2006 06,04 23:40 |
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前回から半年振りのこの落語会。三之助さんは、本のプロモーションに忙しく、真打昇進披露で協会は忙しく、また喬之助さんの入院などで、随分間開いてしまったのか。
場所は、いつもの日本橋お江戸亭から、日暮里のサニーホールへ。この会は、時間通りに終わった試しがなく、その点で興行主側と揉めたらしい、と最初に面白おかしく話していた。前座を頼むを忘れていたらしく、今日は、前座さん無し。ゲストも無し。純粋にノスケの会だった。 三之助 「堀の内」
三之助さんの堀の内は、何度か聞いている。もうかなり板に付いたネタになっている。粗忽な描写は、とても楽しい。 喬之助 「千両みかん」 季節ネタ。現代では、なかなからこれが季節ものという感じはしないが、昔は、落語でも季節を感じられていたんだなあ。 この噺、馬鹿ばかしが中々味のあるもので、またサゲがとても良く利いている。さん喬師匠も寄席でよく掛けるよな、この噺。 ネタ卸しだが、喬之助さんも安心して聴ける。仕種も細かく、夏の中にみかんの瑞々しさと涼しさがよく伝わった。 喬之助 「長短」 この噺も、久しぶりに聴いたなあ。昔は、扇橋師匠がやるのをよく聴いたが・・・。のんびりやの表情としぐさが良かった。もうちょっとゆったりして、観客をいらいらさせてもいいかなあとも思ったが・・・。 三之助 「大山詣り」 本 を出したし、ポッドキャストしたり、インターネット落語の紹介したり、なんだかんだしているが、この人は、落語もちゃんとやる人だ。こちらは、三之助さん のネタ卸し。なかなかの長講で、こうした大作も、堂々と掛ける、三之助さんが最近とても大きく見える。どちらかと言うと可愛い顔をしている三之助さんだ が、熊さんの喧嘩の際の表情など強面もなかなかの迫力だ。旅館の仲居の仕種も可笑しい。 これから余裕が出てきてテンポがよくなれば、もっともっと面白くなるだろうな。 二人で四席、2時間半は、なかなか贅沢。うーん、やはりノスケの会は、時間を気にしちゃいけないのだ。 |
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