栗ッピング
毬栗日記、棘あります


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2006
07,01
23:58
カーズ (★★★☆☆)
CATEGORY[映画]
FI2621629_1E.jpgディズニー/ピクサーの最後の作品になるはずだった「カーズ」、なかなか見応えある作品になっている。

スピード感あふれるオープニングは、迫力満点。全編を通してのフラッシュバックの挿入の演出も冴えている。物語は、予定調和だが、やはりアメリカ人は、この手の家族揃って安心して観られる作品の製作には長けている。楽しく、ワクワクして、幸せな気分になれる。

迫力あるレースシーンに加え、ゆったりと車が走る優雅さと、美しい田舎の大自然(?)と目にも楽しい作品になっている。

笑いのツボが少ないけど、心から楽しめる。栗3つ。

日比谷スカラ座にて。ちなみに字幕版。

FI2621629_2E.jpg実は、この映画にもう一つ、心打たれたのは、音楽。素晴らしいサントラになっている。また、歌詞が映画にあっているのよねえ。選曲のセンス、素晴らしすぎ。ただのアニメオタクじゃなくて、芸術性にも秀でた人たちが映画を作っているんだなあと実感。

Sheryl Crow、Chuck Berry、Brad Paisley、Hank Williams、そして、そして、James Taylorですよ!。もう、James Taylorの曲を使うなんて、感激!憎いねえ。

このサントラ、買いかも・・・。心豊かになるわ、きっと。

あ、Shake It Up とか You Might Think は、入ってないよ、念のため。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1120/カーズ (★★★☆☆)
コメント[0]  TB[]
2006
06,17
21:23
親密すぎるうちあけ話 (★★☆☆☆)
CATEGORY[映画]
FI2621617_1E.jpgパトリス・ルコントの新作。

正直、登場人物のどいつにも感情移入できない。こんな淫乱フランス女は、嫌だし、はっきりしない税理士の主人公も吐き気がする。淫乱女の夫もくだらん設定だ。

どことなく大人のロマンスのような雰囲気を醸し出してはいるが、年増の性的夢想に付き合わされるのは、ごめんだ。

音楽の使いかたも、カメラワークも、これじゃ、「氷の微笑」じゃないか。

栗二つ。性的欲求不満は、もうたくさん。やりたきゃ、やれ、ボケ。

シャンテ・シネ1にて。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1129/親密すぎるうちあけ話 (★★☆☆☆)
コメント[0]  TB[]
2006
06,11
21:32
ジャケット (★★☆☆☆)
CATEGORY[映画]
FI2621615_0E.jpg湾岸戦争での負傷がその後の人生を狂わせる設定が良い。いくつもの伏線を置いていく謎に満ちた前半は、とてもよく出来ている。何しろ、映像ありきでなく、ストーリーありきの姿勢は、評価できる。

し かし、謎が明らかになってから正直退屈。驚くようなどんでん返しも、意表つく邪悪な展開もなくひたすら普通。もしかしたら、実は、この主人公、とんでもな い曲者かもしれないとか、精神病院での実験にとんでもない謀略が潜んでいるのではとか、観客の高い好奇心への期待は、見事に裏切られ、ただのタイム・トラ ベラー物のラブ・ロマンスになってしまっている。タイムトラベル・ミステリーの傑作「タイム・アフター・タイム」の足元にも及ばない。

し かし、ストーリーを重視している点、ジェニファー・ジェイソン・リーという演技派を脇に置いたところ、クリス・クリストファーソンの起用など、オールド映 画ファンへのサービスはたっぷり。特に、ジェニファー・ジェイソン・リーは、大好きな女優なので、久しぶりに観られて良かった。この人、演技力は抜群なの に、いまいち大スターになれなかったよなあ。
また、音楽のブライアン・イーノも秀逸。キーラ・ナイトレイは、清楚なキャラだけじゃなく、こういうダーティーなのもやるのね。その辺が、やっぱりハリウッド女優でプロなのね。

設定は良いし、伏線もよく敷いてあるのに、肝心のミステリー部分がお粗末。ただの、タイム・トラベラー&ラブ・ロマンス。「時をかけるおじさん」の物語。栗2つ。

銀座・東劇にて。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1131/ジャケット (★★☆☆☆)
コメント[0]  TB[]
2006
05,27
16:45
ナイロビの蜂 (★★★★☆)
CATEGORY[映画]
FI2585518_0E.jpg「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス監督ということで、灼熱の大地と原色の眩い映像美にクラクラする。アフリカの自然も、息を飲むほど美しい。

前半のミステリアスな展開は、編集も素晴らしく、また粗いが美しい映像がリアリティーを醸し出す。レイチェル・ワイズの演技は、噂通り、ものすごく、アカデミー賞で敵なしが実感できる。

後 半、謎が明らかになってからは、ちょっとだれる。まあ、原作があるから仕方がないのだが、それほど驚く展開でなく、どんでん返しもなく、淡々としている。 メイレレスの映像は、リアリティーを追求するあたりは、強烈で素晴らしいが、サスペンスや謎解きのスリリングな演出は、平凡。

