2009 07,15 23:33 |
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サイモン&ガーファンクル、大好き。レコードもCDも全部持っている。もちろんリアルタイムでの活躍は知らない。中学生の頃、近所のお兄さんが S&Gのレコードを貸してくれて、オーソドックスに「サウンド・オブ・サイレンス」ではまった。でも、だんだん英語がわかってくると、メロディも さることながら、詞が素晴らしいのよねえ。アメリカ人にしては、ちゃんと韻を踏んでいるし、やっぱり、ポール・サイモンは、天才だと思うのよ。
さて、そんな大好きなS&Gなのだが、東京ドームで音楽を聴く気になれず、最初は無視していたんだけど、武道館の追加公演が決まったの で、飛びついちゃった。しかし、ドーム公演は、1万3千円なのに、武道館は2万円。ポップスのコンサートが2万円とは・・・。一瞬悩んだけど、やっぱり買 わないと後悔すると思って買っちゃった。 そして、コンサート。はっきり言って、ガーファンクルは、だみ声で声量もなく、音域もかなり狭くなっておりがっかりだった。かつての天使のような 美しい声は、そもそも期待すべくもないのか。しかし、ポール・サイモンは、ギターも歌も良かった。そして、全体を通してクオリティが高く、圧巻だったの は、ポールのソロ・パートの3曲だな。今日は、Gracelandがとっても良かったよ。 ガーファンクルの歌には、かなりがっかりだったけど、そこは、眩いばかりの名曲の数々。もう全部口ずさめる。「I Am a Rock」でグッと惹き込まれ、「America」では鳥肌が立った。大好きな「Kathy's Song」は、ガーファンクルの声がやっぱりがっかり。これまた大好きな「Only Living Boy in New York」でもうメロメロ。おなじみの「Mrs Robinson 」、「Sound of Silence」、「The Boxer」、「Bridge Over Troubled Water」とこれでもかというくらい珠玉の名曲の数々に音楽の素晴らしさを満喫した夜だった。 個人的には、「4月になれば彼女は」とか「雨に負けぬ花」なんかも聴きたかったなあ。 本当に思わず一緒に歌ってしまっていて、若い頃に覚えた歌って忘れないもんだねえ。 |
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2009 06,09 22:12 |
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元うちの会社の社員だった方が指揮者を務めるニューヨーク・アジアン・シンフォニー・オーケストラ(NYASO)のコンサートへ行ってきた。正直、サントリーホールなら満席なのに、ホールAではちょっと後方の席が空いていたなあ。まあまだまだ日本じゃ無名のオーケストラだから無理ないか。
僕は、プッチーニ大好きなんだよねえ。一時は、ワーグナーのドイツ・オペラに流れたこともあったけど、やっぱりヴェルディ、プッチーニのイタリア・オペラはたまらないっす。特にプッチーニのメロディは、本当にロマンチックだ。 しかし、やっぱり国際フォーラムなんかよりサントリーホールの方がいいね。 アンコールも無かったよ。 <プッチーニ生誕150周年記念プログラム> 【第 I 部】 歌劇『トゥーランドット』より ~Turandot~ ■ 第1幕 (ACT1) 序曲 Overture “お聞き下さい、王子様” (リュー) “Signore, ascolta!” “泣くな、リュー” (カラフ) “Non piangere, Liu!” ■ 第2幕(ACT2) 第2幕第2場への前奏曲 “Intermezzo sinfonico“ “この宮殿の中で” (トゥーランドット) “In questa reggia” ■ 第3幕(ACT3) “誰も寝てはならぬ” (カラフ) “ Nessun dorma” “氷のような姫君の心も” (リュー) “Tu, che di gel sei cinta” ~フィナーレ~ トゥーランドット:ローリ・フィリップス(ソプラノ) カラフ:エドゥアルド・ヴィラ(テノール) リュー:渡部 純子(ソプラノ) 【第 II 部】 歌劇『蝶々夫人』より ~Madama Butterfly~ ■ 第1幕 (ACT1) 序曲 “Overture” “愛の二重唱” (蝶々さんとピンカートンの二重唱) “Viene la sera” ■ 第2幕(ACT2) “ある晴れた日に” (蝶々さん) “Un bel di vedremo” “あの桜の小枝をゆさぶって” (蝶々さんとスズキの二重唱) “Scuoti quella fronda di ciliegio” 第2幕第2場への前奏曲 “Intermezzo sinfonico“ “名誉を守ることができなければ…”(蝶々さん) “Con onor muore” 蝶々さん:ローリ・フィリップス(ソプラノ) ピンカートン:エドゥアルド・ヴィラ(テノール) |
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2009 04,04 21:03 |
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満開の桜の上野公園、ものすごい人ごみを抜けて、旧東京音楽学校奏楽堂へ。今日は、波多野睦美さんの歌を聴きに行く。歌とピアノだけのシンプルな構成。なのにとても心に染みる。
