2006 07,22 23:10 |
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今日は、池袋演芸場のはしご。三本締めの会へ。会場には、あづまさん、ざびさん、zuruzuruさんと、三之助さんの会、お馴染みの方々がたくさん。
歌ぶと 「転失気」
前座さん。歌武蔵師匠のお弟子さんだそうで。今日、二度目の「転失気」だが、流れもサゲも違うバージョン。この方、前座にしてはよく出来た噺運び。もと落研かしら? 文ぶん 「青菜」 夏らしい選択。ちょっと斜に構えた厭世的な雰囲気がこの人の魅力。後半の暑苦しさがもっと出て入れば前半の涼しげな部分と対比がもっとあったのになあと思った。 弥助 「粗忽長屋」 二つ目になって、ぶくぶく太っていく噺家さんは、たくさん知っているが、この人は、太らないねえ。というか、痩せすぎ。されど、そうした風貌か、この噺には、とても合うねえ。自分が死んだと思い込む情けない男の描写が妙にリアルだ。 仙志郎 太神楽曲芸 仙一から改名。この方は、物腰丁寧でとても好青年の印象だ。スマートなサラブレッドだね。 三之助 「ねずみ」 会の後、三之助さんとも話したのだけど、この噺、甚五郎もののようで、実は、主人公って誰なんだろうって思った。誰に焦点を当てていくのか、その辺の構成が今後の楽しみかな。 聴きどころは、やはり、ねずみ屋の主人のモノローグ。登場人物が少ないこの噺で、このモノローグの回想シーンが一つのクライマックスだろう。ネタ卸しだけど、流石にこのシーンは、聴かせどころだったね。 三之助さんは、とにかく落語に対する真摯な姿勢が素晴らしい。噺をどう自分の中へ取り込み、そしてどう料理していくのか、同じ噺でも次に聴く時がとても楽しみだ。 同じ噺を何度でも聴きたい、三之助は、そういう噺家だ。 この間のノスケの時は、風邪気味だったので、久しぶりの打ち上げ参加。楽しげに飲んでいる噺家と客というより、なんか悪巧みにほくそ笑んでいる輩みたいだなあ。 左の方が落語会一の微笑みの貴公子、柳家三之助さん。落語以外にも、本も書き、インターネット落語会のナビゲートもし、パソコンも自在に操り、各種パンフレット、チラシのデザインから印刷までしてしまうという、とても多才な人なのだ。 |
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