2006 08,22 19:24 |
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会社を休んで映画館へ。最初は、みゆき座での公開であったが、行ってみると3倍大きなキャパのスカラ座に上映劇場が変わっていた。平日の昼間、混雑というほどではないが、結構な入り。大ヒットしているようだ。
映画は、淡々と事実を追っている。実際のフィルム、音声記録、遺族へのインタビューなど相当な取材を重ねたようだ。管制塔の職員など、実際の人が出演していたりする。 映画は、まるでドキュメンタリー・フィルムを観るようで、犯人も、死に行く乗客の感情や内面、どんな経緯や思いで飛行機に乗ったなど、あらゆる要素を切り取って、ただ冷たくあの日の2時間を描いている。 Discovery Channelでも同様のドキュメンタリーを観たが、あちらが、テロにあった全ての飛行機、WTCにいた人、家で電話を受けた家族に焦点を当てていた。この映画は、UNTED 93便に乗った乗客と犯人、管制塔や軍の関係者のみをフォーカスしている。 とりわけ、この93便は、唯一、テロリストの目的を達成させなかった。乗客の勇気ある行動には、感動すら覚える。 後半の展開は、下手なアクション映画も真っ青の緊迫感と迫力だ。あともう少しで、もしかしたら助かったかもしれない・・・。しかし、観客は、この結末を知っている。それだけにとても切なく悲しい。 あの日の記憶の記録としての価値がある。栗3つ。 日比谷スカラ座にて。 |
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