2006 09,07 10:10 |
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船浮沖に浮かぶ二つの島、手前が内離島(ウチパナリ)、向こう側が外離島(ソトパナリ)だ。二つの島は、重なって一つの島のように見えるけど、離れている。 内離島は、明治時代には炭鉱があったが、戦前は、重要な軍港があった。静かな湾、格好の隠れ家の地の利のこの島には、特攻隊の基地もあった。今は、ほとん どが崩れてしまっているが、この写真の場所に、特攻船が待機していた。幸い、米軍がこの海域に現れることはなく、ここから出撃することはなかったそうだ が、軍は、ここから引き上げ沖縄本土に兵を集約しただけのことかな? この島には、炭鉱跡が残っている。最盛期2800人の人口がこの内離島にあったそうだ。しかし、ほとんどが囚人で強制的に連れてこられた人たちだったそう だ。労働条件は過酷で、逃げ出せない島なので、故意に犯罪を起してこの島から去り刑務所生活をする方がよっぽど楽だったそうだ。 三井も一度、この島で炭鉱を開いたそうだが、マラリアの発生ですぐに手を引いたらしい。最盛期は、この島に学校もあったそうで、また対岸の白浜には、映画館もあったらしいので、昔は、賑やかだったのだろう。 炭鉱の入り口跡。 砂岩層なので、立ち入り禁止。こんなところで生き埋めになったらたまらない。 この島には、トロッコの跡や水風呂の跡が今も残っている。また、石炭のかけらがところどこに落ちていた。 |
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