ラストもありきたりで、ふうーんという感じだが、映画として良くできている。こうした映画は、やはり映画館で観たいもの。「イングリッシュ・ペイシェント」もそうだが、レイフ・ファインズは、こういう役がはまりすぎ。

栗4つ。
丸の内プラゼールにて。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1146/ナイロビの蜂 (★★★★☆)
コメント[0]  TB[]
2006
05,21
23:51
ニュー・ワールド (★★★★☆)
CATEGORY[映画]
FI2569157_0E.jpg
「天国の日々」のテレンス・マリック監督の最新作。32年間で4作目。個人的には、「天国の日々」一作だけで、永遠の巨匠。

気 がつくと映画館にいるはずが、美しかった頃の地球の森の中にいる。川のせせらいぎ、鳥のさえずり、風の囁き、途中何度も挿入される流れる水の映像、そして ジェームズ・ホーナーの音楽が合わさって一つの交響楽を奏でる。まるで、ベートーヴェンの交響曲第6番を初めて聴いた時の、うっとりするような感覚に酔い しれる。

ポカホンタス役のクオリアンカ・キルヒャーの演技は、圧巻。また、人間の原始の美しさを持つその姿に完全に圧倒される。

美しい映像と音楽が時に森に降る雨のように、時に感情の嵐か洪水のように溢れてくる。これは、全身全霊で感じる映画。

しかしながら、話の筋やジョン・スミスが立ち去った後の展開は、ありきたりで残念。

それでも、この”観る交響楽”は、映画館の大スクリーンで体験すべし。

栗4つ。
サロンパス丸の内ルーブルにて。
ニュー・ワールド コレクターズ・エディション [DVD] ニュー・ワールド コレクターズ・エディション [DVD]

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1149/ニュー・ワールド (★★★★☆)
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2006
05,16
21:01
グッドナイト&グッドラック (★★★☆☆)
CATEGORY[映画]
FI2560202_0E.jpgジョージ・クールーニー渾身の一作。「シリアナ」よりは、かなりましな内容になっている。

時代は、赤狩りの風が吹き荒れる1950年代。 CBS報道番組のキャスター、エド・マーロウとプロデューサーの正義の戦いを描いている。もちろん戦う相手は、マッカーシー議員。この映画の味噌は、マッ カーシー議員や赤狩りの被疑者審問シーンなどが当時の映像そのままに利用しているところ。また、陰影の美しいモノクロ画像は、渋い味を出している。圧巻 は、マーロウ役のデヴィッド・ストラザーンで、彼があってこそ、この映画が観るに値するものになっている。

ただ、クライマックスのはずの マッカーシーとの対決は、拍子抜けの演出だし、ロバート・ダウニーJr.とパトリシア・クラークソンの夫婦とレイ・ワイズ演ずるキャスターのシークエンス の挿入は、ドラマの何の伏線にもなっておらず肩透かし。おいおい、意表つく展開は無いのかよと一人突っ込みを入れてしまう。

モノクロの映像が映えるためか、当時のマスコミ人は、そうだったのか分らないが、とにかくものすごい喫煙シーンの連続。煙草を吸っていない時間の方が少ない感じだ。あんなに煙草吸っていたら、やっぱり早死にするよなあ。おまけに、すごいストレスだろうし・・・。

また、正義の戦いに勝利するも寂しい晩年のマーロウの悲哀が全く出ていない。ラスト・シーンは秀逸だが、全体的には、物足りない。正直、CBSテレビの「60 minutes」の方が遥かに面白い。栗3つ。


TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン5にて。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1158/グッドナイト&グッドラック (★★★☆☆)
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2006
05,12
23:18
Vフォー・ヴェンデッタ (★★☆☆☆)
CATEGORY[映画]
FI2551917_0E.jpg品川にあるアイマックス・シアターで観て来た。昔、新宿にあったアイマックス・シアターよりちょっと小規模な施設なので、スクリーンと客席が近すぎ。視野 に全てのスクリーンが収まらない。おまけに、字幕は、映画の画面の外にあり、視線をどこに置いてよいのやら、何やらとても見にくい。しかし、アイマックス のスクリーンは、とてつもなくでかいのお。

ところで、「Vフォー・ヴェンデッタ」という直訳のタイトルは、何のこっちゃ?

vendetta とは、イタリア語で、復讐とか敵討ちのことらしい。ふぅーん。そのままやんけ。

で、CGだらけの今風のアクション映画と思いきや、ちゃんとしたストーリーがあって古典的なお話だった。「1984年」と「オペラ座の怪人」を合わせたような作品。

しかし、何で未来の管理社会って、こうステレオタイプな悪役しか出てこないんだろう。ストーリーがあるとは言え、予想通りの展開には、もう勘弁してよって感じ。

結局、何が言いたいのか良く分らなかった。もっとすごい謎とかがあるのかと思ったよ。栗2つ。

品川・メルシャン アイマックスシアターにて。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1163/Vフォー・ヴェンデッタ (★★☆☆☆)
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2006
05,04
21:51
ブロークン・フラワーズ (★★★*☆)
CATEGORY[映画]
FI2530626_0E.jpg「ブロークバック・マウンテン」しかり、この映画もまた本編よりも余韻を楽しむ映画やねえ。それにしてもジャームッシュ、久しぶりに彼の映画観たけど、ス タイル、スタンスは、変わっていないねえ。昔よりは、すんなり受け入れられるようになったよ。なんか、今や、懐かしいテイストだ。

