2006 08,27 18:12 |
|
久しぶりの邦画の秀作。
映像は、新鮮というよりは、とても懐かしいテイストだった。昭和40年代の映画を観ているよう。懐かしいのに、新しい、とても不思議な感覚の映像。音楽もレトロな雰囲気で、またセンスがめっちゃいかしてる。 兄弟の確執をオダギリ・ジョーと香川照之が最高の演技で魅せる。彼ら以外に考えられない絶妙なキャスティング。台詞、視線、狂気、日常、どれも完璧な演技でゾクゾクする。 現代のある家族の日常を切り取り、人間という生き物の本質に迫る脚本は、圧巻で、演出、演技、音楽、映像のあらゆる要素が溶け合って昇華する。こういう映画をもっと観たいものだ。 それぞれの登場人物が秘めた想いを表現している。ラストシーンも秀逸。 栗4つ。 銀座テアトルシネマにて。 23時過ぎに終わるレイトショーなのに満席。 |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |