2006 07,18 21:45 |
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今月は、ものすごく忙しくて、もう平日の就業後は、絶望的に予定が立てられないのだが、今日は、愛する師匠の落語会なので、同僚にごめんねと可愛く挨拶し て会社を出る。会社の最寄駅から目的の駅までは、一駅。でも、雨。迷わずタクシーに乗る。それでも前座さんには、間に合わず。前座さんのサゲのところで、 着席。
市朗 「出来心」
サゲしか聴けなかった。(笑) 金翔 「ぞろぞろ」 弟 弟子に時間を譲る兄心か、まくらも早々に切り上げネタへ。今日、タクシーに乗ったのは、金翔ちゃんの高座に間に合わせるためだったのよ。「ぞろぞろ」、ウ ケてたねえ。これは、なかなか不思議な話で面白くよくできているので、初めて聴く人にはいいだろうね。僕は、何度も聴いている噺なので、表情や仕種を前回 の勉強会の時と比較しながら観てた。 金八 「たがや」 夏らしい噺。こうした季節感あるネタを出してくれるのは、嬉しい。途中途中にいろんなエピソードを交えながら楽しい高座だった。 金時 「蛙茶番」 意外や金時師匠で初めての「蛙茶番」。楽しい高座だった。まくらも面白かったねえ。 口上 祝・時松二つ目昇進 金馬一門の口上長こと金八師匠、まあ、本当にお上手。しかし、時松さん、金時師匠に直に稽古をつけてもらっている時に眠ってしまうというすごいエピソードの持ち主だった。やるねえ、将来大物になるんでないかい? 金時師匠も、そん時はすごく怒ったと口上で言ってたけど、やっぱり師匠と弟子って愛を感じるねえ。がんばれ、時松! 元九郎 津軽三味線 金八さんともう一人のゲストは、これまた愛しの元九郎さん。あー、こんな風な粋な親父になりたいなあ。ちょいローカルだけどね。(笑) 毎度お馴染みの素敵なネタだけど、分っているのに笑ってしまう。今日は、結婚式の歌とか無かったなあ。ちょっと短めだった。 時松 「粗忽の釘」 彼は、前座時代から安心して聴ける噺家さんだった。今日は、口上後でいくぶんか緊張していたような感じだったけど、堂々としたとても良い高座だった。粗忽者の主人公、とっても良かったよ。これからも大いに期待! 金時 「唐茄子屋政談」 あー、やっぱり金時師匠は、素敵。惚れるわー。 た くさんの登場人物が、それぞれ見事に切り替わる、その表情に現れるそれぞれの想いがよく滲みでていたなあ。あの笑顔と真面目な顔と涙で潤んだ悲しい顔と次 々の現れる憎めないキャラクターのオンパーレドにぐいぐい惹きこまれてしまう。ちょっと噛んだところもあったけど、なんだろう、あの流れるような噺の運び と、艶っぽい表現力。あー、まだ誰も言わないけど、実は、志ん朝の抜けた穴を埋めてくれるのは、金時師匠なんじゃないかって、今日の高座を観て思った。 今日は、マイミクさんのちょうかんさんにお会いできた。彼女が、最前列中央の席を取られていたので、途中でちゃっかりそちらへ移動しちゃった。おかげさまで、金時師匠の「唐茄子屋政談」堪能できたよー。 終演後、これまたマイミクさんのラッキーおじさんさんにお声がけいただきました。今日は、私服でしたね。このために会社をお休みになったようで、今日は、奥様とご一緒でした。夫婦で落語鑑賞なんて、素敵! |
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