2011 02,19 23:09 |
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友人が演出したドラマ。一見、迷子になった中国人のお婆さんの話かと思いきや、現代日本人が抱える孤独や閉塞感が伝わってくる。何故ここにいて、何のために生きているのか、よく分からずに惰性で毎日を過ごしているような、ここからいつか抜け出せるんじゃないかと漠然と希望を持っているけど、一方でそんなのは無理と打ち消している自分がいるもどかしさが切なく思えた。
中国のお婆さんをきっかけに、それまで交わらなかった人たちが交差する一晩の物語は、現代人の寂しさがよく出ていた。 されど、実際は、お婆さんが困っていても助けないのが現代人のような気がする。 あと、貧困層よりの話なので、現代日本ではちょっと感情移入がしにくいかな。 心が通っているようでどこかぎこちない。そんな現代の若者たちが切ない。 レッツゴー三匹のジュンちゃんが驚きだった。 |
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2011 02,14 22:56 |
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大学時代の友人が演出しているドラマが放映されます。「迷子」というタイトルです。前回もこの脚本+演出で「お買い物」というドラマがありまして、知人に紹介したところとても好評でした。その同じ作家、前田司郎さんの作品です。
演出している友人は、当ブログにも「のんだくれ」さんとして、よく映画の記事にコメントしてくれる人です。しばらく会ってないけど、学生時代からパワフルで可笑しくてアクティブでしたね。あ、「のんだくれ」というハンドルネームですが、女性ですよ。で、当時のミス慶應でした。ハンドルネームの「のんだくれ」そのままに、輝かしい伝説もたくさん持ってます。(笑) ドラマとか映画とか、なるべく事前の予備知識が無い方がいいたちなので、中身についてはよく知りません。でも、このおばあさん、不安げで、そして何かを秘めたその表情は、どこかひきこまれます。 という訳で、普段はあまりテレビを観ませんが、これは楽しみです。 良かったら、観てくださいね。 ドラマスペシャル 迷子 2011年2月19日(土) NHK総合 21:00-22:13 |
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2007 09,25 14:51 |
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子供の頃、大好きだったウルトラセブン。契約しているケーブルテレビで30分ものが毎月2本無料で観られるので、ウルトラセブンを毎月2本づつ観ている。
漠然と覚えているもの、意外としっかり覚えているもの、全く忘れてしまっているものがあるが、この第8話は、当時も今も変わらぬ輝きを放っている。 設定がすごい。人間は、信頼関係で世界を平和に保っているので、人間を一時的に狂気にして殺戮をするように変え、人間同士で憎みあい殺し合いをさせて勝手に滅んだ後、地球をいただこうとする計画で宇宙人がやってくるところ。 狂ったタクシー運転手が女を襲っているシーンから始まり、飛行機の墜落事故の葬式シーン、勝手なことを言う参列者などダークなテイストの映像とカメラワークは、一級のサスペンス映画を見ているよう。 シ リーズ中屈指の人気のメトロン星人は、そうしたたくらみを下町の古ぼけたアパートで実行する。アパートの室内でモロボシ・ダンとメトロン星人が卓袱台越し に対話するシーン、外で待つアンヌの肩越しに光る太陽、ため息が出るほど美しい夕焼け空を背景に戦うセブンとメトロン星人など、今見ても度肝抜かれる映像 表現に溢れており圧巻である。 ラストのナレーションもいけてる。視聴者に向け、「これは未来のお話です。安心してください。われわれ人類は今、宇宙人に狙われる程、お互いを信頼してはいません」とは、なんともシニカル。 秀逸な映画を1本観たようなそんな感覚すら覚える驚愕の特撮テレビ番組。やっぱりウルトラセブンはすげえ。 |
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2005 08,11 19:39 |
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後にも先にも、アメリカのテレビ・ドラマ・コメディーで一番笑った番組はこれ。もう、可笑しくて、可笑しくて、笑いすぎてどうにかなっちゃいそうでした。あまりに笑いが止まらないので、母親が気味悪がって部屋を覗きに来たことを覚えています。
僕 が見てた頃は、東京12チャンネル(今のテレビ東京)で、夜7時だか、7時半だか、ゴールデンタイムにやっていました。ゴールデンタイムに海外ドラマを流 すなんて、さすが東京12チャンネル。東京12チャンネルは、深夜に「ゴングショー」とか「予期せぬ出来事」とか「ミスター・ベンソン」とかやっていて好 きだったなあ。 さて、この抱腹絶倒のコメディーは、主人公演ずるシンディー・ウィルアムズとペニー・マーシャルはじめ登場人物がみな変わっていて面白いんです。特にチビのリーゼントの男が最高に面白かったですねえ。 ペニー・マーシャルは、あとに映画「ビッグ」を監督する大物になりました。インタビューに応じるペニー・マーシャルを見て、おいおい、ラバーンじゃんって思いました。 主題歌も爽やかでいい曲でした。リンダ・マッカートニーの曲でした。 余談ですが、シンディ・ウリィアムスのことを、ずっとサリー・フィールドだと思ってました。 |
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2005 08,11 19:36 |
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ものすごくバカでバカでバカなんだけど、可笑しくて憎めないの、このドラマ。
