2008 11,30 23:41 |
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晴れ渡る青空、すがすがしいほどの良い天気の日曜日。でも池袋の地下2階で、今日も秘密結社の会合は続く。なんのこっちゃ。
ぽっぽ 「真田小僧」
元気があってお上手。人気なのも分かるなあ、この前座さん。 時松 「手紙無筆」 二つ目の中では、かなりの実力者。無筆の兄ぃがとっても面白い。パワフルで若々しい良い高座。 菊志ん 「だくだく」 炎がなびいている仏像のような髪型は、ちょっと昔の書生さんっぽい。多少、早口だが、テンポ良く、いつの間にかひき込まれている。 金八 「源平盛衰記」 こういうブチブチ途切れるネタは、あまり好きではないのだが、時事ネタが取り入れられており飽きさせない。全体の中では、良いアクセントになっていた。 笑組 漫才 かずおさんが何色のスーツで出てくるかが毎回楽しみ。(笑) ゆたかさんのババアネタは、いつも大爆笑。かずおさんの進化して人間のくだりも、大爆笑。 帰りがけ、階段の前でゆたかさんとすれ違ったら、「いつもありがとうございます」と声をかけてくれた。素敵。 市馬 「厄払い」 笑ったなあ。こうした軽めのネタでも確実に大爆笑。すごい。 与太郎キャラもいいねえ。なんか馬鹿なのか利口なのか分からず、憎らしいけど可愛げもある。それにしてもちょっとした売り声ですら、本当に良い声だ。 小金馬 「棒鱈」 途中挿入される「カマキリの歌」と都都逸は、小金馬師匠のオリジナルだそうだ。秀逸。 圓十郎 「宮戸川」 度迫力の「宮戸川」。大人な風情はないのだけど、ジェットコースターに乗ったような楽しさがあった。 志ん橋 「熊の皮」 いやあ、笑った、笑った。なんなのでしょう、この弱気な亭主。ものすごく魅力的なキャラクターになっていた。また、表情がたまらなく可笑しい。 元九郎 津軽三味線 今日は、いつもの世界旅行博ネタがなく、「弥三郎節」ネタと、あとは三味線を満喫でき、個人的にはいつもより興味深かった。 元九郎師匠、喋らないで黙って三味線弾いていると、超かっこいい。 金時 「鰍沢」 寄席は、いっきに冬の銀世界へ。囲炉裏の炎の向こうに浮かぶ女が怖いよー。誤って毒を飲んだ亭主に向かって、「もう死んじまいな」・・・、怖いねえ。囲炉裏を挟んでの男と女の会話が緊迫感があっていい。 終演後、打ち上げに誘っていただいた。志ん橋師匠がぶっとびすぎ。赤線の話から淋病、毛じらみの虐待法までパワー炸裂だった。志ん生師匠の話もめったに聞けないエピソード。 焼酎のお湯割り作りに忙しく働く時松さん。お疲れ様でした。 楽しいひと時でした。金時師匠、ご馳走さまでした。 |
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