2008 01,20 15:23 |
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2008 01,19 21:28 |
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劇中でも歌われるが、カントリーのスタンダード・ナンバーにもなっているジェシー・ジェームズ。大好きなNITTY GRITTY DIRT BANDの「アンクル・チャーリーと愛犬テディ」をたまたま昨日聴いたので、ああこれかあと思った。
室内や夜の映像はレンブラント、草原の映像はアンドリュー・ワイエスの絵画を思わせ美しい。オーソドックスだが、久しぶりの重厚な映像にわくわくする。 憧憬から憎しみへ、虚栄と自尊、うつろい易い世間の感情などドラマとしての要素は、僕好み。 ちょっと残念なのは、それぞれの登場人物の描き方があまり掘り下げられていないこと。大好きなサム・シェパードもちょっとしか出てこないのも寂しい。 しかし、最近のアメリカ映画の中では、なかなか見ごたえあったなあ。 キーとなるのは、ジェシーよりボブなんだけど、ミスキャストかなあ? 栗4つ。 ユナイテッド・シネマ豊洲 スクリーン6にて。 |
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2008 01,19 15:29 |
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2008 01,14 12:46 |
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「ディープ・ブルー」、「WATARIDORI」などこの手の映画は、寝てしまうことが多いのだが、今回は、ナレーションがあるので眠くはならなかった。
美 しい地球というよりは、温暖化で壊れ行く地球、もしかしたらもうすぐ絶滅してしまう動物たちをとらえたドキュメンタリー。地球温暖化の進行を止めなきゃい けないよという教育啓蒙的な内容の映画だ。映像は、きれいだし、動物たちは可愛いけど、別段ハッとすることもなく、うっとりすることもなく、ただただ大画 面できれいだなあ程度。 地球の生態系が壊れつつあることはよく分かる。 栗2つ。 子供は、500円で観られるためか、館内子供がいっぱい。子供は、喋る喋る。夜の遅い回で観れば良かった。 ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10にて。 |
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2007 12,31 23:36 |
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今年、映画館で94本の映画を観た。
素晴らしかった映画TOP20 1位 善き人のためのソナタ 今年は、この映画に尽きる。映画館で号泣したのは、何年ぶりだろう。 2位 中国の植物学者の娘たち 映像、演出、役者、脚本、音楽、その全てが高い次元で融合した。 3位 パンズ・ラビリンス 良い意味で期待を裏切られた。厳しい現実の中の哀しい幻想。 4位 アフター・ウェディング 新しい才能の発見。だから映画を観るのを止められない。 5位 ボルベール<帰郷> ありえない? だから映画。それ故の素晴らしい余韻。 6位 明日、君がいない 一番悲しいのは、存在しているのに気づかれないこと。意表をつく結末。 7位 パフューム 香りを映像化した不思議な一作。全裸の饗宴は圧巻! 8位 今宵、フィッツジェラルド劇場で 人生は、一夜の舞台。こんな作品を撮って死ねたら満足。 9位 レミーのおいしいレストラン CGが素晴らしいのではない、ピクサーの映画には、芯がある。 10位 ある愛の風景 矛盾があるから人生だ。 11位 ボーン・アルティメイタム これぞアクション、これぞ娯楽作、これぞ大スクリーンで観る醍醐味。 12位 ブラッド・ダイヤモンド ディカプリオもまだ捨てたもんじゃない。 13位 ゾディアック こういうテイスト好き。 14位 長江哀歌 満たされぬ想い、こことは違うどこかなのに自分の住む場所。 15位 君の涙ドナウに流れ 平和ボケの僕等には、本当の意味で理解できていないかも。 16位 クィーン 鹿のシーンが美しすぎ。 17位 マイティー・ハート いつ終わるのだろうこの争いは。 18位 4分間のピアニスト ぶつかり合う魂。 19位 バベル 題材がいいだけに惜しい出来。世界観は素晴らしい。 20位 リトル・ミス・サンシャイン ジジイと孫娘にやられた。 ひどい映画ワースト6 あくまで主観なので・・・ 1位 怪談 怪談なのに怖くない。怪談なのにラブコメ。チープなCG、チープな出来。 2位 ALWAYS 続三丁目の夕日 継ぎはぎのエピソード、陳腐なお涙頂戴に吐き気。 3位 ディパーテッド スコセッシよ、お前もか。オリジナルの足元にも及ばず。 4位 トランスフォーマー 見せたいのは映像だけ。何にもない空っぽ映画。 5位 300 CG、血、CG、血、CG、血。それだけ。 6位 ドリーム・ガールズ 歌はいいけど、舞台を映像化しただけ。映画的魅力が皆無。 |
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2007 12,29 21:48 |
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「アフター・ウェディング」の時も書いたが、この監督の映画の俳優陣はものすごい。演じているというより、当人が出演しているのでは思えるほどなりきっているというか自然というか、もはや演技を超越している。二人の子役にいたるまで完璧。
戦地で死んだはずの夫が帰ってくる、住井すゑの小説「向かい風」なんぞを思い出したりしたが、それ比べるとそれほど重苦しい状況でなく、また展開はありきたりだ。 こんな状況になった時、こんな態度を取るだろうかと首を傾げる部分もあるのだが、台詞にもある「人生の矛盾」という言葉が痛烈に突き刺さる。 恐ろしいまでの人間への洞察は、自分の嫌な部分を見せつけられ、また自分自身の裸をさらけ出されるようで厳しく鋭い。 胸に重たくのしかかるシーンもあるが、家族の崩壊と再生の過程に引き込まれた。 ものすごい才能と映画という表現方法の可能性を突きつけられる。「Always三丁目の夕日」とか「椿三十郎」のリメイクなどを作っている日本映画界の人たちは恥ずかしくないのだろうか。 栗4つ。 シネカノン有楽町2丁目スクリーン2にて。 |
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2007 12,18 17:10 |
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圧倒され、酔いしれた。これが映画というものだ。映画の持つ奥深い味わい、ストーリー、美しい映像と印象的な音楽にただただ恍惚と心酔してしまう。
どこか別の惑星のように美しい中国の風景と植物園という美しくも不思議な空間の中に、文革時代の厳しさが影を指す。九官鳥の台詞に時代を象徴させ、爪を切るシーン、お茶を飲むシーン、時間に正確な父親のシーンなど、ドラマの骨格を支える描写も秀逸だ。 主役の二人の女性とその父であり義父でもある教授の三人の演技は、圧巻! 映像と音楽とドラマが洪水のようにスクリーンから溢れ出す。 こういう映画に遭うために生きていると言っても過言ではない。こういう映画があるからこそ、映画という表現方法に常に可能性を模索している。 至高の文学と美しい交響曲が融合したかのようだ。 栗5つ。 東銀座・東劇にて。
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2007 12,16 16:26 |
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2007 12,16 13:29 |
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2007 12,09 13:22 |
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