2015 12,02 23:48 |
|
ひっそりと佇む日本家屋。ここは、かつて愛新覚羅溥傑とその妻 浩と半年間暮らした家だ。一歩なかに踏み入れると、80年間、時が止まったままのような奇跡の空間が広がっている。 平屋建ての決して広くはない家だが、そこかしこに見られる和の意匠は、心を落ち着かせ、安らぎを与えてくれる。すぐ近くに交通量の多い大きな道路が走っているが、とても静かだ。戦前は、もっともっと静かだったんだろうな。 ここでの暮らしが二人の幸せの絶頂で、その後に彼らに起きる出来事や行く末を思うとちょっと切なくなる。 書家としても著名であった溥傑の書も飾られている。ここにあるのは複製品で、本物は郷土博物館にあるらしい。胸を打つのは、浩が亡くなってから溥傑がここを訪れて、ここでの半年間が一番幸せだったと述懐する文章の展示だ。思わず涙腺が切れそうになる。政略結婚だったけれど、本当に愛し合っていたんだなあと痛感した。 硝子戸の廊下は、中庭がよく見え、明るく美しい。こんなところに着物で住めたら、どんなにか素晴らしいことか。 奥の部屋だけ洋間になっている。ここには、二人の幸福だった時代の写真が飾られている。どんなに幸せだったかは、その写真に写された表情でよく分かる。 |
|
2015 12,02 21:48 |
|
日本のワイン王と言われた明治の実業家 神谷伝兵衛の別荘として大正7年に建てられた洋館。松が茂る玄関からのアプローチも素晴らしい。ちょっとした高台に建つこの洋館のすぐ目の前が当時の海岸線。その当時は、さぞかし眺めが良かったろうね。稲毛海岸は、明治の頃から保養所として開けていたらしく、森鴎外や島崎藤村など多くの文人も滞在したそうだ。 テラスにもなっている玄関。昔は、ここから海が見えたんだろうな。アーチやタイルの意匠も美しい。 1階は洋室。シンプルだが椅子に張られた生地が美しい。また大理石の暖炉もある。 2階へのアプローチの階段。赤い絨毯とシャンデリア、壁の窓から光がさす。 2階は、和室。洋風の照明があるものの、障子からさる柔らかい光がやすらぎと落ち着きをもたらすな。 障子、欄間、そして扉の蒔絵が素晴らしい。シンプルで華美な装飾はなく、暑い夏、海から吹く風にこの和室で過ごしていたら、さぞかし気持ちが良かったろうな。 美しい丸窓の向こうに松の緑。 床柱は、ワイン王ならではで葡萄の古木。 贅沢でゆったりとした落ち着きある空間。神谷は、どんな人たちを招いて、ここで時を過ごしたのだろうか。 旧神谷伝兵衛稲毛別荘 千葉県千葉市稲毛区稲毛1-8-35 月曜休館・入館無料 |
|
2015 12,02 21:13 |
|
JR稲毛海岸駅から京成稲毛駅方面へ北上。団地のような無機質な建物と広い道路だけの空間に突如として現れた威風堂々とした建造物。なんと、千葉トヨペットの本社社屋とのこと。旧来の建築に模して建てられたのかと思いきや、明治32年東京の麹町に建設された日本勧業銀行の本店の建物なのだ。その後、京成電鉄が買い取り谷津遊園(子どもの頃によく行ったなあ)に移築、昭和15年から36年までは、千葉市役所として使われていたものを、現在は千葉トヨペットが本社として使っているのだ。なんと素敵な事務所。この建物を大事に使っている千葉トヨペットは、すごくいい会社だなあ。 設計は妻木頼黄と武田五一。びっくるするような大御所じゃないか、ますかすこのオフィスで働く千葉トヨペットの社員が羨ましいぞ。左右対称の美しいフォルム、唐破風の中央玄関がかっこいいなあ。いつまでも使い続けてほしい。 千葉トヨペットのホームページにも説明がある。 |
|
2015 12,02 20:16 |
|
本日は、千葉県千葉市の稲毛海岸に出没。目的地に行く途中、こんなオブジェを見つけた。民間航空発祥の地記念碑とのこと。飛行機の翼とププロペラをデザインした碑だった。 1912年(明治45年)5月に奈良原三次男爵によって、この地に日本初の民間飛行練習場が開設されたことを記念して、1971年(昭和46年)7月につくられたとのこと。開設当時、教官・白戸栄之助氏の操縦で、「鳳号」(複葉式50馬力)が、大空高く舞ったのがこの場所だったのだ。当時は、この辺りが海岸線(今は、かなり先まで住宅地が広がっている)で、富裕層の別荘や飲食店などがたくさん並んでいたらしい。 左にある松は、昭和35年の日本初飛行50周年を記念して、米国ノースカロライナ州の当時の知事から贈られたもの。ライト兄弟が世界で初めて動力による飛行に成功したキティ・ホークの丘の松の種で育った木を植樹したものだそうだ。 記念碑がある公園には、蒸気機関車も置かれている。昭和28年4月から昭和43年5月まで川崎製鉄千葉製鉄所において資材原料などの運搬に使用されていたもの。使用後、千葉市に寄贈された。 |
