2009 02,08 17:20 |
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2009 02,07 17:25 |
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ビートルズ派だったので、あまりストーンズは馴染みがなかった。美しい曲と素晴らしいコーラス、緻密に練られたアレンジのビートルに比べて、ストーンズは、粗野でシンプル過ぎる印象があった。
しかし、そのシンプルで単純なリズムが繰り出すサウンドの中に彷彿する個性は圧倒的だ。 ドキュメンタリーとしては陳腐だが、そのステージの迫力は圧巻。いったい何台のカメラで撮影し、気の遠くなる編集作業がスクリーンに再現した世界は、音楽の素晴らしさを伝えてくれる。 それにしてもミック・ジャガーのあの動きと歌声はすごい。なんかもう地球人を超越したパワーだ。 クリントンもストーンズの前では、ただのミーハー親父だった。 栗3つ。 ドームとかスタジアムじゃなかったのが、良かったんだろうな。このキャパでステージが観られた観客は羨ましい。 まあ、映画より生のステージの遥かに素晴らしいのだろう。 TOHOシネマズみゆき座にて。 |
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2009 02,01 16:36 |
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ブロードウェイで観た舞台は、素晴らしかったけど、この映画の出来はひどい。
もともとたわいの無いストーリーだが、舞台では、生の歌声とダンスに圧倒されるが、映画ではその陳腐なストーリーがそのまま出てしまい、かなりがっかり。 ダンスシーンは、踊る人が増えているだけで、舞台に比べると手抜きでいい加減な振り付け。カメラワークもボロボロで全然迫力が無い。 メリル・ストリープは、まあがんばっていたが、ピアース・ブロスナンの歌の下手さには、呆れて開いた口が塞がらない。ステラン・スカルスガルドの方が甘い声でいい感じだった。 せっかくの素晴らしい舞台をここまで台無しにするなんて唖然呆然。 ただ、アバの曲は、本当に素晴らしいので、目をつぶって音楽だけ聴いている方がいいかも。 映画が終わって、舞台同様のアンコール・シーンが一番楽しかったりする。 この間の「ドリーム・ガールズ」もそうだけど、舞台を映画化したのではなく、単に映像化しただけ。 結局、生の舞台には、かなわないのだね。 「ウエストサイド物語」や「サウンド・オブ・ミュージック」のように、舞台を越える映画を作って欲しいものだ。 栗2つ。映画は、ひどいがアバの音楽があまりに素晴らしいので、おまけ。 ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン8にて。 学芸会の自主制作映画に付き合うのは、つらいのお。 |
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2009 02,01 12:39 |
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2009 01,31 22:44 |
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面白い。アメリカ映画もCGと設定だけのくだらない映画ばかりじゃないんだよってことだな。
イギリス人サム・メンデス監督が切り込むアメリカ人への冷めた視線は、「アメリカン・ビューティー」同様シニカルで辛辣だ。 自分たちが「特別」だと思っている夫婦、取り巻く普通の人間たち。「特別」なはずなのに、もしかしたら「普通」かも?、精神が崩壊していくなかで、どこか人間的・愛情的救いを求めるその葛藤が痛ましい。 主人公の夫婦以外の人物たちも、それぞれが憎たらしいほど人間的で、利己的なその姿は、観客自身を映す鏡、嘲笑うかのように痛烈だ。 ケイト・ウィンスレットは、ぶったまげるほど上手い。 栗4つ。 ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン4にて。
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2009 01,18 22:42 |
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今回もド迫力アクション・シーンが満載。CGを使わないカーチェイスやヴァイオレンス・シーンの連続は、手に汗握る、もうアドレナリンが出っ放し。
けれど前作にあった登場人物の駆け引きや心理描写、意表つくストーリー展開はなく、ちょっと物語的には残念。おまけに前作観ていないと、半分なんのこっちゃになるのでは? だけどやっぱり、ダニエル・クレイグは、かっこいい。もう過去のジェームス・ボンド俳優は皆忘れてしまうくらい魅力的。もう、ダニエル・クレイグでたくさんたくさん007映画を作ってほしいなあ。 もうちょっと緊迫感がほしかったなあ、特にラスト。砂漠のホテルのシーンは、あれじゃ「ダイ・ハード」だよねえ。 スパイ映画らしいサスペンスの要素を次回作には、もっと期待したい。 栗3つ。ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10にて。 でも、スクリーンでこのCGじゃない大迫力のアクション・シーンは、必見。 |
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2009 01,18 21:44 |
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これは、怪獣なのか?
