2016 10,11 19:15 |
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死ぬほど退屈だった。この映画、どこが面白いのぉ〜? 誰か教えてぇ〜。
そもそも登場人物が皆、台詞をようやく覚えました感がありありで、言ってる本人、本当に分かって言ってるの?な雰囲気で、ちっとも伝わってこなかった。ちゃんと言えてない役者もいたしねえ。学芸会の出し物みたいな寸劇を長い時間観させられて辛かった。 日本ビルヂングの跡地にできるはずの日本一高いビルになる予定の建物が既に出来上がっていて、それが壊されるところだけ、おぉって思ったけど、それ以外は特に面白くなかったなあ。 主人公が演説するシーンも「インディペンデンスデイ」みたいで興ざめだし、ものすごい危機なのに、まるで緊迫感が感じられなかったんだよねえ。 まあ、大ヒットしているから、何かあるんだよねえ。僕には、合わなかった。 栗2つ。ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン9にて。 |
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2016 05,04 23:47 |
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3時間近く最後まで飽きないし、自然光で撮影したという大自然の映像は、映画館の大スクリーンで観ると迫力はある。でも、テレンス・マリックのような映像が洪水のように目にも脳みそにも魂にも響いてくるのと比較すると、まだまだだなあ。 坂本龍一の音楽は、かつてのジェリー・ゴールドスミスのように映像にマッチしすぎてかえって心に残らない。これ、褒めてるのよ。あまりに映像と一体化している。 物語も、何故今これなの?という感じ。この手の映画は、70年代の作品でたくさん観たよ。何の驚きも無いし、意表つかれることもなく、淡々と予定通りのお話が続いていく。 そもそも、発砲してネイティブ・アメリカ人に見つかって仲間を危険にさらしたり、小熊に銃口向けて親熊に襲われたのは、ディカプリオの自業自得じゃん。むしろ、トム・ハーディーの役の男の方が人間ぽっくて好きだなあ。最後も、ディカプリをやっつけちぇば良かったのに。そしたら映画も余韻が残ってもっと良かったなあ。復讐失敗した方が、リアリティーあるよ。 ディカプリオ以外の人間ドラマももっと描ければ良かったのに、アルトマンみたいにねえ。神秘的な映像も気持ちは分かるけど、なんか昔の映画を観ているようで、それなら、昔の傑作観た方がいいなあ。 迫力あるし、どうせみるなら大きなスクーリンということで、久しぶりにTOHOシネマズ日劇1で鑑賞。栗3つ。普通な出来。 |
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2016 04,17 21:10 |
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白血病の娘の夢を叶えようと悪事に走る無職の父親、過去に何かをかかえる変わった女、その女と過去に何かあった元教師の老人、この3つのストーリーが別々に展開し、徐々に重なって行くあたりはなかなか上手い。過去に何があったかは、観客の想像に委ねられている。この辺りの設定は好き。 最後まで飽きることはないのだかが、ブニュエルの映画と比べると足下にも及ばないし、キューブリックの世界観と比べると見劣りする。「タクシー・ドライバー」の緊迫感に比べると拍子抜け。老人が元教師だと分かった時点で、容易に展開と結末が予想できてしまう。 ごった煮感は、それなりに楽しめるけど、もうちょっとオリジナリティーが欲しいところ。 栗3つ。 ヒューマントラストシネマ有楽町にて。 |
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2016 02,13 20:11 |
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いきなり嵐がやってきて主人公が取り残されるので、火星探査中クルーの登場人物のそれぞれが全く描かれてなく、一人取り残されても別にいいじゃんと何の感慨もない。だからね、火星に主人公を取り残したクルーに後悔の念なんて、微塵も感じられないよ。 挿入される70年代の名曲も、ダジャレの場面に使用されているから、もう苦笑するしかない。まあ、火星に一人取り残されても明るくあっけらかんだよん、というのを描くコメディだから、これでいいんだよね? どうせ畑の穀物だめになるんでしょ、そのロケット墜落するんでしょ、置き去りにしたクルーが迎えに行くんでしょと、とにかく物語は観客が思った通りの方向になんの意表をつくこともなく進んでいく。 おまけに登場人物が全員善人。緊迫感無し、緊張感無し、さしたるスリルもサスペンスも無く、みんな良い子でがんばろうね、うん僕たちがんばった、だからハッピーエンドさ。あー、つまんなかった。 あー、違う映画を観れば良かった。時間の無駄だった。 栗1つ。TOHOシネマズ新宿 スクリーン9にて。 |
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2015 12,06 19:13 |
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クリストフ・ヴァルツは、他の映画ではとっても魅力的なのに、悪役としていまいち存在感なかったなあ。前作のハビエル・バルデムは強烈だったからねえ。 クレイグになってから、クレイグが素晴らしすぎて、ボンド・ガールが全く印象に残らない。今回も魅力的なボンドガールじゃないよなあ。モニカ・ベルッチもあのシーンだけで必要だった? CGを使わず挑戦したアクションシーンは、良いとは思うけど、どれも過去に見たことあるような演出で、ハラハラドキドキとか、手に汗握るとかないよねえ。 クライマックスもあっさりしていて、消化不良気味。 そもそもスペクターがボンドを恨む理由が拍子抜け。 ボンドの過去の探索より、スパイ映画が観たかったなあ。 栗3つ。 TOHOシネマズ新宿 スクリーン9にて。 |
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2015 08,15 19:50 |
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「ジュラシック・パーク」は、ジェフ・ゴールドブラム演じるちょっと嫌な奴を配し、創設者の子供でちょっとわがままだけどそれでいて可愛げがある子役、ティラノサウルスの最初の登場場面での緊迫感、クライマックスのラプトルとのバトルなど脚本も演出もなかなかの出来だったのになあ。 今回は、まったく緊張感も緊迫感もなし。ハラハラドキドキも手に汗握ることもなかった。ストーリーもお粗末で、予期せぬ展開も意表つく驚きも何もない。最後のバトルは、怪獣CGオンパレードで結末も「ジュラシック・パーク」と同じじゃん。ラプトルを手なづけちゃってる設定が緊張感をなくしているよねえ。 悪役がつのだ☆ひろにしか見えなくて、その度、「メリー・ジェーン」が頭の中にこだましたよ。 もうちょっと、脚本がどうにかならんかったのかねえ。世界中で大ヒットしているというから期待しすぎたよ。「ジュラシック・パーク」の壮大な焼き直し。 栗2つ。 TOHOシネマ日本橋 スクリーン7にて。 |
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2015 08,08 23:23 |
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毎回おなじみの難攻不落の施設へ侵入、仲間なのか敵なのか、最後に裏切りがあるのかなどなど、それをどうみせるかなんだろうけど、今回は、脚本の時点で失敗している。登場人物が全くいかされていなく、トム・クルーズとレベッカ・ファーガソン以外ほとんど見せ場が無い。悪役も魅力的じゃないし、エピソードが分断されすぎて、かなりダレる。 カー・チェイスもがんばっているなあとは思うものの、ボーン・シリーズと比べると見劣りするなあ。まあ、007同様、世界のいろんな国を見られるのは楽しいけどね。 もうちょっとしっかりとしたストーリーとどんでん返し、他のキャラクターの見せ場もあったら良かったのになあ。前作では、チームメンバーがそれぞれ活躍していたのにね。ちょっと残念。 栗3つ。まあ普通。 TOHOシネマズ新宿 スクリーン9にて。 今日は、絵葉書のプレゼントがあったよ。 封切り最初の週末なので、一般席が結構いっぱいで、電動リクライニング・シートの席にしてみた。最後列の左右の2席は個室感があっていい感じ。でも一人で来て、隣が知らない人だったらとっても気まずい。 |
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2015 06,07 18:03 |
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これまでも結構作られてきた人工知能ロボットもののSF。今回、変わったところでは、そのロボットの開発者ともども誘拐され、ギャングにロボットが教育されてしまうというところ。人工知能は、生まれたばかりは人間の赤ちゃん同様で、教育する親とその環境に応じて、ロボットも成長していく。
映画で描かれているのは、チャッピーの人工知能云々よりも、人間のエゴ。登場人物の誰もが自分のことしか考えていない。 そんな人間社会を人工知能ロボットがどう見つめ、また自己をどう捉えていくか、そのあたりの切なさがもう少し深みがあればより良かったと思うのだが、後半はお決まりのアクション映画になってしまったのがちょっと残念。 ロボットは壊れたら頭のチップだけを新しい体に移植すれば永遠の命と思いきや、意識はデータ化できないのでコピーできないというのが面白かったのに、結局ラストはそれがデータ化できる展開なのが、つまらなかったなあ。 まあでも最初から最後まで飽きずに観られる娯楽作になっている。 栗3つ。 丸の内ピカデリー2にて。 主役の人工知能開発者、どこかで見たことあるなあと思っていたら、「スラムドッグ・ミリオネア」の主役の人だった。共演にシガーニー・ウィーバー、ヒュー・ジャックマンと豪華だけど、どちらも物足りない役所。 目立っているのは、映画の地元南アフリカのラップ・グループのダイ・アントワードのニンジャとヨーランディー。同じ役名での出演で、あっぱれの存在感。 その二人のプロモーション・ビデオ。ある意味、映画より衝撃的。 |
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2015 05,24 18:06 |
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全体的なテイストが70年代っぽくて好きだけど、突っ込みどころ満載の脚本には、だれてくる。 旅する3人の若者のロードムービーからホラーになり、ミステリーっぽい展開もあり、SF映画になり、クライマックスはど迫力アクションという展開。予想できぬ度肝抜くラストと宣伝文句にあったけど、意外と予定調和で普通。この程度の作品なら過去にいくらでもあったね。 観客が知りたいであろう謎は、そのまま分からぬまま。どうでもいい謎ばかり解いて、ラストは綺麗なSFXでもどう?って感じで終了。 コンタクトしてきたハッカーのアジトが分かるまでの映像表現は、なかなかだっただけにもったいないなあ。いくらでも展開を面白くできそうなのになあ。後半、普通の娯楽作になってしまったのが残念すぎる。 栗3つ。 TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン1にて |
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2015 04,12 20:32 |
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ストーリーもとっても僕好み。自分のことしか考えないエゴの固まりの登場人物の台詞の応酬がたまらない。鏡を利用した対話の場面もなんとも秀逸。 とてつもないプレッシャーとストレスに抑圧される主人公の心象風景をサウンドで表現したドラム・ビートの音楽も圧倒的な迫力で、観ているこちらも内臓を口から吐き出しそうだった。 ハリウッド映画界を皮肉る以上に、かつてのスターの再起にかけるある種の怨念と、それに翻弄されてしまった家族との再生を強烈な映像、音楽、演出、演技で突きつけられた。ラストの登場人物それぞれのある種の解放が清々しかったなあ。 栗4つ。 TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7にて。 巨大スクリーンでこの映画が観られて、本当に良かった。 |
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