2015 01,18 22:46 |
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高橋大輔のスケートが観たくて、代々木第一体育館で行われたスターズ・オン・アイスに出かけた。個人的には、競技会の張りつめた緊張感の中でプログラムをこなすというのが好きなんだけど、そうしたものから解放された演者の笑顔はそれはそれで楽しめた。これまであまり興味がなかったアイス・ショーだけど高橋大輔が競技会から引退してしまったので、観に来た。やはり、なんと言っても彼の最高の表現力と素晴らしいスケート技術は、誰よりも秀でていて圧巻なのだ。 今回は、リンクから至近の距離だったので、演者の表情もよく見え、スケート靴のエッジが氷を削る音も聞こえた。パトリック・チャンがジャンプした時は、観客席に飛び込んでくるのではと怖くなるくらいの迫力だった。 お目当ての高橋大輔は、もっとフィーチャーされているのかと思ったけど、意外とあっさりしていて物足りなかったなあ。もっともっと観たかったよ。 浅田真央は、やはり多くの観衆を惹き付けるものをもっているな。小塚崇彦は、競技会ではジャンプをよくミスするけど、伸びやかなスケーティングは素晴らしいと思う。 うっとりしてしまったのは、デイビス&ホワイトのアイスダンスだ。アップテンポの曲で踊るペアも良かったけど、やはり優雅な曲の調べで舞う二人の美しさは筆舌に尽くしがたい。 出演者全員で滑るエンディングは、氷上のミュージカルだね。 そして、この代々木第一体育館は、丹下健三の設計なんだよねえ。青空に映えるなあ。すっごい昔、ピンク・フロイドのコンサートを観に来た。贅沢な空間、ここはずっと残して欲しいなあ。 |
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2011 10,01 23:59 |
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にっし君とさいたまスーパーアリーナへフィギュアスケート Japan Open 2011を観に行った。さいたまスーパーアリーナも初めて来たけど、フィギュアスケートを生で観るのも初めてで興奮気味に会場へ向かった。 にっし君は、フギュアスケートに詳しいというか、もうほとんど専門家。演技を見終わった後、「今のは点数でこれくらい」と言うと、まあそれがほとんど近似値。びっくりしちゃう。 出場が予定されていたエフゲニー・プルシェンコ、キーラ・コルピ、サラ・マイヤーが怪我のため代演になってしまったけど、それでも今を時めくフィギュアスケート界のスターが揃った感じで文句の付けようが無いメンバーだ。 会場に入ってみたら、なんと席は、審査員席の後ろ。前のブロックは、テレビカメラも入っているのでごそっと席に誰も座ってなく、目の前で演技が観られるベストポジション。もう、これで興奮しまくり。 さて競技の方は、シーズンが始まったばかりということで、まだまだ調整不足の印象があったなあ。新しいプログラムに挑戦ということもあり、落語で言うネタ卸しの会みたいだったよ。それでもやっぱりテレビと生では随分印象が違うよねえ。 男子の部 フローラン・アモディオ 小塚崇彦 ジェフリー・バトル アルトゥール・ガチンスキー 高橋大輔 パトリック・チャン ガチンスキーは、パワー炸裂と言った感じだったねえ。若さと漲る力で迫力ある演技だった。高橋大輔は、もうボロボロだったねえ。シーズン最初の新しいプログラムってこともあったんだろうけどねえ。でも、やっぱり高橋の滑らかな動きと表現力は、ずば抜けていたなあ。生で観られて良かったよ。 3回も転倒したパトリック・チャンは、それでも堂々のダントツ一位。ジャンプ以外の全ての面で他を圧倒する技術力と表現力は流石だ。 ゲスト・スケーター キャシー・リード/クリス・リード 荒川静香 羽生結弦 ゲスト・スケーターのコーナーは、エキシビジョンのようなアイスショーで、これはこれで楽しかったし奇麗だったなあ。ペアとかアイスダンスで好きなんだけど、テレビじゃ結構カットされちゃうからねえ。もっと観たかった。 荒川静香は、もう本当に美しい。滑らかに連続するスケーティングは、芸術品だと思うよ。 そして、出演の予定の無かった羽生結弦が特別に登場し演技を披露。転倒続出の男子にあって、ゲストの羽生が最もパーフェクトで素晴らしい演技だったよ。 女子の部 アリッサ・シズニー アリョーナ・レオノワ 鈴木明子 ジョアニー・ロシェット エリザベータ・トクタムショア 安藤美姫 もうアリッサ・シズニーが出るから来たのよ。そのためにSS席の1万9000円出したんだよ。もう生でシズニーのスケートが観られるなんて最高。そして、スピンとスパイラルは、本当にため息がでてうっとりするくらいの美しさだった。ずっとずっと観ていたかったよー。1回転んでしまったけど、点数が随分低い気がしたなあ。全体的には、もっと素晴らしかったと思うんだけどねえ。それにあの美しいスマイルに完全にノックアウトだよ。 鈴木明子は、卒なく何でもこなすタイプで出来る子なのに、いつもここぞという時に大会出場に選ばれないよなあ。音楽に助けられたってこともあるけど、今回の日本勢では、鈴木明子が一番素晴らしかった。今回、一番納得の人選。 ジョアニー・ロシェットは、もう別格の存在感。美しく気品溢れる清楚な演技は、圧巻だった。鳥の動きを表現した演技、そして、なんとも美しいスパイラルでトラックの半周近くしたのには引き込まれた。スパイラルは、女子の競技の中には、長い時間入れて欲しいものだよなあ。 そして、続けて驚いたのが、代演出場のエリザベータ。度肝抜くパワーで3回転を飛びまくり。確かに優雅さとか流れるような表現は無いけど、高度な技術力には観客も拍手喝采。後半残り30秒ほどで、3回転をいとも簡単に2連続決めた時は、さすがのにっし君も驚いていたよ。 安藤は、残念な結果だったねえ。 初、生スケート楽しかったなあ。終わってから、にっし君の家に行って、テレビ放送で復習。観客席の自分たちを探しながら再度鑑賞。(笑)にっし君の家のテレビは画面が大きいからいいよねえ。 テレビの視点と実際の会場での視点でこんなにも印象が変わるのかと比較しながら観るのが面白かった。 スケートを観て、そのままアド街ックテレビで神田須田町を観て、美の巨人を観てたら、22時30分になってしまって、もう家に帰るのが面倒になり、そのまま泊まってしまった。 また生で観に行きたいなスケート。またシズーニーを観たいよー。 |
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