テーマは、春なので、春の歌が中心。日本の昔の歌は、美しい旋律もさることながら、歌詞が素晴らしい。言葉の力が持つイマジネーションの広がりと詩情溢れる余韻は、ピアノとのハーモニーになって胸に迫る。 前半は、お馴染みの唱歌が並んだが、後半は民謡をアレンジしたものなどあり、またピアノのアレンジが絶品だった。 重要文化財の旧東京音楽学校奏楽堂に響き渡るマイクやスピーカーを使わない本当の生の音は、これぞ音楽の醍醐味と実感するものだった。 メゾ・ソプラノ 波多野睦美 ピアノ 山田武彦 <曲目> 滝廉太郎:花 中田喜直:さくら横ちょう 團伊玖磨:花のまち 平井康三郎:びいでびいで 多 忠亮:宵待草 山田耕筰:からたちの花 山田耕筰:あわて床屋 成田為三:浜辺の歌 梁田 貞:城ヶ島の雨 福井文彦:かんぴょう 山田耕筰:中国地方の子守歌 弘田龍太郎:叱られて 中田喜直:たあんきぽーんき 別宮貞男:さくら横ちょう 間宮芳生:《日本民謡集》より 「さんさい踊り」「ちらん節」「米搗まだら」「こきりこ」 寺嶋陸也:ひえつき節 寺嶋陸也:刈干切唄 高橋悠治:鳥は空をもとめている 高橋悠治:ゆめのよる 高橋悠治:おやすみなさい |
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2009 03,02 23:31 |
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シーナ・イーストンのライブに行ってきた。彼女も今年50歳、ちょっと風貌はおばさんぽくなっていたけど、ステージは素晴らしかった。
シーナ、よく喋ってた。ユーモアもたっぷりで笑った。 ステージでは、ボブ・シーガーやジャニス・イアンの曲なども歌っていたけど、やはり自分の持ち歌の大ヒット曲がたくさんあるというのは、華やか だ。「Telephone」、「9 to 5」は、会場も異様なまでの熱狂。そして、「この曲を歌わないとステージを降りれないわ」と「For your eyes only」。かなり高音はきつそうだったけど、やっぱりこの人の声のために作られた歌だなあと実感。 そして、アンコールは、「Modern Girl」。熱狂のうちにライブは、終了。 |
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2009 01,29 23:47 |
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昨夜は、ビルボード・ライブ東京にJ.D.サウザーのコンサートに行ってきた。自分が知っているレコード・ジャケットの顔の男とは、随分違う人が出てきた なあと思ったけど、髭が無かったせいかな。まあ、1979年から30年もたっているんだもんねえ。僕も、「You're Only Lonely」を買った時は、小学生だったよ。
ライブは、バンド無しの一人弾き語り。甘い声はちょっと枯れ、高い音も出なくなっていたけど、それでもやはり素晴らしい曲に酔いしれた。 「Black Rose」からの曲が多かったような。「Simple Man, Simple Dreams」大好き。 イーグルスに提供した曲の演奏も多かったなあ。「New Kid in Town」やるとは思わなかったよ。これは、もう一緒に歌ったさ。ピアノ弾き語りの「Talking to the Moon」も染みたわあ。 そして、そして、やっぱり「You're Only Lonely」だよ。名曲だよなあ。涙が出ちゃう。これがアンコールだと思ったら、「Best of My Love」だったよ。びっくり。 曲は確かに素晴らしいのだけど、やっぱりイーグルスのアレンジとコーラスってものすごかったなあと、そっちを実感したりして・・・。 ここはお酒を飲みながら、いい音楽が聴けるので、身も心も酔いしれた。 |
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2008 11,24 23:53 |
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先日の人見記念講堂に続いて、ジャクソン・ブラウンの東京公演にマイミクしのたかさんと出かけた。今日は、前から8列目のど真ん中。今回は、幸運にも両日ともとても良い席で観られた。
基本的には、新作が中心の先日のライブと同じだったが、過去のスターではなく、現在進行系のアーティストということの自信のあらわれだろう。事実、発売されたばかりの新作は、とても良いアルバムだ。 今日は、何と言っても大好きな「Your Bright Baby Blues」を演奏してくれたので、個人的には大満足。涙がちょちょぎれた。 会場総立ちの「Running on Empty」、会場大合唱の「Stay」、そしてラストが「Take it Easy」、感動、感動、大感動。 素晴らしい音楽、幸福な時間をありがとう、ジャクソン・ブラウン。 今度は、いつ日本に来てくれるかなあ。 |
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2008 11,22 21:05 |