さて、今回も選曲のセンスは、抜群。エチオピア音楽には、個人的にツボだった。なんとも主人公の心象風景にマッチしている。

「ロスト・イン・トランスレーション」といい、ビル・マーレイは、最近、こういう心の喪失ものをやらせたら右に出る者は無いねえ。

容易に予想がつくラスト。まあ、ジャームッシュらしいというか、最初からこれが狙いでしょって感じ。この映画のラストは、観客一人一人の中に、それぞれいろんなものがあるんだろうね。

ビル・マーレイの表情の演技は、最高で、最初から最後までニヤニヤしながら観てしまうが、もう一つ、何か欲しかったなあ。

この映画は、観ている最中よりも、観終わって反芻する余韻に浸るのがいいだろう。
栗3つ半。

日比谷シャンテ・シネ2にて。
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ジム・ジャームッシュ

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1177/ブロークン・フラワーズ (★★★*☆)
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2006
05,04
15:53
RENT (★★★☆☆)
CATEGORY[映画]
FI2530342_0E.jpg
「プロデューサーズ」もそうだけど、ヒット・ミュージカルの映画化は必ずしも成功しない。結局、オリジナルの舞台を越えられないからだ。

今回の作品も、舞台を映像化しているだけで映画化ではない。映画的なレトリックは、何一つなく、わざわざ映画化する意味が良く分らない。

それでも、「プロデューサーズ」より楽しめるのは、楽曲の素晴らしさだ。全ての曲が美しく、力強く、そして強烈なメッセージを持っている。ただ、心躍るダンス・シーンも少なくちょっと残念。

「ウ エスト・サイド物語」は、ニューヨークという街を文字通り”舞台”にして、縦横無尽に踊り周り、強烈な社会批判とメッセージを美しい音楽と斬新で圧倒的な ダンスで魅せた。また、映画ならではの大胆なカメラワークに度肝を抜かれたものだ。こんな風に、舞台を映画化するなら、やっぱり映画として別のものを見せ て欲しい。単に映画化するだけなら、正直もうたくさん。

しかし、音楽は、素晴らしいので、サントラは買おう。そして、今年の夏休みは、ブロードウェイで舞台を観ようかな。秋には、来日するらしいが、やっぱりブロードウェイで観たいねえ。

音楽は、素晴らしいが、映画として平凡な出来。栗3つ。
東銀座・東劇にて。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1179/RENT (★★★☆☆)
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2006
04,26
22:06
プロデューサーズ (★★★☆☆)
CATEGORY[映画]
FI2508123_0E.jpgメル・ブルックスの本領発揮のおげれつコメディ。ミュージカルを期待していくと、がっかりする。劇中、最低のミュージカルを作るという設定なので、チープで品の無いミュージカル・シーンの演出を許せてしまうという設定の勝利か・・・。

台詞のほとんどが、英語の駄洒落なので、英語が分らないと面白味は半減する。ただ、英語が分っても、アメリカ人の駄洒落は、別に面白くないが・・・。とにかく、戸田奈津子の字幕を追っているとこの映画は、楽しめない。字幕は、無視する方がいい。

メ ル・ブルックスは、今回演出はしていないものの、脚本、作詞、作曲、そして文字通りプロデューサーをしている。溢れんばかりの才能は、認めるが、心に残る ミュージカル・ナンバーは無いし、ダンス・シーンも古臭い演出と振り付けで正直退屈。これは、スラップステッィク・コメディですな。

それ でも、この映画を最後まで飽きずに観られるのは、アメリカ最高のエンターテイナーの一人、ネイサン・レインの存在に尽きる。レインが、刑務所の牢獄で一人 歌う「Betrayed」のシーンは、圧巻で、他のシーンが全て無くても、これだけで満足してしまう。改めて、ネイサン・レインってすごいと実感。

脇のゲイリー・ビーチとロジャー・バートも最高に可笑しい。この御両人もブロードウェイのオリジナル・キャストか?最高にはまり役。

これは、映画でなく、舞台で観たら楽しいんだろうな。あ、そうそう、エンドロールの後にもお楽しみ映像ありなので、途中で席を立たない方がいい。エンドロールの際の歌も笑える。メル・ブルックスも、どこかで登場する。

栗3つ。かなり、お馬鹿な映画だ。昔のメル・ブルックスの映画を思いだした。

TOHOシネマズ六本木ヒルズにて。劇場名の変更とオープン3周年記念で、4月27日まで、全館1000円均一なり。

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http://kuribo.blog.shinobi.jp/Entry/1185/プロデューサーズ (★★★☆☆)
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