2009 05,22 23:04 |
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今日は、会社を休んで東京国立博物館で開催中の「国宝 阿修羅展」に行ってきた。昼間は混んでいるというので夕方を狙って・・・。17時頃着いたのだけど、「入館までに50分待ち」だった。迷ったけど、次から次にどんどん人が来るので、素直に並ぶ。
内容は、素晴らしかった。(混雑を除けば・・・) 奈良の興福寺の国宝館で何度も見ている仏像群なのだけど、今回の展示方法は、本当に素晴らしい。阿修羅像以外の彫像もさまざまな角度から観られる し、また照明の当て方が見事だった。奈良の国宝館では、ガラスのショーケースの商品みたいな展示だけど、最近の東博の展示のデザイン・センスの良さは群を 抜いて圧巻である。 ただ、阿修羅像の展示方法は最悪。上から見られるようにと工夫もあるが、阿修羅像の周りを観覧者が二重三重おろか五重六重にとぐろを巻き、牛歩戦 術のようにゆっくりと像の周りを回る。その混雑は、朝の通勤電車もびっくりのギュウギュウ詰めで、よくもまあ気絶者が出ないものだと思うほど。 僕は、阿修羅像のかぶりつきの最前列に運良く入り込め、360度の角度から観ることができた。これは、奈良の国宝館ではありえないので、貴重な体 験だった。願わくば、もっとゆっくりと静かな空間で見たかったけど。係の人が人の輪の中に入って人を強制的に押して動かしていた。こんな酷い展示方法は、 初めてだ。もっと考えても良かったのではないか。 とりあえず一通り展示を観て、再度阿修羅像を観て帰ろうかと思ったら、もう阿修羅像のいる部屋に入れないほどの人、人、人。身動きすらとれなかっ たので諦めた。夕方に観て正解だった。19時過ぎには、もう阿修羅像の頭も見えないほどの大混雑。あまりの大混雑に閉館時間を30分延長して、20時30 分までにするとアナウンスしていた。 この展覧会、「興福寺展」とせず「阿修羅展」としたところが成功だったね。PRも上手だった。しかし、この大混雑、「北斎展」以上のものすごさだったよ。 阿修羅展は、東京の後、大宰府の国立博物館での展示を経て、奈良に戻る。 そして、なんと奈良の興福寺では、お帰り「阿修羅像」ってことで仮金堂で公開するらしい。うーん、これもかなり魅力的だ。ただ、これも混雑必至だろうな。この時期、正倉院展もあるので、きっとまた行っちゃうかも。 夜の博物館。こんな時間に人でごった返しているのはびっくりだった。 |
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コメント |
先日テレビでその混雑ぶりを取材していました。(混雑してる時にテレビカメラを入れるか?という話ですが)
女性が輪の内側、男性は外側から見ることが多いとか、一周するのに20分・・とか計ってましたが、いやはや大変な人気ですね。 阿修羅像も苦笑しながら見下ろしてるかも知れませんね。 私も見てみたいなぁ。 |
ものすごい混雑でした。テレビや雑誌でも特集されているので、まだまだマスコミの影響力というのはすごいですね。
死にそうなくらいギュウギュウなのに意外と秩序があり、誰も文句を言っていないのが不思議でした。 |
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