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マイミクしのたかさんと一緒に待ちに待ったジャクソン・ブラウンのコンサートへ。前から5列目で、ジャクソンの歌い演奏する姿を間近で満喫した。人見記念 講堂には、以前、ジルベール・ベコーとかベルリン放送交響楽団のコンサートで来たことがあった。それでももう10何年ぶり、懐かしい。 昨日のキャロル・キング同様、60歳とは思えないほどのものすごいパワー、歌声も衰えていない。 今回は、新作の「Time The Conqueror」が中心。最新作だから当然だけど、かなりの自信作だからだろうな。どの曲もとても良いできだ。 また、今までと違うのは、客席からのリクエストはあまり受けず、セットリストにかなり忠実だということ。ミキシング席にセットリストが貼ってあっ たけど、ほぼその通りに演奏。客席からのリクエストは、「Rock me on the water」のただ一曲だけだった。大阪では、「Late for the sky」をここで演奏しており、アンコールに「Take it easy」があったようなので、東京の方がちょっと寂しかったかな。 しかし、民主党贔屓のジャクソンだから、オバマ勝利で「I Am A Patriot 」というのは、米国ではいいとしても、日本のコンサートではどうかなと思う。 それでもコーラスやギターも素晴らしく、ライブならではのアレンジに大満足! 24日、新宿ももちろん行くぜ! |
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2008 11,21 23:17 |
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素晴らしかった。
18年前のNHKホールのコンサートにも行ったのだけど、その時は、ロック・コンサートという趣だった。今回は、ピアノ弾き語りのキャロルとギ ターが二人のトリオ構成。ツアー・タイトルの「Welcome to my living room」の通り、キャロルの部屋でのセッションに招かれたような雰囲気だ。 たった3人なのに、ド迫力。すごかったなあ。音楽ってやっぱり素晴らしいと実感。 どの曲も口ずさめる名曲ばかり。個人的には、「Home Again」と「City Street」の演奏が嬉しかった。願わくば、「Jazz Man」とか「Only Love Is Real」なんかも聴きたかったなあ。 とにかく名曲ばかりで2時間じゃ足りないよー。あの曲も、この曲も、まだまだたくさん聴きたかったー。 でも本当に素晴らしいステージで大満足! 「You've got a friend」でもう鳥肌、感動。生きてて良かった。 |
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2008 10,23 23:51 |
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昨夜は、僕のBack to the 70's シリーズの第一弾、クリストファー・クロスのライブに行ってきた。彼は、80年代という印象もあるけど、デビュー作にして洋楽史に残る名盤「南から来た男」は、79年の作品。その作品で翌年のグラミー賞を独占した。
昨夜のライブ、こじんまりしたライブハウスということもあり、クロスのアコースティック・ギターのほか、ピアノ、サックス、ウッドベース、ドラム とシンプルな構成。アレンジもジャズっぽく、これがまた最高だった。ピアノとサックスのアレンジが素晴らしく、観客はおろか、クロス本人が酔いしれている 感じだった。 「Sailing」、「All right」、「Arthur's Theme」などの大ヒット曲に新旧織り交ぜたセットリストに素晴らしい演奏は、音楽ってやっぱり最高って思っちゃう。クロスが「Arthur's Theme」を歌う時、「日本では、ニューヨーク・シティ・セレナーデとして知られている・・・」って言ったのが笑った。最後に「僕のキャリアが始まった 曲」として、「Ride Like the Wind」。感極まり・・・。 終演後、サイン会もあったりして、通常のコンサートは違うアットホームな感じだな、ここは。 それにしてもクリストファー・クロス、今年57歳だと。すごく若く見えた。大分頭が禿げ上がって目方も増えて熊男みたいだったけど、ハイトーン・ボイス。自作の曲に酔いしれながら演奏し歌う姿は、意外とかっこよかった。 |
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2008 07,04 22:41 |
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今日は、特に会議の予定もなく一日家で仕事をしようと思ったのだけど、夜は、サントリーホールに行くことになっていたので、そのために出社しちゃった。(笑)会社から、サントリーホールへは歩いてすぐなので・・・。
今夜は、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団。昨日もコンサートがあったのだけど、今週の月曜日に行ったばかりのルツェルン交響楽団とほとんど同じプログラムだったので、今日にした。 ウェーバー :オペラ『オべロン』序曲 ベートーヴェン :ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73 「皇帝」 :交響曲第7番 イ長調 op.92 ピアノ協奏曲第5番では、中村紘子が登場。久しぶりに拝見したよ。金魚のでめきんみたいなヒレの付いた衣装だった。中村紘子を初めて見たのは、小学生の頃 だった。今は、大分、体がふくらんじゃったなあ。僕が大学生の頃は、彼女三田に住んでいたので、大学の講堂でも演奏してくれたことがあったな。旦那の庄司 薫は、今なにをしているのだろう? 今日の目当ては、ベートーヴェンの交響曲第7番。これ、大好き。ベートーヴェンの交響曲では、なんと言ってもこれだ。特に第二楽章は、なんか哲学すら感じるなあ。 やっぱり生演奏は、しみる。サントリーホール大好き! アンコールは、 ブラームス:ハンガリー舞曲第5番 ヒメネス:『ルイス・アロンソの結婚式』から間奏曲 だった。 |
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