怪獣映画というよりは、ダイヤモンド密輸団のエピソードの方が面白い。変な奴らと変な外人マークが影の主役かな。 こんな映画を真面目に作っていた当時の大人たちが笑える。 それでも、前線座がまだある銀座や昔の北九州市の町並みの美しさ(サンフランシスコみたい)は、必見! そして、大好きな藤田進が出ているじゃないか。晩年は、こうした特撮物の防衛軍の長官みたいな役ばかりだったけど、僕は、あの独特な声と言い回しが好きなんだよなあ。 しかし、あんなにドンパチ撃ち合いして、一発も当たらないってどういうこと? それ以前に、日本の警察が街中でピストル撃ちまくりってありえねえよなあ。 栗2つ。 京橋・フィルムセンターにて。
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2009 01,10 20:18 |
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ソダーバーグの旧作「トラフィック」のように、白黒とカラーを印象的に使い分けていた。おまけにデニトロ出ているし・・・。まあ映画としては、「トラフィック」の方が面白い。
正直、戦闘シーンにあまり緊迫感が無く・・・、またチェ以外の人物がものすごく薄っぺらく印象に残らない。カストロでさえ、何これって感じ。あえ てチェが目立つようにそうしたのかもしれないけど、映画としてはたんたんとしていて人間が描けていなく物足りない。チェが魅力的なのは良く分かるけど、な んでそのチェがカストロに魅了されたのかとか、医者がどうして革命家になったのかよく分からん。 一応、続編に期待しておきますわ。 栗3つ。 ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10にて。 |
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2009 01,07 20:20 |
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オープニング、一瞬小津安二郎かって突っ込みを入れたくなったよ。
色彩指導が岡本太郎ってあったので、のっけから斬新でビビットなカラーにグッときた。ああ、昭和の町並み、風情ある和の佇まい、たまらんよー。こんな時代に帰りたい。煙草を吸う人が多すぎなのが玉に瑕だけど。 宇宙人が登場するあたりまで良かったけど、宇宙人の正体と地球に来た目的が分かってからは、ちょっとぐたぐただったなあ。岡本太郎がデザインした とかいうヒトデ着ぐるみのパイラ星人が、テレパシーで会話するんだけど、諺なんて言うから椅子から転げ落ちそうになったよ。おまけに「宇宙の道徳」とき た・・・、もう許してくれえ。 でも、美しすぎる日光と東京の景色が良かったなあ。丸の内は、煉瓦街だったよ。 ストーリーは、たいしたことないけど、この時代の雰囲気と不思議な未来観が楽しい! 栗2つ。 京橋・フィルムセンターにて
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2009 01,06 20:21 |
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子供の頃、ガメラの映画、何本か観ているはず。でも、どれもカラーだった。そんでもってお子ちゃまが活躍していた。あと、やたら外人も出てくる。
この白黒の第一作は、初見。予算がなくて白黒になったそうだが、かえってしょぼい荒さが気にならず、それどころか妙にリアルに感じられた。大画面で見る東京の破壊のシーンは、すごかったねえ。 主役が船越英二だった。 今観ると、突っ込みどころ満載で、会場には呆れた笑いが溢れていたが、つまらないんじゃなくてとても愛嬌がある。 それにしても、ラストはなんかあんなひどい終わり方だったのか。亀好きな子供もハッピーになっているのだけが、どうも解せない。(笑) 怪獣にしろ、SFっぽいセットにしろ、この頃のデザイン・センスが好きだなあ。 栗2つ。まあ、楽しめたよ。 京橋・フィルムセンターにて
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