2010 04,10 23:42 |
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でもねえ、予想通りの展開に予想通りの結末だったよー。あほかーって感じ。 もうバレバレの展開じゃないかあああああ。 「タクシー・ドライバー」や「グッドフェローズ」で魅せた眩いばかりのスコッセッシ流映像表現は、見る影もなく、キューブリックの「シャイニング」の出来損ないみたいな映像だったよ。 こんな映画観るくらいだったら、「エンゼル・ハート」とか「ビューティフル・マインド」を観なおした方が遥かに有意義で素晴らしいよなあ。 がっかりっす。 謎解きも陳腐。というか謎解きなの? ホラー映画みたいだよ。 栗2つ。ユナイテッドシネマ豊洲 スクリーン10にて。 あ、でも音楽の選曲のセンスは抜群だねえ。 エンドクレジットで流れるThis Bitter Earthが最高にクールだぜ。 |
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2010 04,10 21:00 |
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ニュース映像やドキュメンタリー風の前半の展開がいやらしくなく、リアリティーがある。有名な俳優が出ていないところがまた臨場感があっていい。 エイリアンが来た理由などはあきらかにされないが、最初は人道(?)支援でその後、異なるものへの排斥の感情が人間っぽくていい。 しかし、高度な知的レベルとものすごい武器があるのに、ゴミ箱をあさる動物的なエイリアンがなんだかなあ?エイリアンの親子愛にも笑っちゃう。 後半は、ありきたりのアクション満載だったけど、迫力もあり、見応え十分。 SFのようなコメディのような社会派ドラマのような、ラブロマンスのような、それでいてやっぱり最後はコメディのような変な映画。 栗3つ。 ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン8にて。 |
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2010 04,03 22:38 |
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喜劇に徹した前半が面白い。字幕では都市名になっているけど、実際は空港コードでお喋りしていたり、アメリカ各都市の空撮がとても綺麗。マイルを稼ぎ、航空会社やホテルのエリートメンバーのステイタスを誇る会話が抱腹絶倒。(その筋の人には・・・) 飛行機好きにはたまらない前半が楽しい。アメリカン航空とヒルトンホテルが熱烈タイアップ。 喜劇の中に、職を失う人たちの悲哀と現代人らしい恋愛の姿が若いひと中年の視点から描かれていて興味深い。 古き良きハリウッドの粋でお洒落で、ちょっと切ないラブ・ストーリを彷彿とさせ、とても楽しい映画になっている。 何気ない人生、馬鹿馬鹿しいほど何かに真面目な人々の悲喜こもごもした日常がなんとも言えない。 人事関係の仕事をしている人にも胸に迫るものがあるかもねえ。 エンド・クレジット中の2曲目にかかる曲がこの映画のタイトル・ソング。その詞がとてもよく、この映画のすべてを表していると言ってよい。だから最後まで席を立たないで。 馬鹿馬鹿しくて、悲しくて、ちょっぴり幸せ、それが人生なのかなあ。 栗4つ。TOHOシネマズ日劇2にて。 |
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2010 04,03 18:36 |
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カメラなんか存在してないんじゃと思うくらいのリアリズム。手持ちカメラやクローズアップ、スローモーションの効果的使用など映像は魅せる。爆弾処理場面の緊迫感と緊張感は、本当に手に汗握る。また、緊迫感を増幅させる音楽もなかなか。 ただ、物語は爆弾処理の繰り返しで単調。演技は上手いが無鉄砲で自分勝手な主人公には、辟易。 外国人は皆同じに見える的展開も拍子抜けだし、戦争美化とまでは言わないがささやかな日常の幸せより、戦争での緊張感を求める映画の姿勢にはちょっと疑問。 アメリカ側からだけの視点の映画で、まあ、そこがなんだかなあなのよ。 栗3つ。 TOHOシネマズ スカラ座にて。 |
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2010 03,30 22:19 |
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「トゥルーマンショー」や「エターナル・サンシャイン」の壮大なスケールと圧倒的想像力が昇華された傑作に比べると、今作は、ちょっと小粒だ。 ジム・キャリーの演技は、かなり大げさでスラップスティック・コメディばり、前述の二作で見せた魅力はない。一方、ユアン・マクレガーは、びっくりの名演技。なんとも自然で魅惑的な青年像は、ジムのみならず観客までも彼と恋に落ちそうだ。 愛する男のために脱獄を繰り返す詐欺師の男の実話の映画化。アメリカって、刑務所に入っても自由に電話かけられるし、中でお金も流通しているし、日本ではちょっと考えられないよねえ。他の映画を観た時も思ったけど、刑務所の図書館ってなんであんなに充実しているんだろう? どんな脱獄をするんだろうと思っていたら、電話と文書偽装で表玄関からどうどうと脱獄するんだよねえ。