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2006 01,24 21:53 |
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さ て、お話は、こうなるかなあと思うと、その通りに展開する。実話だから、しょうがないと言えばそれまでだが、映画の出来としては、普通。また、過去に、 「ノーマ・レイ」とか「エリン・ブロコビッチ」とか、既にこの手の題材で良い映画があるので、何を今さらという感じが否めない。 以前、女性が男性の職場を侵食しているというドキュメンタリーを観たが、それは、両方の視点から描けていて興味深かったが、この映画は、女性の視点からだけのみ描かれているのでつまらない。 映画にあるようなセクシャル・ハラスメントは、男の問題というより、その程度の人間なんじゃないのという気もしないでもないが、閉鎖された世界で、それをもみ消す企業の体制は、批判されてしかるべき。 ただ、映画としては、何故今この題材? 今さら何なの? と思えてしまう。 演技も、主役のセロンといつもながら度肝抜く迫力のマクドーマンド以外、観るべきものがない。話がいまいちでも、俳優人の演技が素晴らしいと映画は、鑑賞に耐えうるのだが・・・。 なんと、公開1週目にて打ち切りが決定。東劇に移って続映は、されるようだが、メインの映画館で週末にかかるのが一回のみという、興行的には、寂しい結果となった。 栗二つ。まあ、最後まで飽きずに観られる。暇つぶしには、なる。 女性は、感じ方が違うかも・・・。 サロンパス丸の内ルーブルにて・・・。 ロビーには、久光製品でいっぱい。 サロンパスの匂いでスースーする。(嘘) |
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2006 01,15 22:55 |
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これぞ映画、これこそ大画面で観るべき映画の中の映画だ。今なら、新宿テアトルタイムズスクエアの大スクリーンで観られるチャンス。 4時間という上映時間が、本当にあっと言う間。何度も観ているのに、面白く惹きこまれる。そして、なんとも素晴らしい構図に溜息が出る。 初めて観たのは、中学生の時、建て直す前の丸の内ピカデリーだった。その時もあまりの面白さ、映画らしい迫力と演出に圧倒された。 初公開は、1939年。第二次世界大戦に突入する年だっため、日本での公開は、戦後だった。つまり、アシュレイ役のレスリー・ハワードは、戦死していたため故人だったのだ。 ビビアン・リーは、一番最後に決まったキャストにも関わらず、まるで彼女のために書かれた脚本のような当たり役だった。女の純愛、狡猾さ、弱さ、強さ、可愛さ、全てを表現し圧巻である。 映 画的な見所は、前半に多い。豪華な舞踏会、南北戦争の犠牲者のエキストラのシーン、有名なアトランタの炎上には、今でも驚嘆してしまう。これは、絶対大画 面で観たい。後半は、一転、ドラマが主軸になり、すれ違いの愛が描かれる。本当の愛とは、このようになかなか気づかぬものなのか・・・。 気になったのは、字幕。やはり、言語の台詞の面白さが活かしきれていない。ある程度英語が分かるなら、字幕は、無視した方がいい。それほど、難しい英語ではないので。 何度観ても、ラストシーンの名台詞とシルエットの構図には、鳥肌が立つ。本当に、夢のような時間、こういう映画、もう作れないんだろうなあ。 栗5つ。 新宿テアトルタイムズスクエアにて。
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2006 01,09 23:08 |
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前半、美しかった日本の家族のあり方に微笑ましい想いで見つめるが、段々、荒涼とした寂寞感が滲み出てくる。 尾 道から東京へとやってきた老夫婦は、自分の子供たちに最初は、歓迎されるが徐々に邪険にされてきて、孤立感と疎外感を感じ始める。その中で、原節子演ずる 次男の未亡人だけが、本当の子供以上の優しさを見せる。戦後間もない頃、既に日本の家族が崩壊している様をまざまざと見せつけられ、心が痛くなる。 されど、共感してしまうのは、杉村春子らが演ずる実の子供の方だ。原節子の優しさに、お前たちは、こんな風にできないだろうと、脅迫状を突きつけられているかのよう。その原節子に、ラストで「私、ずるいんです」と名台詞を吐かせる脚本に戦慄すら覚える。 この映画には、先日の「疾走」のように、殺人、レイプ、放火、ヤクザなどは全くでてこない。大きな事件も起きず、淡々と市井の人々の日常を追うだけだ。何気ない日常がこんなにもドラマチックで、可笑しくて、悲しくて、切なくなるのは、どうしてだろう。 ある家族の人生の歴史は、そのまま観客のものと重なっていく。この映画を観ることは、人生における貴重な体験であり、そして観てしまったら、いつまでも胸に突き刺さり続ける。 家族とは、人生とは、何だろうと考えさせられ、そして、心の棘が抜け落ち、見終わった後、誰かに優しくしたくなる、そんな映画だ。 5つ栗。満点。 銀座シネパトスにて。
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2006 01,09 20:10 |
