2006 08,13 23:32 |
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今村昌平の脚本・監督によるコメディ。もう、コメディに徹していて、かなりしょうもないお話だが、奇想天外でオチもあるストーリーは、なかなかか?
ダメな男を演じる主人公の柳沢真一とエロ親父西村晃のドタバタ劇、上映時間も1時間もない。 しかし、見所は、実は満載。なんと言っても、当時の銀座の姿。まだ銀座駅じゃなく丸の内線西銀座駅だった頃で、日劇、朝日新聞社ビル、森永のUFOみたいな広告塔、造りかけの高速道路と数寄屋橋ショッピングセンターが何とも懐かしい風情。 そ して、タイトル曲を歌うフランク永井が、物語の進行役として、いろんな役で随所に出てくるのが本当に楽しい。僕は、子供の頃から変な子と言われていて、小 学生の頃からフランク永井の大ファンだったが、こんな若いフランク永井を観るのは初めてだ。なんとも甘い歌声にメロメロになる。憧れのフランク永井が自殺 未遂を起した時は、ショックだったなあ。 しょうもないコメディだが、懐かしさとフランク永井の姿が見られる貴重な一作。栗2つ。 新文芸坐にて。 |
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