栗ッピング
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2010
03,27
18:47
御名残三月大歌舞伎 第二部
CATEGORY[舞台]
さよなら歌舞伎座公演も残りわずか。今日は、二部と三部へ。 
二部のお相手は、にっしさん。昼ごろ会って、帝劇地下の中華でランチ。それからビックカメラやアップルストアといつものコースを徘徊。アップルストアの無料講座でiPhoneのいろんなアプリの紹介を見て、へえへえへえと感心。

歌舞伎三月ちらし

菅原伝授手習鑑 筆法伝授
菅原伝授手習鑑の中では結構動きがある。回り舞台を効果的に利用した移動や、門前の立ち回り、希世を折檻する場面などコミカルな展開も・・・。 

弁天娘女男白浪 
にっしさんご贔屓の播磨屋と僕のご贔屓の音羽屋で見応えたっぷり。でも、ラマンチャ高麗屋も出てたなあ。 
もう菊五郎の「知らざあ言って聞かせやしょう・・・」の場面では、しびれまくりだよ。ああ、素敵だ。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1697/御名残三月大歌舞伎 第二部
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2010
03,07
15:37
御名残三月大歌舞伎 第一部 @歌舞伎座
CATEGORY[舞台]
リコピン王子と歌舞伎座へ。今月の歌舞伎座は、全部行くのだ。まず今日は、第一部へ。

菅原伝授手習鑑 「加茂堤」
「義経千本桜」と「仮名手本忠臣蔵」は、歌舞伎座さよなら公演でそれぞれ2回づつ通しでかかったのに、何故か「菅原伝授手習鑑」だけはかからなかったのよねえ。さよなら公演のオーラスとしてついに登場か。しかし、ぶつ切りなのよねえ。
それに序幕はなく、二幕目の「加茂堤」から・・・。牛車を中心にコミカルで楽しい舞台になっていた。

楼門五三桐
歌舞伎らしい煌びやかな舞台。南禅寺の山門の上って昔は、こんなにキンキラしてたのかなあ?また、京都に行きたくなっちゃったよ。
桜に浮かぶ楼門がせり出し五右衛門の吉右衛門と地上の菊五郎のやりとりがかっこええ。しびれるぅ。

女暫
玉三郎が大活躍。すごい衣装だよねえ、両腕に開いた傘が付いたみたい。玉三郎、女形なれど男っぽい部分をアピール。こういうのも貫禄あるよなあ。
幕が閉まって、舞台番の吉右衛門が登場。玉三郎との掛け合いの余興がこれまた楽しい。

今日は、3つとも華やかで煌びやかで楽しい舞台だった。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1685/御名残三月大歌舞伎 第一部 @歌舞伎座
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2010
02,21
23:25
二月大歌舞伎・夜の部 @歌舞伎座
CATEGORY[舞台]
kabukiza201002b.jpgにっしさんが行くのやめたからチケットあげるってことで、もらって行ってきた。歌舞伎座さよなら公演・十七代目中村勘三郎二十三回忌追善ということで、現・勘三郎活躍しまくりの舞台だった。

壺坂霊験記
登場人物がほぼ二人。舞台らしい台詞のやりとりとなんとも言えぬ間が良かった。
途中、観音様登場の場面は、なんとも微笑ましく。
三場面目の谷底のセットが美しかった。
夫婦の情愛、いいものだねえ。

高坏
「なかなか」という台詞や冠者登場で、狂言みたいだったよ。
後半の下駄を履いての勘三郎の舞は、タップダンスみたいだった。斬新な演出だけど、昔からこうだったのかしら?鼓と下駄のタップのハーモニーが意外と合って楽しかった。

幕間に、歌舞伎座の中を探検した。ベルナール・ビュッフェの歌舞伎の絵を見つけて驚いちゃった。2階のロビーでは、先代・勘三郎の写真展もやってたよ。
一人で観に来るとこの幕間がちょっと寂しいのよねえ。

籠釣瓶花街酔醒
これは見応えあった。
吉原の風俗のいろいろが視覚的に分かってすごく面白かった。落語では、いつも頭の中で想像しているからねえ。
1幕の花魁道中がなかなかに絢爛豪華だったよ。そして、やっぱり玉三郎ってのはオーラがあるね。他の女形とはやっぱり存在感が違うよ。
花魁の玉三郎、最後斬られちゃうんだけど、その時の倒れ方がイナバウアーなのよねえ。すごい体柔らかい。驚いた。
この話、実話をもとにしているらしく、また本当はこの倍ある長い話だそうで。前段の話も調べてみたくなった。
ともあれ絢爛豪華に再現された吉原の世界が興味深く、面白かったよ。幇間も禿(かむろ)も登場してねえ。いやあ、とっても楽しめちゃったよ。