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3部作に及ぶ長編の総集編だ。空襲の夜、数寄屋橋の上で半年後にここで会いましょうと名も告げず分かれた二人、しかし、次から次へと起こる出来事にすれ違い、なかなか二人は、一緒になれない。 話は、さておき、見るべきは、東京、北海道、九州の美しい当時の日本の風景だ。お話の方は、いまとなっては、やはり古い。不幸で泣き濡れ、耐え忍ぶ女性なんて、今や探すのが難しい。 同じ東京とは、思えぬ銀座の姿に、懐かしいやら悲しいやら・・・。ラストがいまいち。僕だったら、二人を結び付けないなあ。最後も夜の数寄屋橋のシーンにしたい感じ。そこで、決め台詞「君の名は・・・」、なんてね。 美しかった日本の風景に懐かしむ、栗3つ。 銀座シネパトスにて。 |
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2006 01,07 23:16 |
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衝撃の問題作の映画化。時折、ハッとする映像があるものの、主要人物の棒読み台詞とたどたどしいナレーションに正直辟易。それでも、上映時間中、飽きずに見ることができる。音楽は、とてもいい。
原作をサマリーした感じで、前半は、文学を映像化したよーという雰囲気で、後半は、映画らしい展開。登場人物の棒読み台詞は、あえてなのか、よく意図が分からんが、なんか昭和40年代の自主映画を観ているような懐かさがある。 登場人物のいずれにも共感できないので、感動は無い。ただ、きちんとした映画の作りにはなっている。原作を読んでいなければ、すんなり受け入れられるかもしれない。 栗3つ。まあ、最後まで飽きずに観られるので・・・。シネスイッチ銀座にて。 |
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2006 01,04 20:25 |
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2005年の映画を振り返るのを忘れた。で、振り返ってみる。毎年100本近く観ていたが、昨年はかなり減った。良い映画が減ってるね。
<5つ栗> 傑作 ウエスト・サイド物語 何度見ても興奮! <4つ栗> 秀作・佳作 エターナル・サンシャイン 今年のベスト映画、素晴らしい脳内冒険 亀も空を飛ぶ 胸を打つ映像美、脚本も秀逸 Dear フランキー シンプルだけど素晴らしい物語 バス174 戦慄のドキュメンタリー 海を飛ぶ夢 真実+素晴らしいイマジネーション 春夏秋冬そして春 人生という哲学 パッチギ 涙、涙の感動作 戦争のはじめかた 抱腹絶倒の戦慄戦争コメディ <3つ栗半> 惜しい エレニの旅 胸に突き刺さる映像美 ライフ・イズ・ミラクル 可笑しくて切ない戦争 ライフ・イズ・コメディ 可笑しくて切ない人生 <3つ栗> 普通に楽しめた バットマン・ビギンズ シリーズ中最高の出来 ボーン・スプレマシー ド迫力カーチェイス、すげえ ヒトラー 最後の12日間 ヒトラーの内面が描けてない スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 ダークなテイスト ミリオンダラー・ベイビー 「海を飛ぶ夢」を見ちゃうといまいち LOVERS イーモウよお前もか・・・ アビエイター 賞取りたいのね、次回がんばってね ランド・オブ・プレンティ ステレオタイプね コープス・ブライド 時間短いよ チャーリーとチョコレート工場 笑った ボブ・ディラン:No Direction Home ファンの僕は熱狂 ALWAYS 三丁目の夕日 懐かしいだけ、内容は無い キング・コング 古き良き時代の冒険活劇、でも突っ込みどころ満載 <2つ栗> 駄作・時間の無駄だった Mr. & Mrs. スミス もっと頭使って展開考えろよ SAW 2 前作の方がいいね シンデレラマン 一方的な正義感、アホか ランド・オブ・ザ・デッド 怖くないよ 0:34 結局なんなのよ ノミ・ソング もっと人間の内面をえぐれよ ザ・インタープリター どんでん返しが予想通りよ バタフライ・エフェクト つまんねえよ ハイド・アンド・シーク 犯人タイトルで分かるよ アレキサンダー 長いよ ネバーランド これだけ良い役者集めてこの程度かよ <1つ栗> 駄作、あきれた。映画製作者は、恥ずべき ある子供 貧困じゃなくて馬鹿なだけじゃん Jの悲劇 ただのストーカーじゃん ハリー・ポッターと炎のゴブレット CGだけじゃん ブラザーズ・グリム 何故作ったのこんな駄作 レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 世にも不作な・・・ Shall we Dance? 見ている観客が赤面する恥ずかしさ ステップフォード・ワイフ ニコールのキャリアを終わらす気? 宇宙戦争 今年のワースト映画、目も当てられぬバカ映画 <栗無し> 映画製作者は、死ぬべき 2005年は、栗無しのひどい映画は、無かった。因みに、2004は、2本。「サンダーバード」と「CASSHERN」。 |
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2005 12,31 21:50 |