これって、日本の刑務所じゃありえないよな。なんかアメリカって変。 映画の出来としては、普通。でも、人をこんなにも一途に純粋に愛せるって、ちょっといいわーって思っちゃう。 栗3つ。ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン6にて。 ジム・キャリーが自ら言っているように、「トゥルーマンショー」と「エターナル・サンシャイン」は、映画史に残る大傑作。ともに5つ栗映画だよ。観てない人は、こっちを観ような。映画の命は、脚本であることを如実に示す名作だ。「トゥルーマンショー」は、アメリカだから成しえる展開、「エターナル・サンシャイン」は、脳味噌を取り出してぐちゃぐちゃにこねてまた頭に中にもどす、それくらいの衝撃があったなあ。ああ、そんな映画が観たいなあ。 |
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2010 03,28 23:59 |
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このボケナス・ロブには、陳腐な振り付けのダンスシーンでまたしても舞台の映画化でなくMTV風な映像化を見せられる。せっかくイタリアにロケしているのに、ミュージカルシーンは、オールセット。まあチネチッタで撮影中というシチュエーションだからかもしれないけど、とにかく振り付けとかカメラワークが陳腐で平凡でつまんねえんだよねえ。脳味噌ツルツルなのか、脳味噌無いのか、この監督は・・・。 ミュージカル映画って何度も観たくなるものなのに、もう途中で帰りたくて、帰りたくて、もうこれ以上ボケナス・ロブには、ミュージカル映画を作ってほしくないなあ。もう吐き気がする。ひどいものを見せられると本当に頭にくるよなあ。 それに、喫煙擁護団体のキャンペーン映画ってほど喫煙、喫煙、喫煙、喫煙。もう煙たーい。 あー、時間の無駄。今年の最低映画の筆頭。退屈極まりない駄作。 豪華なのはキャストだけ。しょぼい内容にしょぼい展開。しょぼすぎ、あー腹立つわー。 ペネロペ・クルスだけすごいわ。この人、スペイン語でスペイン映画出る時と全然違うねえ。女優だなあ。 栗一つ。 ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10にて。 もうブロードウェーに行って、本物のミュージカルを観て口直ししたい。 |
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2010 03,01 23:24 |
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おいそれはないだろうという設定のタイムスリップ、あまり1910年代の雰囲気も出ていないし、突っ込みどころは満載なれども、この作品の魅力は、もうたまらないほどロマンチックなところだ。一途に人を愛し、運命の恋に燃えるその姿は、なんとも憧れますよねえ。 惜しくも亡くなってしまったクリストファー・リーブとそしてヒロインがジェーン・シーモアだよ、ジェーン・シーモア、ジェーン・シーモア。二人が出会う湖畔のシーンのまあ美しいこと。 ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」も効果的に使われているが、この映画を脚本以上に魅力的にしているのは、ジョン・バリーの音楽 だ。ジョン・バリーは、007の音楽で有名だけど、「野性のエルザ」や「愛と哀しみの果て」など、本来は、叙情的で美しい旋律が持ち味だ。美しいメロ ディーに切ない結末で、女性観客は泣きまくり・・・。 まあ、もうちょっとひねったラストが欲しいところだけど、運命の恋の熱い想いに、観終わった後、誰かに優しくしてあげたくなること受け合いだ。 ジョン・バリーの音楽の美しさに溶けてしまう。 栗4つ。一途っていいわあ。 TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン4にて。
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2010 02,14 19:25 |
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冗長で散漫で退屈なストーリー展開には途中で辟易。あまりにアイデアの無い凡庸なお話にがっかりする。一人70年代の雰囲気をぶっぱなすスーザン・サランドンがものすごいが、正直浮きまくりだ。ラストもあっけないくらい拍子抜け。 丹波哲郎も笑っちゃうくらいのチープな霊界は、ただ綺麗だねとしか感想がない。CGやマット絵ではなく、オールロケで天国を撮影してほしかった。 とにかくお粗末な脚本に観る価値ない。時間の無駄だ。栗1つ。 あーあ、ものすごくがっかり。こんなことなら早朝寄席に行けばよかった。 丸の内ピカデリー3にて。 |
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2010 01,30 15:44 |
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2010 01,27 23:13 |
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