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2005 05,28 23:07 |
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映像の構図は、美しいが、物語は、曇天の中、黒、黒、黒のイメージだ。次々に起こる不幸、救いも希望もない展開に、かなり落ち込む。 また、やたらと上映時間が長い。同じ台詞、同じ動作が延々と繰り返されるさまは、正直くどい。これがテオ・アンゲロプロス風なのだけど・・・。 型 にはまった様式美は、素晴らしいのだが、なんか新しいものも欲しい気がした。それでも、川を行くボートや筏のシーン、干してある白布が風になびきながら楽 団員の音楽が交差するシーン、汽車が横切り通り過ぎた後の向こう側の場面など、目に焼きつく印象的な映像美は、流石だ。 ラスト・シーンは、胸がかき乱されるほど、切なく悲しい。栗4つ。 日比谷シャンテシネ1にて。 |
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2005 05,28 23:05 |
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2005 05,28 23:04 |
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ヒラリーも、アカデミー賞当然。あまりに自然な演技は、驚嘆に値する。ボクシングのシーンもなかなかの迫力だ。 ただ、「海を飛ぶ夢」に比べると、話の中身が薄っぺらい。しかし、それこそがアメリカ映画、速い展開と分かりやすい流れでエンターテイメント作品になっている。まあ、何とも分かりやすい映画で万人向けの作品。栗3つ。 まあ、「ミスティック・リバー」よりは、何倍も面白い。 丸の内ピカデリー1にて。 |
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2005 05,26 23:11 |
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この作品は、尊厳死がテーマだが、物語はとてもユーモラスで爽やかでさえある。主役のバビエル・バルデムの表情だけの演技は、最高で、特に笑顔には、生と死の複雑な思いが見事に表現されている。 共演陣もまた素晴らしく、観客は、まるでこの家族の一員になったような錯覚すら覚える。主人公の義姉を演ずるマベル・リベラの演技は、涙腺を刺激する。 ユーモラスで可笑しい台詞も秀逸で、時にその言葉が深淵な意味を持ち、グサリと胸に突き刺ささる。 物語の展開、映像、編集は、すべてオーソドックスな作りで目新しいものはないが、それでもぐいぐいと惹き込まれる。 生きることの意味を静かだか、深く深く問いただす珠玉の名作。栗4つ。 因みに音楽もアメナーバル。その旋律もすばらしい。 この映画、事故で28年間首から下が動かなかった男が尊厳死を訴える実話に基づく映画。死にたい人を死なせてあげるのが愛なのか、死なせずに生きながらえさせるのが愛なのか。あなたは、どちらだと思うだろうか。 日比谷シャンテ2にて。 |
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2005 05,17 20:32 |
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2005 05,17 20:26 |
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2005 04,24 23:11 |
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最初に断っておくが、これからこの映画を観ようと思っている人は、以下読んではダメ。ネタバレはしてないが、こういう映画は、何も知らずに観るというのが醍醐味。
あんまり怖くない。もっと怖がらせて欲しかった。それにしても、ダコタ・ファニングは、演技上手過ぎ。気味が悪いくらいだ。曲がらずに成長してほしい。 さて、一応どんでん返し的な展開が用意されているが、タイトルの「ハイド・アンド・シーク」と主演がデ・ニーロであることを考えると容易に展開が読める。あ、だからデ・ニーロを起用したのね。キャスティングの面白みにかける。 なんの新しい要素もないが、ファニングとデ・ニーロの演技合戦で、最後まで飽きずに観れる。しかし、ありきたりの結末に、もうちょっと頭ひねろよとか、ホラーだったらもう少し怖がらせろ、と文句も言いたくなる。栗2つ。 |
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2005 04,09 23:17 |
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相変わらずの美しい映像には、溜息がでる。前作「悪い男」のスピード感とヴァイオレンスと眩いばかりの都会のネオンの世界から一転、静かでゆったりとした世界が展開される。湖に浮かぶ印象的な寺院と舟は、「魚と寝る女」を思い起こす。 厳しいが美しい大自然の中、そしてさらに水で閉ざされた空間は、一層の孤立感を滲ませる。 映画は、春、夏、秋、冬とそれぞれの季節と時代の一人の主人公を4人の俳優で演じる。とりわけ少年時代を演じるソ・ジェギョンが光る。キムは、韓国の北野武と時々言われているが、どちらかと言えば、今村昌平かなと今回思った。毎回、毎回、動物の描写がそれを彷彿とさせる。 映画は、多分に宗教的色彩が強いが、西洋のキリスト教文化より、こちらの方が共感ができる。 舞台は、この寺と周辺の山河以外には出てこない。この閉ざされた空間の中で、一人の男の人生と輪廻が描かれる。主人公の中年期を監督自ら演じている。 坦々とした流れの中に、しみじみとした味わいがあり、心に残る一本である。栗4つ。 |
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2005 04,09 22:18 |
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2005 04,02 23:10 |
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オープニング、まるでレンブラントの絵画のような陰影の映像にゾクゾクする。全編にわたりスコッセシの映像表現は、素晴らしい。
物語りもヒューズとキャサリン・ヘップバーンが中心の前半は、すごく良い出来。ケイト・ブランシェットのヘップバーンは、とても魅力的だ。ケイトが出なくなる中盤は中だるみだが、後半の公聴会のシーンからは、また面白くなる。
賞には縁のないディカプリオだが、この映画での演技は素晴らしい。これでアカデミー賞取れなかったのは、ショックだろうな。本当にいい演技。
しかし、髭面のディカプリオは、なんかベニチオ・デルトロだった。
映像は、素晴らしく、また波乱万丈のハワード・ヒューズの人生は、驚きに値する。しかし、過去のスコセッシの作品とどうしても比べてしまうから、ちょっと物足りない。
飛行シーンは、素晴らしいので、観るなら映画館の大スクリーンでどうぞ。ヒューズも興味深いが、ここにかかわってくる大女優の人生も実は、波乱万丈で切ないのだ。
まあ、3時間飽きずに観れる。丸の内ルーブルにて。栗3つ。
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