2009 04,01 23:50 |
|||
いやはや、ぶったまげた。 くだらない、面白い、ひどい、すごい、もうこれは、数年後は、カルトムービーになるのではないだろうか。 馬鹿馬鹿しいのか真面目なのか、ここまで紙一重だと許せちゃう。 青い肌素っ裸で大きな陰茎をぶらぶらさせているヒーロー、影でエロ爆発の暴力ヒーロー、殺し方が半端じゃない恐ろしいヒーロー、自己の野望実現の ために人殺しは当たり前のヒーロー、不倫するヒーロー、仲間を裏切るヒーロー、凄まじい幼時体験トラウマからロールシャハテストのマスクを被る謎のヒー ロー、とまあおよそヒーローというかあまりに人間的なところがたまらない。 分身を使ったSEX、ヒーローのジェット機の中でのSEX、ビリアード台でのレイプ、ジェイソンやフレディも真っ青のおぞましい殺戮方法と殺害シーンの数々は、これアクション・ヒーロー映画なの?と目を疑う。でも、調べたらR指定だったよ。これは、子供には見せられまい。 凝った映像もさることながら、選曲のセンスがたまらない。ナット・キング・コールの曲をBGMにした冒頭のバイオレンス・シーンからうならさせる。ボブ・ディランやレナード・コーエンなど、渋い選曲には、脱帽。 ナンセンスだけど、人類と世界平和のための大量虐殺がなんともすげえアンチテーゼになっている。 実在の人物オンパレードも爆笑。個人的には、アイアコッカとキッシンジャーがツボだったよ。 笑って内臓吐き出しちゃうくらい、エグいよ。(笑) 栗4つ。予告編を良い意味で裏切る悪魔の作品ここにあり! ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10にて。
|
|||
2009 03,22 14:54 |
|
2009 03,20 21:03 |
|||
未見の溝口作品が神保町シアターでかかっていたので観にいく。
いやはや圧倒された。ワンシーン・ワンショットの身震いするほどのほとばしる演技と、うっとりするほど滑らかでかつ大胆なカメラワークは、とても戦前の作品とは思えない。そして夜の闇に浮かぶ明治の街は、あまりに美しい。 歌舞伎役者の栄光と挫折の影の悲恋、ああ男っていつの時代もダメだなあと思いながらも、逆に今は、こういう女もいないんだろうな。 二人で西瓜を食べる場面、格子越しに流れるカメラワーク、そしてラストの船乗り込みは、映画史上に輝く名シーンだろう。すげえ映画を作ったものだなあ。 とにかく圧倒される。日本映画の誇りだ。栗5つ。 しかし、歌舞伎界ってドロドロしているなあ。(笑) 神保町シアターにて。
|
|||
2009 03,15 22:05 |
|
2009 03,13 16:18 |
|
神保町シアターは、初めて入ったけど、こじんまりとしている割には、前後の椅子がずれていて、スタジアム形式だし、スクリーンもそこそこ大きく良い映画館だった。
フィルムはかなり粗いものだったけど、「あくび指南」をオープニングにもってくるのはニヤリ。映画の始まりが「退屈で、退屈で・・・」とはなんともシニカルだ。 たんたんとしたドキュメンタリーだが、なんと言っても小三治師匠の魅力に溢れていて楽しく可笑しい。 扇橋師匠とのやり取りは、男って永遠に少年なんだよなあとしみじみ。なんともいい関係だ。 三三師匠の名前に対する返答が秀逸だった。「いい名前だねと皆が思うのは、その当人がそれだけのことをしたってことなんだろうね。クソみたいな奴がつけるとクソみたいな名前になる・・・。」 楽屋での三之助さんやこみちさんの姿が微笑ましかった。 客席にラッキーさんも映っていたし・・・。(笑) 挿入されている高座の場面では、部分的なのにぐいぐいとひきこまれる。高座を降りた師匠の話は、これまた素敵だ。それでも人間小三治の片鱗しか観ていないのだろうなあ。 同時代に噺家 柳家小三治がいる。これは、なんとも素晴らしいことだと再認識した。 栗4つ。 映画を観た後、せっかくここまで来たのでとらくごカフェへ。今日は、青木さんはいなかったけど、女性スタッフの方とお喋りし、いつものカフェオレとホットサンドを注文。ああ、もうちょっと軽食メニューが充実しないかなあ。 |
|
2009 03,07 17:00 |
|
2009 03,07 12:00 |
|
子供の頃、夢中になって見てた。ギャグ・センスは、当時はものすごく斬新だったが、それを実写にしただけで、この映画には懐かしさ以外の何物もない。
せっかく魅力的なキャラクターと設定があるのに、ストーリーが退屈で残念。 オリジナルのアニメの足元にも及ばない駄作だ。 小原乃梨子とたてかべ和也の特別出演と、ドクロベーの声が滝口順平だったことに涙、涙。 ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン1にて。栗1つ。 それにしてもこういう映画に行くとどうして馬鹿女が多いのだろう。映画の上映中、ずっと喋りっぱなしで、「ケンドー・コバヤシって私を見たら好き になるわよねえ」とか「私ってセクシーだから、ケンコバをおとせるわ」とか、本編に関係ない話ばかり・・・。馬鹿女、死んでほしいなあ。 |
|
2009 02,22 17:09 |
|
2009 02,21 15:46 |
|||
見ごたえあった。
警察の腐敗、女性の扱い、ゴードン・ノースコット事件、いろんな要素がからんでおり、また時代背景がこれまたこの種の物語に不気味さと恐ろしさを加味していた。 まあ、テーマを詰め込みすぎたきらいはあるが、サスペンスとしてもドラマとしてもよくできていた。 栗4つ。現実は、あまりに切なく残酷だ。 ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン8にて
|
|||
2009 02,08 19:18 |
|