2018 03,15 09:15 |
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2018 03,13 16:18 |
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大寺にしては小振りな南大門をくぐると玉砂利を敷いた広い参道と天平の甍と称される巨大な金堂の屋根がぱぁあと目の前に広がる。30年以上前、初めてここを訪れた時の邂逅は、衝撃的であり感動的だった。シンプルであることの圧倒的美しさがここにあった。それ以来、何度も訪れているが、金堂の平成の大修理は、なんと10年もかかった。その間、この景観を見ることができなかったのだ。そしてまた変わらぬ静かな美しさに会えたことの幸福感よ。 奈良時代の建物がこれほど見事なまでに残っているのは、もう奇跡。もちろん堂は国宝だが、堂内に安置されている仏像群もすべて国宝。天平時代の信仰と芸術が今もそのままだ。 境内に一歩踏み込めば、そこはもう奈良時代。着物姿でいると、ちょっとタイムスリップした感が出ない? 金堂を支える柱。この感じもたまらないんだよなあ。 講堂。平城宮の東朝集殿を移築・改造したもので、天平時代、平城宮の面影をとどめる唯一の建築物。今は、その全ての建物が失われた平城宮の当時の姿をここから想像することができる。歴史好きにはたまらない、ロマンチックな建築だ。 鼓楼(左)と礼堂(右)。ともに鎌倉時代の建築だが、特に鼓楼は、他にこうした建築物は見たことがない、独特な形だ。 鼓楼の左隣りに小さく見えるのは、開山堂。かつて国宝の鑑真和上像が安置されていた。現在は、東山魁夷の襖絵でも有名な御影堂に移されている。6月の3日間だけ鑑真和上像を拝むことができるが、それ以外の日は、ここ開山堂に安置されている精巧に復元された鑑真大和上御身代わり像を拝むことになる。御身代わり像も撮影禁止。以前、東京都美術館の特別展で本物の鑑真和上像を見ているが、本当にそっくりだった。 開山御廟へと続く道。瓦を使った土塀が美しい。 土塀の門を抜けると苔が美しい林が続く。 この先に鑑真和上の墓所である開山御廟がある。 鑑真和上の墓所 開山御廟 小さな正倉院のような高床式の校倉造りの経蔵と宝蔵。 なんと経蔵は、唐招提寺創建以前の新田部親王邸の米倉を改造したものといわれ、唐招提寺で最も古い建造物であり、日本最古の校倉だ。 戒壇。創建時からあった建造物だが、現在は、鎌倉時代の石壇のみ残っている。 西ノ京まで来たから薬師寺にも参拝する予定でいたが、この空間から立ち去り難く、結局タイムアウトで薬師寺には行けず。でも、本当にここはずっといたいし、また訪れたい。 |
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2018 03,13 13:36 |
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東大寺南大門。東大寺は、何回来ているかなあ。もう数えきれないなあ。その度にすごいなあと思う。鹿さんも相変わらずたくさんいる。日本人には見慣れた光景だけど、海外の観光客からすると野生の鹿と触れ合える場所は、世界的に珍しいとテレビで紹介されていた。 南大門内の左右に安置されているのは、金剛力士像。運慶が中心となり、快慶、定覚、湛慶ら一門によって制作された。いつ見てもものすごい迫力。8メートルにもなる彫像で、見上げること前提で作られているため、下半身を短く、上半身を長くしているため一層見下ろされているような巨大さを演出している。乳首の向きを外側にすることで、より胸襟の迫力も出しているとのことだ。 鏡池越しの大仏殿。 大仏殿は、江戸時代の再建。幅は、創建時の2/3になっているが、それでも大きいよねえ。こちらも圧倒的な迫力だ。 国宝で巨大な大仏殿に見とれて素通りしてしまいそうだが、こちらも国宝の金銅八角燈籠。何がすごいって、この燈籠は創建当時からここにあるのだ。1300年近く、ここを通っていた人全てを迎えていたのだよ。 境内は三脚を立てられないから、一人旅だと自撮りが厳しいね。 大仏様は、正面と横からでは随分印象が変わる。 よく見ると江戸時代に作られたお顔の部分は新しい。体の部分は鎌倉時代、台座部分には奈良時代のものも残っているらしい。こちらも被災しているからねえ。 堂内には、大仏様のほかにも仏像、彫像が安置されている。 創建当時の東大寺。大仏殿の左右に七重塔が聳えるものすごい景観。発掘調査により基壇の大きさから推定すると高さ100メートルと推定されたというから驚きだ。興福寺五重塔の倍だよ。どんな景観だったのか、見たかったなあ。 二月堂へ登る階段。一段一段文様が異なる。 昨夜、お水取りのお松明が通った二月堂舞台からの眺め。大仏殿の屋根の向こうに奈良の街。 三月堂 この中に広がるのは、世界で最も美しい奇跡の空間。まさにタイムマシン、1300年の時空を超える。ここは、一日中いられるな、僕は。 戒壇院へと続く石段のアプローチが好きなんだよねえ。 |