にっしさん、ありがとね。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1680/二月大歌舞伎・夜の部 @歌舞伎座
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2010
02,20
23:06
大経師昔暦 @国立小劇場
CATEGORY[舞台]
文楽チラシ今日は、にっし君と文楽を観てきた。場所は、国立劇場の小劇場。

昨年末に文楽ワークッショップに一緒に出かけ、その魅力に取りつかれた我等、文楽をちゃんと劇場に観るのは初めて!

で、文楽だけど、いや本当に素晴らしい。「古今東西ぃぃぃ」って黒子が太夫と三味線を紹介するのが渋い。幕が歌舞伎と逆の右から開くのが面白かった。

今日鑑賞したのは、近松門左衛門の「大経師昔暦」。これは、溝口の傑作映画「近松物語」のもとになったものだね。

大経師昔暦
1683年に不義密通で処刑された茂兵衛、おさんとその下女を題材にした物語。実際はどうだったか分からないけど、近松のこの作品では、ひどい主 人と取り違いによる偶然が引き起こす悲劇を描いている。映画「近松物語」も同様の理由を扱うが後半二人の逃避行を軸に物語が展開するが、この作品では親子の情愛に重きが置かれている。

大経師内の段
いろんな出来事が起こり、偶然と偶然が奇妙に重なりながら悲劇が起こる。
屋根から忍び込む場面も人形師が上手に操るのがびっくりだった。
幕が閉まる直前に全てが明らかになる「茂兵衛」という台詞で終わる演出が秀逸。

岡崎村梅龍内の段
この作品のクライマックス。後半から、人間国宝の竹本住太夫が登場。場内割れんばかりのものすごい拍手。
密通を行い逃避行を続ける娘と再会した両親、「畜生め」と蔑みながらも親の情愛をひしひしと盛り込む演出に目頭が熱くなる。すごい脚本だ。近松は、天才だなあ。
物干竿に佇む二人と窓から顔を出す下女に当たる月光のシルエットが、将来の磔の姿を投影するものすごい演出に震えた。

奥丹波隠れ家の段
太夫が登場人物の数だけ出て、それぞれの台詞を語る演出だった。こういうのもあるんだねえ。そしてハリウッド映画とは違って、日本的美徳を感じる結末は、悪が栄え、良き人が死んでいく。

義太夫も生きているような人形も素晴らしく、もうはまってしまいそう。でもチケット取るの大変なのよね。それにしても、日本語の美しさを改めて実感。


終演後、飯でも食おうと思ったけど、にっし君が池袋に行くって言うんで、帰ってきた。あの子も割りと忙しいようで、そうそうつきあわせてもいられない。

でも、文楽面白かったなあ。今度は、もっと良い席で観たい。あと、能も久しぶりに行きたいなあ。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1679/大経師昔暦 @国立小劇場
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2010
01,11
18:06
壽初春大歌舞伎
CATEGORY[舞台]
今日は、歌舞伎座へ。 二つの初めてを体験してきた。

一つ目。まずは、昨年から着物を揃え、着付けを習い、いろいろと準備を続けてきた男子着物部の活動、今日は、満を持してにっし君と着物デビューしてきた。 雪駄で街を歩くのは、それほど苦ではなかったが、階段を上るのが大変だった。あと、洗面所で手を洗う時とか、袖のひらひらが邪魔だよなあ。

二つ目。歌舞伎座の桟敷席で観劇。現歌舞伎座が今年の4月で終了ということで、記念に桟敷席で観劇してきた。

桟敷席は、観やすいねえ。料金が高いだけあるは。お茶は用意してある、弁当は届けてくれるわで、ちょっと優雅な気分になったよ。この劇場を壊しちゃうなんて、本当に残念。
しかし、ついこの間まで1万8千円だった桟敷席が2万2000円に、一等席は1万5千円が2万円に値上がっていた。いくらさよなら公演とは言え、随分値上げしたよなあ。


桟敷席で注文できる桟敷幕の内弁当。これも記念にね。(笑)


本日は、こちらの昼の部を観劇。
お目当ては、團十郎が弁慶を演じる「勧進帳」。以前、團十郎の「外郎売り」を観た時にほとんど動かなかったので、今回の動く動く、喋る喋る、跳ねる跳ねるの團十郎に大満足。
「松浦の太鼓」のおちゃらけムードの吉右衛門も、なんかいつもと違って面白かったなあ。