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まあ、おそらく、何故今更キングコングなの? という誰もが抱く思いで、あまり映画館に足が運ばないのだろうね。おまけに、上映時間3時間半というのも、観客を遠ざけているんだろうな。 で、 観た。なんと、3時間半が文字通りアッと言う間。次から次のアクション・シーンの連続にハラハラドキドキ、手に汗握る展開・・・。キング・コングというネ タは、さておいて、昔ながらの冒険活劇、オーソドックスな作りだが、娯楽に徹していて良い。「ロード・オブ・ザ・リング」よりは、遥かにましな映画だ。 特に前半の謎の島でのお話は、まさに古き良きハリウッド映画。CGだらけだけど、それも気にならないくらいテンポがいい。されど、ニューヨークに来てからは、話の展開がありきたりで、ちょっと拍子抜けだ。 とにもかくにも3時間半、飽きないのは、すごい。ものすごくお金がかかっているので、観る価値はある。 個人的には、船乗りがコンラッドの「闇の奥」を読んでいたり、ニューヨークの街にまだWoolworthがあったりと、細かなところに微笑んでしまった。 後半がもうちょっとひねりがあれば良かったが、娯楽大作としては満足できる出来。栗3つ。 日劇1にて。 |
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2005 12,30 21:53 |
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当時を知る人が懐かしんだり、当時の映画を観たこと無い人が、面白がるのは、なんとなく理解できる。 ただ、小津や成瀬や木下恵介の当時の映画と比べてしまうと、なんとも陳腐な話で、薄っぺらいうわべだけの深みの無いストーリーにちょっと赤面してしまう。 ラストもハッピーエンドで、ちょっと出来すぎの感あり。小津の「長屋紳士録」で泣いてしまった僕には、この映画は、ちょっとリアリティーがなく、観客に媚びている節があると思える。 それでも、最初から最後まで飽きずに観られるのは、ある世代にとっては懐かしさであり、ある世代にとっては新鮮だからであろう。話は、たわいもないが、今年の邦画では、観るべき作品のひとつだろう。栗3つ。 それにしても、ちょっと前の東京でも、CGを使うしか再現できなのは、悲しい。 浅草東宝にて。 今回、レトロな作品なので、昔ながらの古い大劇場で観てみた。 なんと、この浅草東宝も来年1月31日で閉館。浅草で最後のロードショー館がついに消える。 |
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2005 12,30 19:40 |
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さて、映画の方は、テレビ・ドキュメンタリーでなんと3時間30、一部と二部の一挙鑑賞という訳。内容は、デビューからブーイングのライブの1966年までで、ちょっとがっかり。その後から現在までのボブのことも知りたかった・・・。 し かし、噂には、聞いていたが、コンサートであんなにブーイングされているのに驚いた。好きな歌手のコンサートに来て、ブーイングってちょっと信じられな かった。それは、さておき、大音響で聴くライブの「ライク・ア・ローリング・ストーン」には、大興奮してしまった。やっぱり、ボブの曲はすごい。 いろんな人が登場してくるが、スージー・ロトロには驚いた。あとは、ジョーン・バエズが今もかっこよくて、素敵だった。ジョニー・キャッシュも渋い。 僕は、ボブ・ディランの大ファンなので、3時間越える映像を大いに楽しめたが、彼のファンでないと、観てもあまり面白くないかも。 ブーイングの後に歌うディランの曲の詞が、観客のブーイングに対して反論している内容になっていて興味深いかった。 彼は、稀代のメロディー・メイカーでもあるが、ロック界の最大の詩人とも言える。彼の詞は、脳味噌を突き刺し、魂を揺さぶる。どうせなら、英文そのまま字幕にしてくればいいが、親切に日本語字幕になっていた。詞は、翻訳した時点で死んでしまう。 ボブ・ディランのファンは、必見。大画面、大音響で体験するには、渋谷でなく、吉祥寺で。吉祥寺の大きな劇場(バウス1)で観られるのは、1月13日まで。 吉祥寺・バウスシアター1にて。 栗3つ。ディランは、大好きだけど、ドキュメンタリーとしては平凡。それにしても、年をとっても、ディランは、かっこいい。 |
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2005 12,24 20:49 |
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はっ きり言って駄作。退屈でつまらん作品。「息子のまなざし」同様、葛藤の後に許しというこの監督のスタイルというかワンパターンというか・・・。「息子のま なざし」の葛藤は、すごく良く分かるし、あの最後の許しというのは、静かな熱い感動を呼ぶものだったが、今回のは、ひどすぎる。 主人公の 行動は、貧困からくるのではなくて、ただの馬鹿からくるもの。全く、共感も同情もできない。あまりの馬鹿さ加減に、上映時間中、イライラと吐き気で映画館 を出たくなる。前作には遠く及ばないレベルの低い心の葛藤にあほらしくなってくる。これが、カンヌ映画祭のパルムドール? カンヌも落ちぶれたものよの お。まあ、マイケル・ムーアの「華氏911」がパルムドールを取るくらいだから、もうカンヌもダメね。 「息子のまなざし」が素晴らしすぎたため、期待しちゃったよ。まったく、こんなお馬鹿なアホ映画とは、思わなかった。こんな映画に感動するなんて、主人公同様、脳味噌ツルツルな人たちなんだろうなあ。もうレベルが低すぎ。ムカツク。こんな映画いらない。 あまりのひどさに、絶句、失望。もうこの監督の映画は、観ない。 栗一つ。恵比寿ガーデンシネマ1にて。 |
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