2006 07,29 21:05 |
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今回の下席、3回目の池袋。やはり、落語をじっくりに聴くには、ここの寄席が一番やねえ。
一左 「牛ほめ」 落語をよく知っている客が多いので、前座さんには修練の場やね。特徴ある声で、彼が場内アナウンスしているとすぐ分る。 金翔 「初天神」 子供の顔や仕種が可愛く、お母さんの描写も良かったねえ。大人をこばかにした子供の描写が特に可笑しい。流れるような爽快なやり取りが楽しい。明日は、金翔さんの勉強会。 金八 「三人旅」 以前、市馬師匠で聴いた時は、随所に歌を折り込み歌いあげていた。金八師匠も歌うのが好きそうなので、今日もそれを期待していたけど短くまとめられていた感じがした。まあ、持ち時間もあるからね。 途中、大きな声を出しながら席の移動をする爺が迷惑だった。たまに、こういう傍若無人な輩がいるから困るよなあ。 甚語楼 「寄合酒」 いきなり物資調達に走っていってしまうが、もう少し前段を膨らませた方がいいと思った。最初の調達ものが鯛でなく、干鱈だったので、後半のさばくシーンが無く、こういうバージョンもあるのか・・・。 ロケット団 漫才 一つ一つのネタは、全て何度も聴いたことがあるのだが、日によって組み合わせを変えているので、なるほど頻繁に通う人のためにもありがたい。 はん治 「ぼやき酒屋」 まくら、ネタとも先週の土曜と全く同じだった。・・・のに笑える。不思議な存在感が魅力的。 若円歌 「西行」 今日は、まくらも短くネタへ。この噺、どこかで聴いたなあと思っていたら、歌る多師匠がよくやってたなあ。やる人によって随分感じが変わるものだ。 白酒 「鶴」 若手だけど、すでに貫禄すら感じる。こうした軽い噺を軽妙洒脱に演じるなあ。 馬生 「夏の医者」 この噺、寄席ではなかなか聴けないのでは。何しろ、至極退屈なストーリーなのだ。どんなに上手い人がやっても眠くなる。恐縮ながら、ちょっとうとうとしてしまった。 とし松 曲独楽 いつもながらの素晴らしい芸。そして温かい雰囲気の舞台だ。 金時 「抜け雀」 金 時師匠の「抜け雀」を聴くのは、何回目だろう。しかし、何度、聴いても笑ってしまう。絵師が雀を描きあげ、うむしてやったりとほくそ笑むなど、随所の表情 の描写がとても細かい。突拍子もなくインパクトあるアレンジは、1回目は面白いがそれ以後がつまらなくなる。やはり、金時師匠のように落語をじっくり聴か せてくれる方が、何度聴いても飽きないものだ。 |
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