あまりに桟敷席が観やすかったので、4月までにあと1、2回、桟敷で観たいなあ。お財布と相談だな、こりゃ。

歌舞伎の後は、銀座の松屋へ。今日も、いろいろ買いそうになったけど、我慢我慢。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1619/壽初春大歌舞伎
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2009
12,02
23:10
文楽ワークショップ @實相寺
CATEGORY[舞台]
この間、たまごの会で西馬込の實相寺に行った時、「文楽ワークショップ」のチラシが置いてあり、一緒に落語を観たにっしさんと「これ、行きたいねえ」と話 していた。文楽は、以前からずっと観たかったのだけど、チケットが手に入らないんだよねえ。また、初心者には、こういう会の方がとっつきやすいかなあとい うこともあり、出かけてみた。

もう7回目だそうで、開場前から行列。でも、最前列に陣取り、二人でかぶりついて観ちゃった。

人形遣い:桐竹勘十郎
太夫:竹本津駒大夫
三味線:鶴澤燕三


前半は、上記三者の楽しいお話。人形浄瑠璃界のいろんな話が聞けて面白かった。また、三人とも笑わす、笑わす。話がすごく上手だった。

中盤は、素浄瑠璃。義太夫と三味線だけで、「仮名手本忠臣蔵」の大序を。津駒大夫、風貌は、大阪の気のいいおっちゃんって感じだったけど、始まっ た途端に豹変。かっこいい、惚れたああああ。何でこんな声出るの?なんでこんな節覚えられるの、なんで三味線この節に合わせられるの? もうすごくてびっ くりした。
飛び散る汗、脳味噌の血管が切れるんじゃないと思うほどの表情の変化に圧倒された。義太夫は、節が付くので聞きなれないとなかなか耳に入ってこない部分もあるんだけど、やっぱり日本語のリズム、言葉はいいなあと実感した。

休憩を挟んで、後半は、人形の説明から。浄瑠璃の人形って、首と手しか無いんだねえ。女の人形の足は、人間の拳だった。三人で息を合わせて一つの 人形を動かすのがすごい。また、人形の目線が重要で、それに手の動きを合わせると、まるで生きていて、感情を持っているように見えるから不思議だ。

そして、忠臣蔵の八段目道行の場面を・・・。小波だけだったのだけど、宙を泳ぐような、歩くような不思議な人形の舞にうっとり。足役の人、自分の足で拍子をとったり、くぐって向こう側に行ったり、ものすごく足を踏ん張ってすごい姿勢したり、すごい大変だなあと思った。

終演後、にっしさんと「文楽もっと観たいねえ、もっとたくさん人形出るの観たいねえ、義太夫はやっぱりすごいねえ、深い音の三味線もいいねえ」と魅力にとりつかれてしまったよ。

しかし、どうやったら文楽のチケット取れるんだろう。本場大阪の文楽劇場に行くと取りやすいって聞くんだけど、大阪まで観に行っちゃおうかなあ?

新橋に移動して、遅めの飯。こんな時間に食べちゃ体に良くないよなあ。
そして、次の野望についても話しあう。古典芸能への想いは、尽きず・・・。
日本の文化、素晴らしい。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1588/文楽ワークショップ @實相寺
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2009
08,23
22:47
8月納涼大歌舞伎第三部 @歌舞伎座
CATEGORY[舞台]
さよなら歌舞伎座公演で、このところ豪華な演目が目白押しだ。
歌舞伎座の雰囲気も風情も好きなので、取り壊されるのは残念だなあ。
きっと明治座みたいにつまらん近代ビルの劇場になってしまうんだろうなあ。

お国と五平
谷崎の戯曲。一幕一場面ながら台詞だけでぐいぐいと惹き込む。
こういうの好きだなあ。3人どれもがあまりに人間的で好き。
武士なのに死ぬのが嫌、表向きの貞節、大義名分に隠れた下心、人間の弱さと臆病さと執拗さと身勝手さをこれでもかと突きつける。
すごい作品だなあ。でも、なんで歌舞伎?

