2006 05,27 23:43 |
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金時、金八、金也の金馬一門青年部が、新しい落語回を立ち上げた。金馬一門の「金」と金の鉱脈を掘り起こすという意味を込め、「ゴールドラッシュ」なのだとか。金時師匠のアイデアに寄るそうで、金八師匠が、「めずらしく良い案」と揶揄しながら褒めていた。
雨の中、満席。そうりゃそうよね。それぞれ独演会でたくさんお客さんが呼べる真打が、3人集まっているのだから。このキャパでは、小さすぎ。でも、落語をじっくり聴くには、ここ池袋演芸場は、最高なのだ。だから、今回は、プラチナ・チケットだったと勝手に解釈しよう。 歌すみ 「子ほめ」
初めて拝見。歌る多師匠のお弟子さんかな?ちょっと間違えていたけど、それもまた初々しい。 金也 「へっつい幽霊」 ネタ卸し。幽霊が怖く情けない市井の人々の様がとても良い。情けなさそうな人の表情が本当に上手い。一転、幽霊と博打をやりあう主人公の勝気との対比も面白い。 打ち上げの際、向いに座った年配の方に、どこがどう間違ったと全部言われたと笑っていたが、そんなの言われなくても、本人が一番分っているよねえ。 金八 「坊主の遊び」 吉原の描き方が丁寧で、行ったことがない江戸の風情が思い描けた。それにしても、客引きの描写が上手すぎ。演芸場近辺のポン引きは、金八さんを見習おう。河豚の競りのような懐内でかけひき、爆笑! ぴろき ギタレレ漫談 協会の枠を越え、ぴろきさん登場!。もう、最高に面白いよ。客お子様にも大ウケ。素敵なキャラクター、自虐的なネタは、爆笑、爆笑、大爆笑。明るく生きるために、人類には、ぴろきさんが必要なのだ。 金時 「中村仲蔵」 金 時師匠は、こういう噺をやるといいのよねえ。もう、惹きこまれてしまう。あまりに感情移入してしまい、観客も、そして金時師匠本人も泣き出してしまうかと 思われた。事実、お客さんは、ジーンと来ただろうねえ。要所、要所で笑いを取るネタと違い、こういう噺は、覚え難そうだなあ。 「柳田格之進」もそうだけど、金時師匠のキャラクター作りは、とても念入り。今回も、仲蔵には現中村吉衛門、蕎麦屋で出会う侍には大杉蓮をイメージして作り上げたとか。定九郎の五段目のシーンの迫力、ラストのジーンとくるシーン、素晴らしかった。 <追記>
三遊亭金也師匠のページに打ち上げの様子が載っている。ビールを飲んでいるところをパパラッチされてしまった! 打ち上げも楽しかった。次回も、絶対行こうっと。 |
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