド物語」は、ニューヨークという街を文字通り”舞台”にして、縦横無尽に踊り周り、強烈な社会批判とメッセージを美しい音楽と斬新で圧倒的な ダンスで魅せた。また、映画ならではの大胆なカメラワークに度肝を抜かれたものだ。こんな風に、舞台を映画化するなら、やっぱり映画として別のものを見せ て欲しい。単に映画化するだけなら、正直もうたくさん。 しかし、音楽は、素晴らしいので、サントラは買おう。そして、今年の夏休みは、ブロードウェイで舞台を観ようかな。秋には、来日するらしいが、やっぱりブロードウェイで観たいねえ。 音楽は、素晴らしいが、映画として平凡な出来。栗3つ。 東銀座・東劇にて。 |
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