怪談乳房の榎
結局のところ歌舞伎は、喜劇であり、人情話をやっても、怪談をやっても、やっぱり可笑しいものになってしまうね。でも、それだからいいんだろうね。
勘三郎の三役早変わりは、本当に見事でこれぞ歌舞伎の醍醐味という感じだった。セットも豪華で、クライマックスの滝の場面もすごかったなあ。古い劇場といいながら、結構歌舞伎座ってすごいセット組めるよね。
単純にエンターテイメントとして大いに楽しめた。

今の歌舞伎座が取り壊される前に一度、桟敷席で観たいなあ。花道に近い方の桟敷で。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1414/8月納涼大歌舞伎第三部 @歌舞伎座
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2009
07,26
21:11
新宿ミッドナイトベイビー @シアターサンモール
CATEGORY[舞台]
新宿のシアターサンモールというところへ初めて行った。こんな所に劇場があったのねえ。なんか新宿の外れの住宅街といった風情。

舞台は、ほとんと歌舞伎町のホストクラブ。映像や照明、ガラスを上手に使い、それ以外の場面を表現していた。この頃は、歌舞伎町も綺麗で安全な町になろうとしているけど、日本に一つくらい、こんな怪しくて怖くてよく分からない所が残っていてもいいとは思う。

前半は、どたばたで楽しい喜劇だが、後半はかなり重苦しく切ない結末へ。いしだ壱成と山崎邦正のほとんと全裸の濡れ場は、フラッシュライトを効果的に使い、抱腹絶倒。山崎邦正は、登場から観客を笑いの渦へ。またなかなかの演技で存在感もある。

浅野温子は流石のオーラを醸し出し、愛染恭子もど迫力の貫禄だ。(笑)
いしだ壱成もホスト役は似合っていた。

なんか素人っぽい演技の人もたくさんいたけど、全体的には、楽しい舞台だった。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1384/新宿ミッドナイトベイビー @シアターサンモール
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2009
01,17
22:45
かもめ来るところ @ベニサンピット
CATEGORY[舞台]
1055016178_149.jpgしがない豆腐屋の生活を綴り緒形拳主演でドラマにもなった「豆腐屋の四季」、骨太のノンフィクション、”環境権”を世に問うた豊前火力発電所建設反対運動と、松下竜一とその妻洋子の半生を描いた舞台を観に森下のベニサンピットへ。

貧乏だけど懸賞短歌が新聞に入選するようになるほのぼのとした頃から、「豆腐屋の四季」が有名になりもてはやされた時期、そしてクライマックスの自然を守るため国や電力会社と戦う姿が描かれる。彼の短歌を効果的に挿入した場面展開が印象的だった。

社会派的なメッセージではなく、あくまである夫婦の物語として、とても良い舞台だった。竜一を演じる高橋長英は、まるで永遠の少年のように純粋で、妻洋子を演じる斉藤とも子は、どんな逆境にも夫を信じて支える強い女性を演じていた。

「便利になった途端、人間は不便を知る。それまで不便と思わなかったのに・・・。一度便利を知るともう不便には戻れない。」という竜一の台詞が印象的だった。自分の生まれ育った故郷の自然が壊れても、便利と利権を人は、もう手放せないのだ。

ラストの余韻もとても良い。

実は、この舞台、ベニサンピットのラスト・ステージだ。この公演を最後にベニサンピットは、幕を閉じる。建物は、取り壊されるのだそうだ。
25930338_2580888886.jpg

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/45/かもめ来るところ @ベニサンピット
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2008
12,07
22:38
こまつ座 「太鼓たたいて笛ふいて」 @紀伊国屋サザンシアター
CATEGORY[舞台]
1016276603_227.jpgこの舞台は、以前も観ているのだけど、大竹しのぶ、木場勝己、梅沢昌代の主要キャスト3人での再演とあって、また観に行った。もうこの3人以外は、考えられないほどのはまり役。

一幕は、明るく楽しく歌声も朗らかだ。しかし、その根底には、戦意高揚に駆りたてられる悲しみも秘めている。

二幕冒頭は、いきなりのクライマックス。冬の信州での名場面は、利用されたとは言え戦意鼓舞に一役買ってしまった林芙美子の怒りと自己欺瞞への復讐が爆発する。

戦後、罪悪感にさいなまれ詫びるつもりで小説を書き続ける林芙美子を大竹しのぶ、いつも斜に構え冷静に現状を見つめながらも明るく生きるその母に 梅沢昌代、時代時代に上手に適用し社会に合わせて生きていく三木孝に木場勝己と三者ともに最高の演技だ。とにかく一挙手一投足そのすべてが素晴らしく圧巻 である。

楽しく、大いに笑って、一緒に歌って、そしてしみじみとした余韻が残る。何度でも観たい。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/95/こまつ座 「太鼓たたいて笛ふいて」 @紀伊国屋サザンシアター
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