2006 05,04 21:51 |
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「ブロークバック・マウンテン」しかり、この映画もまた本編よりも余韻を楽しむ映画やねえ。それにしてもジャームッシュ、久しぶりに彼の映画観たけど、ス タイル、スタンスは、変わっていないねえ。昔よりは、すんなり受け入れられるようになったよ。なんか、今や、懐かしいテイストだ。
さて、今回も選曲のセンスは、抜群。エチオピア音楽には、個人的にツボだった。なんとも主人公の心象風景にマッチしている。 「ロスト・イン・トランスレーション」といい、ビル・マーレイは、最近、こういう心の喪失ものをやらせたら右に出る者は無いねえ。 容易に予想がつくラスト。まあ、ジャームッシュらしいというか、最初からこれが狙いでしょって感じ。この映画のラストは、観客一人一人の中に、それぞれいろんなものがあるんだろうね。 ビル・マーレイの表情の演技は、最高で、最初から最後までニヤニヤしながら観てしまうが、もう一つ、何か欲しかったなあ。 この映画は、観ている最中よりも、観終わって反芻する余韻に浸るのがいいだろう。 栗3つ半。 日比谷シャンテ・シネ2にて。
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