2006 09,07 10:00 |
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水深1メートルほどのミズオチ川を進む。干潮時は、水が無くなるこの川は、汽水域のため両側はマングローブの林だ。この植生が、本土では見られないなんとも神秘的な光景だ。 この川には、体長2メートルほどの大ウナギ、巨大な蟹のヤシガニとノコギリガザミなどが生息している。それからここで採れるシジミは、大人の拳大の巨大シジミだ。一つでもお椀に入らんさー。 汽水域に広がるマングローブ。巨大なサヤエンドウのような種を川面に落として遠くへ流すどくどくな木。根も土から出ているし・・・。 一番 驚いたのは、緑の葉の中に、数枚黄色い葉があること。ここは、汽水域のため塩分濃度が高く、塩分を一部の葉に集中させるのだそうだ。そうすると、塩分を集 中的に吸い込んだ葉は、黄色くなり他の葉が緑でいるための犠牲になって落ちていく。よく見ると川面には、落ちた黄色い葉がたくさん浮いていた。自然とは、 なんともたくましいものなのだろう。 川を進んでいくと、滝が見えてくる。これが、水落の滝だ。西表には、滝がたくさんある。神秘的な、ピナイサーラの滝、豪快なマリウドウの滝、竜頭の滝のようなカンビレーの滝など・・・。 この水落の滝は、それらの滝に比べると小ぶりだが、独特な岩肌を流れる日本の滝は、これまたどこか神秘的。本当にジャングルの秘境の奥地の滝という感じがする。 |
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