2006 08,15 18:58 |
|
ソクーロフの「モレク神」では、山荘で子供のように無邪気に遊ぶヒトラーが描かれていた。ラスト山荘を後にする時のヒトラーの冷たい表情との対比が、その狂気じみた征服者の至福と刹那が同時に描かれていたような感じがして、今回もちょっと期待していたのだけど・・・。
映画の出来としては、普通。雰囲気は、「モレク神」そっくり。イッセー尾形は、横顔や雰囲気が昭和天皇に似ていて、またよくこの役を引き受けたなあという、そのがんばりは伝わってくる。 しかし、それ以外の役者は、拍子抜け。なに、あのマッカーサー?あの通訳? 所詮、西洋人から見た日本人像で、やっぱり変。神と人間の両方を体験した昭和天皇の内面の描写が無いに等しい。 ソクーロフって、昔は、すごい人だなあと思っていたけど、最近、そうでもないなあと思い始めた・・・。 栗3つ。なんか普通の出来。 銀座シネパトス1にて。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |