2009 03,20 21:03 |
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いやはや圧倒された。ワンシーン・ワンショットの身震いするほどのほとばしる演技と、うっとりするほど滑らかでかつ大胆なカメラワークは、とても戦前の作品とは思えない。そして夜の闇に浮かぶ明治の街は、あまりに美しい。 歌舞伎役者の栄光と挫折の影の悲恋、ああ男っていつの時代もダメだなあと思いながらも、逆に今は、こういう女もいないんだろうな。 二人で西瓜を食べる場面、格子越しに流れるカメラワーク、そしてラストの船乗り込みは、映画史上に輝く名シーンだろう。すげえ映画を作ったものだなあ。 とにかく圧倒される。日本映画の誇りだ。栗5つ。 しかし、歌舞伎界ってドロドロしているなあ。(笑) 神保町シアターにて。
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2009 03,15 22:05 |
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2009 03,13 16:18 |
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フィルムはかなり粗いものだったけど、「あくび指南」をオープニングにもってくるのはニヤリ。映画の始まりが「退屈で、退屈で・・・」とはなんともシニカルだ。 たんたんとしたドキュメンタリーだが、なんと言っても小三治師匠の魅力に溢れていて楽しく可笑しい。 扇橋師匠とのやり取りは、男って永遠に少年なんだよなあとしみじみ。なんともいい関係だ。 三三師匠の名前に対する返答が秀逸だった。「いい名前だねと皆が思うのは、その当人がそれだけのことをしたってことなんだろうね。クソみたいな奴がつけるとクソみたいな名前になる・・・。」 楽屋での三之助さんやこみちさんの姿が微笑ましかった。 客席にラッキーさんも映っていたし・・・。(笑) 挿入されている高座の場面では、部分的なのにぐいぐいとひきこまれる。高座を降りた師匠の話は、これまた素敵だ。それでも人間小三治の片鱗しか観ていないのだろうなあ。 同時代に噺家 柳家小三治がいる。これは、なんとも素晴らしいことだと再認識した。 栗4つ。 映画を観た後、せっかくここまで来たのでとらくごカフェへ。今日は、青木さんはいなかったけど、女性スタッフの方とお喋りし、いつものカフェオレとホットサンドを注文。ああ、もうちょっと軽食メニューが充実しないかなあ。 |
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2009 03,07 17:00 |
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2009 03,07 12:00 |
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子供の頃、夢中になって見てた。ギャグ・センスは、当時はものすごく斬新だったが、それを実写にしただけで、この映画には懐かしさ以外の何物もない。
せっかく魅力的なキャラクターと設定があるのに、ストーリーが退屈で残念。 オリジナルのアニメの足元にも及ばない駄作だ。 小原乃梨子とたてかべ和也の特別出演と、ドクロベーの声が滝口順平だったことに涙、涙。 ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン1にて。栗1つ。 それにしてもこういう映画に行くとどうして馬鹿女が多いのだろう。映画の上映中、ずっと喋りっぱなしで、「ケンドー・コバヤシって私を見たら好き になるわよねえ」とか「私ってセクシーだから、ケンコバをおとせるわ」とか、本編に関係ない話ばかり・・・。馬鹿女、死んでほしいなあ。 |
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2009 02,22 17:09 |
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2009 02,21 15:46 |
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見ごたえあった。
警察の腐敗、女性の扱い、ゴードン・ノースコット事件、いろんな要素がからんでおり、また時代背景がこれまたこの種の物語に不気味さと恐ろしさを加味していた。 まあ、テーマを詰め込みすぎたきらいはあるが、サスペンスとしてもドラマとしてもよくできていた。 栗4つ。現実は、あまりに切なく残酷だ。 ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン8にて
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2009 02,08 19:18 |
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2009 02,08 17:20 |
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2009 02,07 17:25 |
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しかし、そのシンプルで単純なリズムが繰り出すサウンドの中に彷彿する個性は圧倒的だ。 ドキュメンタリーとしては陳腐だが、そのステージの迫力は圧巻。いったい何台のカメラで撮影し、気の遠くなる編集作業がスクリーンに再現した世界は、音楽の素晴らしさを伝えてくれる。 それにしてもミック・ジャガーのあの動きと歌声はすごい。なんかもう地球人を超越したパワーだ。 クリントンもストーンズの前では、ただのミーハー親父だった。 栗3つ。 ドームとかスタジアムじゃなかったのが、良かったんだろうな。このキャパでステージが観られた観客は羨ましい。 まあ、映画より生のステージの遥かに素晴らしいのだろう。 TOHOシネマズみゆき座にて。 |
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