2008 06,06 22:23 |
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2008 06,01 22:31 |
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2008 06,01 17:29 |
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娯楽作としてよく出来ている。暇つぶしには最適。
飄々とした大泉洋は、教師というキャラがおおはまり。この人、鬼太郎のねずみ男もすごかったし天才かも。 チンピラ探偵役の佐々木蔵之助もいい味出している。単なる二枚目と思っていたら、こういう汚れた役もやるんだねえ。この二人の前半のやり取りが最高に面白いね。 悪者がしょぼいのと、事件の顛末にもう一工夫欲しかったねえ。ちょっとおちゃらけすぎ。 よくは出来ていると思うし、最近の日本映画の中では、かなりいい部類に入るとは思うが、「騙された」後の展開も何か欲しいところだなあ。 「グリフターズ」のアネット・ベニングみたいな驚愕の演技でぶちかますなど、洋画と比べるとパンチが弱いよなあ。 大泉洋と佐々木蔵之助以外の演者の力量が平凡。この二人は、すごい。 栗3つ。楽しい内容なので、暇つぶしには最適。 ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10にて |
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2008 05,25 23:38 |
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2008 05,17 22:14 |
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2008 05,17 19:17 |
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カンヌ映画祭の60回開催を記念して製作されたオムニバス映画。一編3分なので、余程のスタイルを確立した監督しかなしえない難しさ。選ばれている監督たちは、全てなるほど。映像が始まってすぐああこの人だ、終わってみてやっぱりこの人かとどれも頷ける。
ただ三分間で何かを表現するのは非常に難しく、出来はさまざま。好き嫌いもあるだろうけど、どれも映画に対する熱い”愛情”に溢れている。 個人的には、テオ・アンゲロプロスのものが一番心に染みた。 映画への愛に溢れているアンドレイ・コンチャロフスキー、チャン・イーモウ、アッバス・キアロスタミ、チェン・カイコーは、どれも郷愁と映画への感謝で目頭が熱くなる。 お主やるなあと思ったのは、ロマン・ポランスキー。 シニカルなケン・ローチを最後に持ってくるあたりがヨーロッパやなあ。 映画好きなら楽しめる。とにかく映画に対する愛に溢れていて、幸せな気分になれる。 ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン8にて。 栗3つ。 |
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2008 05,05 23:31 |
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めちゃくちゃ面白かったよー。僕好みだあ。
今年のアカデミー賞関連作品は、どれも見ごたえあるなあ。こんなすごい映画がミニシアターでの公開だなんて、非常に残念、もっと大画面で観たかった。 オープニングの台詞を排した演出、主人公の執念を表すような燃え盛る石油の噴出、虚栄と自尊のために血塗られた手、家族や神との確執。もう何から何まで映画的魅力が満載だ。 多少、教会のシーンが鼻に付くが・・・。漲るパワーは、これぞ映画、これぞアメリカの底力を感じた。 ポール・トーマス・アンダーソンには、「パンチドランク・ラブ」でなんだこりゃあって、ものすごく驚かされたが、今回は、かなりオーソドックス。だけど映画の王道でもこれほどのことができるのだという自信を見せつけられた。 映像、演出、役者もすごいけど、もう一つすごいのが音楽。映像と人間描写に厚みを与えている。心と精神をかき乱す不思議なサウンドが、壮大な抒情詩を一人の男の人生を交響楽にまで昇華させている。 もっと大劇場で観たかったなあ。すごいパワーの映画だ。栗4つ。 日比谷シャンテシネ1にて。
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2008 05,04 23:42 |
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2008 05,03 23:43 |
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ボブ・ディラン大好きなので、もう全編ずっと歌を一緒に心の中で口ずさんでいた。
ただ、これディランを知らないと楽しみが半減するのでは ないだろうか。6人の俳優がディランの分身を演じている。名前も時代も空間も違うそれぞれの分身、でもどれもディランなのである。そのうちの一人は、ビ リー・ザ・キッドだ。ディランや映画ファンならピンとくるだろうか、知らない人は何故って思うだろうな。 6人がそれぞれのディランの分身を表現していて、ドキュメンタリー風のフィクションになっている。ただファンなら誰も知っているディランに関するたくさんの本当のエピソードが散りばめられており、またニヤニヤしたくなるしかけがあちこちにある。 実名もたくさんでてくるが、ディランと関わりが深かった人は、映画の中の役名になっているのが面白い。また、役者が実物にどことなく似せているのが笑える。 ジュリアン・ムーアは、見てすぐ、ジョーン・バエズじゃんって分かるもんねえ。(笑) ディランを6つの違う名前の分身で表現させ、時空を超えた脚本が秀逸。多少ダレるところがあるが、それぞれのディランが観客の頭の中で一つのディランになっていく。 モノクロとカラーを巧みに使い分け、パズルのような映像を頭の中で組み立てていく過程が面白い。栗4つ。 シネカノン有楽町2丁目スクリーン1にて。
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2008 04,26 16:09 |
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