靴 が電話だったり、タンスの引き出し開けると司令部に繋がっていたり、猿が相棒だったりと、もうとことんおバカでアホらしいんだけど、笑っちゃいます。も う、ものすごくアメリカらしいんです。ドジなスパイなのに事件を解決しちゃうお決まりのスラップ・スティック・コメディです。 マイク・マイヤーズの「オースティン・パワーズ」は、このドラマの二番煎じというか、このドラマに捧げられたオマージュですよね。 とにかくはちゃめちゃ、そして主役のドン・アダムスがなんとも憎めないドジなスパイを好演していて、これぞ当たり役、はまり役って感じでしたねえ。 |
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2005 08,11 18:41 |
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アメリカのドラマシリーズの最高傑作は、「大草原の小さな家」と言っておきながら、このドラマの存在を忘れていました。やっぱり、最高傑作は、この「刑事コロンボ」ですな。
このドラマ、もう皆さんご存知のように、最初に事件の犯人と殺人トリックが明かされ、そこから始まるという、とても斬新なスタイルでした。つまり、観客は、犯人が誰でトリックは、何でなんてことは、承知の上で物語を追うことになります。 コロンボ刑事が、どうやって事件の真相に迫っていくか、犯人だと分かっている人間がどのようにコロンボをかわしていくか、そのバトルが楽しいんであります。 そして、このドラマの見所は、その犯人役が毎回超豪華なのです。人気スターというより、演技派、実力派という意味で一癖も二癖もある渋い役者が登場して、コロンボことピーター・フォークと演技の火花を散らすのです。 思 い起こすだけでも、リー・グラント、ジャック・キャシディー、ロバート・カプル、ロディ・マクドウォール、ジョン・カサベティス、アン・バクスター、レ ナード・ニモイ、マーティン・ランドー、ベラ・マイルズ、ジャッキー・クーパー、ホセ・ファーラー、ジョニー・キャッシュ、ロバート・ボーン、ジャネッ ト・リー、ウィリアム・シャトナー、フェイ・ダナウェイ、レイ・ミランド、ドナルド・プレゼンスときりが無い・・・。 ヘンリー・マンシーニの音楽もいいんだよねえ。 し かし、日本でこのシリーズを人気ドラマにしたのは、ピーター・フォークの吹き替えをした小池朝雄の功績が大きいですえね。この人が吹き替えがあってこそで す。「うちのカミさんがねえ」と、絶対真似した人いますよね。今の石田太郎さんもがんばっていますが、やっぱり小池さんの雰囲気を踏襲して、新しさはあえ て出していないですね。小池朝雄が死んだ時、しばらくピーター・フォークも一緒に死んだのだと錯覚しちゃいました。 あ、ちなみに、うちのカミさんが主役の「ミセス・コロンボ」ってドラマもありましたね。アメリカのドラマは、こういうスピンオフが多いですね。 |
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2005 08,11 17:44 |
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これは、ローラ・インガルス・ワイルダーの原作をドラマ化したもので、アメリカのテレビ界が胸をはって世界に誇れる名作です。アメリカのドラマシリーズの最高傑作だと思います。
少女時代のローラが中心の初期シリーズは、微笑ましい笑いの中にも、涙が止まらないほど感動的なエピソードも多く、秀逸な脚本に頭が下がります。 こ のドラマは、同じ役者が何年にも渡って同じ役を演じているのがすごいです。また、役者もものすごくはまっていて、特に意地悪のネリーとその母ハリエットの 悪女コンビがたまらなくいいスパイスです。何故か憎めないの。その悪女の夫のオルソンは、とってもいい人で、なんで、この人たち夫婦なんだろう、というの が子供の頃の疑問でした。 ローラ役のメリッサ・ギルバードやその姉役のメリッサ・スー・アンダーソンは、日本でも人気がありましたね。お姉さんが失明するエピソードは、悲しかったです。 しかし、このドラマを最高たるものにしたのは、父親役のマイケル・ランドンの手腕が大きいでしょう。残念ながら、癌で亡くなったしまいました。この人亡きあと、シリーズは、何度か特番などが作られはしたが、終焉に向かっていきました。 全エピソードを観るには、膨大な時間がかかりますが、時々懐かしいあのキャラクターたちに会いたくなりますね。僕の刺々しい心が少しでも円やかになれますように・・・。 |
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2005 08,11 16:46 |
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子供の頃、アメリカのドラマにはまってました。「バイオニック・ジェミー」は、リー・メジャースの「600万ドルの男」からスピンオフして始まったドラマですが、正直、ジェミーの方が遥かに面白かったですねえ。
主演は、とてもお美しかったリンゼイ・ワグナーです。(写真は、シャーリズ・セロンの「モンスター」みたいですが、ドラマを観れば、その美貌とカワイさにノックダウンは必至です)日本語の吹き替えは、田島令子さんがやられていて、これがものすごくあってましたねえ。 「バイオニック・ジェミー」は、一部人造人間のお姉さんが活躍するものです。高く飛び跳ねたり、力技を行使する時に、バネが伸びるような不思議な効果音がしたのをなんとなーく覚えています。 アメリカのドラマは、視聴率がある限り作り続けるので、段々回を追うごとにマンネリ化していくのが玉に瑕ですね。視聴率が無いと、突然打ち切られるので、日本のドラマみたいに、何回って放映回数が決まってきて、きちんと結末があるドラマとは、大違いですね。 |
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