|
2015 09,06 18:35 |
|
ホテルをチェックアウトして、タクシーを呼んでもらいホノルル国際空港へ。タクシーのドライバーが変な人で、誰かから教わった日本のギャグを連発。「ラッスンゴレライ」とか言っている。新しいのないかと聞くので、「安心してください、履いてます」を教えておいた。 空港でチェックインしてターミナルの中に入ると、ウォーリー・ヨナミネのコーナーが。うちの社長のお父さんのコーナーだよ。 JALのラウンジで休んでいたら、テレビでテニスの全米オープンが。うちの会社もスポンサーなのでCMが流れていた。 帰りの機内食。洋食を選んだけど、前菜は和食のもの。他の客がメインを和食で前菜は洋食がいいとわがままを言ったんだと思う。替えてもらえるかと聞かれ、いいよと答える。 行きは成田からだったけど、帰りは羽田空港に到着。 |
|
2015 09,06 15:54 |
|
あっという間の旅の最終日。今回は、観光したのはハレアカラくらいで、ほとんどホテルでぼうっとしていたか、ちょっぴりショッピングしただけだったなあ。やはり、マウイ島が静かでゆっくりできたな。 オアフ島は、かなり賑やか。でも昼間ビーチで遊んで、夜はショッピングやたくさんのレストランが楽しめるというのも魅力だな。オアフは、日本語が通じる場所も多いし、たくさんの日本人観光客が訪れるのは頷ける。ほとんど日本語が通じないマウイから移動してくれると、ほとんどのお店で日本語で話かけられるので、なんかすでに旅が終わった気分になってしまうけど。 来る前、ハリケーンが次から次にハワイに向かっていて、毎日天気予報を見ながらやきもきしていたけど、来てみたら毎日良い天気でラッキーだったな。 次回は、カウアイ島かハワイ島に行って、また帰りにオアフに1、2泊という感じで、また来たいなハワイ。 ロイヤル・ハワイアン。賑やかなカラカウア通りに至近なのに、ここだけちょっぴり別世界。地の利もいいし、結果的には良かったかな。 |
|
2015 09,05 15:18 |
|
2015 09,05 11:02 |
|
20年ぶりにワイキキ・ビーチで泳いでみた。その間も何度かオアフ島に来ているけど、ビーチは眺めただけだったな。久しぶりのオン・ザ・ビーチのホテルなので、海に入ってみた。旅の一週間前には、ハリケーンによる豪雨の洪水で下水がワイキキの海に流れこみ遊泳禁止となったニュースが流れていて心配だった。それも解除されていたので、良かった。砂が舞うので波打ち際は濁って見えるが、サーファーたちが波乗りしている波は、太陽の光にきらきらと輝いて綺麗だ。 ダイヤモンドヘッドを眺めながらの海水浴、これはやっぱり気持ちがいいね。こんな光景なかなかないと思う。 海側から眺めたロイヤル・ハワイアン。ここだけピンクの世界。(笑)ビーチ・パラソルとデッキチェアは、宿泊者でも有料。一年前から予約可能とのこと、どんだけ人気なの? |
|
2015 09,04 22:08 |
|
アラモアナ・ショッピングセンターから、トローリーでワイキキへ戻る。 新宿や渋谷はさておき、普段銀座しか行かないので、ワイキキは夜遅くまで買い物ができるなあ。DFSも22時30分まで、ルイ・ヴィトンは23時まで営業していたよ。銀座もこれくらいまで店が開いていれば楽しいのになあ。 ヨーロッパのブランド品は、円安なのでほとんどメリットないね。日本で買うのと同じかむしろ高いくらい。 一方、コーチなどアメリカのブランドは安いね。免税にもなるとかなり安い。いつも買っている靴のコール・ハーンも、通常値段が日本のセール時の値段。それがセールをやっていて、さらに安くなっていて、日本で買う値段の半分以下。かなりお得だ。 昔は、もっと夜遅くまで人で溢れていたような記憶があるけど、ちょっと寂しくなったかな? 夜のワイキキ・ビーチ。さすがに静かだなあ。 |
|
2015 09,04 08:00 |
|
マウイ島の最終日。早起きして、ホテルの近くを散歩。天気がいいだけで、気持ちがいい。それにしても静かだなあ。ワイキキは、こうはいかないよね。やはり、ハワイはオアフ以外がのんびりしていていいなあ。 ホテル周辺は、高級な別荘街。敷地は、門番と囲いがあり、なんともハイソサエティーな風情。 散歩から戻ってジャクージーやプールに入る。車いすの人用にこうした器具がプールサイドにおいてある。こうしたところがアメリカだな。 ホテルの規模や宿泊者数の割には大きなプールで、静かにゆったり泳ぐことができた。 そう言えば、マウイ島には、フリートウッド・マックのミック・フリートウッドのお店があるらしいよ。もっと早く気づいたら、行ってたのになあ。さて、チェックアウトして、カフルイ空港に向かうかな。 |
|