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2018 03,13 11:40 |
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東大寺の大仏殿と双璧をなす奈良のシンボルで国宝。5回も被災しその度再建された。現在の塔は、室町時代のもの。高さ50メートルは、京都の東寺の五重塔に続き、日本で二番目に高い。 国宝の東金堂。こちらも6度の被災、再建で現在のお堂は室町時代のものだが、奈良時代の雰囲気を伝えているものという。こちらの東金堂は、内部が拝観できる。本尊薬師如来像、日光・月光菩薩像、文殊菩薩像と維摩居士像、四天王像、十二神将像が安置されている。 こちらも国宝の三重塔。北円堂とともに興福寺で最も古い建造物で鎌倉時代のものだが、平安時代の様式を今に伝える需要な遺構だ。 北円堂は、春と秋の特別公開時に拝観可能。内部の仏像、彫像群が並ぶ姿は、東大寺三月堂と並ぶ奇跡の空間。 南円堂。八角の円堂でこちらは、興福寺では新しい江戸時代の再建。そして、今境内には、中金堂の復元建設が行われていて、今年の秋完成予定だ。 そして、国宝館で阿修羅像と再会。東京国立博物館の阿修羅像展では、満員電車の中で押し競饅頭状態だったけど、ここではゆっくりとお会いすることができる。まあ、後ろから眺めることはできないけど。個人的には、迦楼羅像もたまらなく好き。本当は、お堂内にあるのがいいけどね。 |
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2018 03,13 10:00 |
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2015 11,06 16:34 |
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2015 08,09 17:14 |
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香川県のガラス工房にのみや あ〜とさんに特注したとんぼ玉の羽織紐が出来上がってきた。東京の百貨店の催事に頻繁にいらしているので、以前もこちらでとんぼ玉の羽織紐を購入したことがある。最近は、羽織紐の展示即売がなかったのだが、5月に銀座の三越での催事の際に聞いてみたら、作ってもらうことも可能ということで、展示されているものからイメージを選んで、組紐の職人さんにも連絡してもらった。それからとんぼ玉の制作に入り、組紐を付けてもらい、次回の三越の展示で受け取ることにしてた。 |
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2011 04,29 18:11 |
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2010 11,04 01:05 |
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この間、新宿の伊勢丹で蜻蛉玉の展示即売をやっていた。
蜻蛉玉で羽織紐作ったら素敵だろうなあと思っていたら、あったよ。好きな蜻蛉玉を選んで羽織紐にできるみたいだったけど、それなりに時間がかかるので待ちきれず、すでに羽織紐になっているのを買っちゃった。 これがその蜻蛉玉。不思議なデザインでしょ?吸い込まれそう。 こういう硝子なキラキラ風なものと、つや消ししたものも素敵だったんだよねえ。 この蜻蛉玉、香川県の工房にのみやあ~とで作られたもの。結構、あちこちのデパートのイベントに出店しているみたい。また、素敵な羽織紐があったら買いたいな。 |
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2010 10,17 11:58 |
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