2006 09,18 19:47 |
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今回2回目の国立の中席へ。
前の冬に金時師匠に「鼠穴」をリクエストしていて、それをやっていただけるという日に、前の出番の人が「鼠穴」をかけてしまったことがあった。今回、僕が国立に行く日に「鼠穴」をやるよと金時師匠からメールがあったので、今日出かけたのであった。 今日は、祝日で小さな子供も客席にいたので、もしかたしたらこの噺は、かけにくいかなあと思ったりしたのだけど、予定通り?やっていただけた。 小さな子供には、ちょっと悪かったなあと思ったけど、まあ、世の中、そういうこともあるさ。 ちよりん 「狸の鯉」
金翔 「一目上がり」 笑組 漫才 白鳥 「おばさん自衛隊」 とし松 曲独楽 伯楽 「子別れ(下)」 チャーリー・カンパニー ひな太郎 「手紙無筆」 皆子 奇術と感想文 金時 「鼠穴」 酔いしれた。優しい表情の下に潜む人間のエゴ、張り詰めた緊張感、涙を浮かべての台詞の応酬に鳥肌が立った。ここまで聴き惚れた「鼠穴」は、小三治師匠以来だ。 蔵が焼け落ちる描写、信じていた兄を睨みつける表情、優しい顔でエゴむき出しの兄、良くも悪くも人間とは、こういうもの・・・、古典落語の持つ素晴らしさを改めて実感した。 サゲの後、会場われんばかりのものすごい拍手。帰り際、観客が口々に「金時さん、素晴らしい」と言っていた。 なんかあまりにも落語に酔いしれてしまって、国立劇場から皇居の横をふらりふらりと銀座まで歩いていた。 |
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